幻のハセツネ試走~浅間峠から三頭山

6/27 新山王橋~浅間峠~槇寄山~三頭山~鞘口峠~数馬の湯

みたけ山トレイルランメンバー(成果は上々、みたけ山トレイルラン参戦)でハセツネに挑む。
ハセツネの事実上の予選、ハセツネ30Kはコロナで中止になってしまった。しか~し、ハセツネ30Kにエントリーした人全員に、ハセツネ本戦の優先出場権が与えられたため、予選突破!
本戦に向けた試走の計画を立て、いざ、行かむ!とテンションMaxなところで残念なお知らせ。

2020年のハセツネはコロナのために中止。

昨年のハセツネは台風のために中止。まさかの2年連続中止。
すっかりテンションが下がって、メンバーに試走やめよっか~と言ったところ、来年のハセツネのために行きましょう!と涙がこぼれそうになる返事。よし、幻のハセツネの試走に行こう!
コースは、足慣らしのために計画していた、浅間峠から三頭山。ナイトラン突入、そして三頭山の急登と、前半の山場だ。

200627 新山王橋

緊急事態宣言が解除されてから2週目。上野原駅から、ハイカーが席を埋め尽くしたバスに乗る。新山王橋で下車。ここからハセツネのコース上の浅間峠に上がる。

8:38出発。曇り。しばらくは、道路にそって歩くが、大型車がビュンビュン走っていてちょっと怖い。

200627 登山口

道路を4、5分歩いて道標に従って右折。集落を通り抜けると登山口。登山口ではあるが、しばらく未舗装の林道に沿って歩く。
入口に立てられた「わな猟」の看板が渋い。

200627 浅間峠への分岐

沢の右岸の林道を歩く。、ちょっとした広場に出た後、トレイルが不明瞭になる。あたりを見回すと、いつの間にか左岸に林道がある。橋はなかったよな...気が付かなかっただけかな...。
沢を渡って、左岸の林道に乗り、ちょっと戻って(戻らないで真っすぐ行くとたぶん浅間峠の西のコルに出る)、分岐した林道を東に入って浅間峠の方角に進む。
ところどころ写真のような見落としそうな、控え目な道標がある。しかし、山仕事用の作業道が錯綜し、全く道標のない分岐も数多くある。方向音痴の人はこのルートは避けたほうがいいかもしれない。

200627 浅間峠へ傾斜がきつくなる

浅間峠が近づくにつれ、傾斜がきつくなる。植林の森の中のつづら折りの作業道をジグザグと登っていく。汗が噴き出してきた。

200627 浅間峠到着

9:47浅間峠。森の中にある静かな峠。ここでハセツネのコースに合流。
私の実力だと、本番ではこのあたりから日が暮れてくるはずだ。

山梨側の登山道(作業道?)では、人に会うことはなかったが、東京側の登山道からはハイカーが登ってくる。

ここまで私がトップで登ってきたが、ここでトップ交代。
好きな速さで行っていいよ、と言ったらものすごい勢いで駆けだした。

200627 道祖神のある日原峠

道祖神のある日原峠を通過。
もっと山を楽しみながら走ろうよ~。

200627 花盛り

今の時期、意外と花が多い。
この木は何というのだろう。なんどもここを通っているのに、初めて気が付いた。

200627 権現山の稜線は雲の中

3月に走った権現山の稜線(奥多摩と丹沢の間の山々~権現山から百蔵山)は雲の中。

200627 ハセツネ30km地点

ハセツネ30km地点。
気温は高く湿度も高いが、コースはおおむね木陰で、風もあるので気持ちよく走れる。

かなり速いペースで走ってきて、疲れたので槇寄山山頂でおにぎりタイム。
三頭山が近づくにつれて、ハイカーの姿が多くなる。

200627 三頭山避難小屋

ちょっときつい三頭山の登りをこなして、離れてしまった後続を三頭山避難小屋で待つ。
風が吹き抜け、森の木々がサワサワと葉を揺らす。あ~気持ちいいな~。やっぱり山はいいな~。

200627 賑わう三頭山山頂

12:46、本日の最高到達点、三頭山山頂に到着。
山頂は予想にたがわず大賑わい。写真に写っていない私の後ろ側も広場のようになっていて、敷物を敷いて休んでいる人たちがずらっと並んでいる。

立ったままおにぎりを食べ、水を飲んで下山開始。

200627 鞘口峠

まだ30分も走っていないが、人のいない鞘口峠で一休み。
ここはブナの森の山深い感じのいいところだ。
ハセツネのコースは、ここから月夜見山に向かう。しかし我々は、今日はここから数馬に下る。

200627 都民の森入口

都民の森入口。
始めてきたが、立派な施設だ。トイレのみならず食事ができるところもある。立派すぎる。

ここから数馬行のバスも出るが、1時間近く待つようなので、数馬の湯まで走ることにする。そちらのほうが早いだろう。

都民の森の駐車場をでて、まともな歩道がない、歩行者に厳しい奥多摩周遊道路を少し下る。

200627 奥多摩周遊道路から数馬への道

大きなヘアピンカーブを1つ過ぎると、右手に数馬への登山道。え?ここ?みたいなところにある。

200627 都民の森から数馬への道

数馬への登山道は、おそらくかつては生活道路だったと思われるが、現在はやや荒れている。
しかし、刈払いはされているし、危ない橋は、仮設だがきちんとした橋に架け替えられているので、安心して歩ける。

登山道をでて、ちょっとアスファルトを我慢しながら走って、14:11数馬の湯に到着。
数馬の湯は空いていたので、のんびりと湯につかることができた。

200627 数馬の湯のかつ丼

はい、お約束。数馬の湯でかつ丼とビール。
あ~、久しぶりの走った後のビールが体にしみる!

山と温泉とビールに満足して、温泉センターのバス停から武蔵五日市駅行のバスに乗る。
なんとか一番後ろの席に座れた。天気があまり良くない割には混んでいる。
途中、続々とハイカーが乗車し、十里木(瀬音の湯)ではお年寄りの団体が乗ってきたりして、バスの扉が閉まらないほどの大混雑。バスは増発されているようだが、そちらも大混雑のようだ。
こんなぎゅうぎゅうのバスを見たのは、何ヶ月ぶりだろう。
それよりも、お年寄りがこんな超密なバスに乗って大丈夫だろうか。

(浅間峠から三頭山、完)

参考:
新山王橋8:38-9:47浅間峠9:51-10:48笛吹峠10:54-11:34槇寄山11:44-12:31三頭山避難小屋12:35-12:46三頭山12:56-13:18鞘口峠13:28-14:11数馬の湯

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