久々の塔ノ岳タイムトライアル~丹沢表尾根(1)
12/16 大倉~塔ノ岳~三ノ塔~ヤビツ峠~蓑毛
久しぶりに、体力の衰えを計る、塔ノ岳のタイムトライアルをやることにした。前回は2018年の10月だったので、ほぼ4年ぶりだ(「タイムトライアル・塔ノ岳~三ノ塔」)。ついでにヤビツ峠まで丹沢表尾根の縦走もしちゃおう。
休日はハイカーが多く、登山道が渋滞するので、天気予報をにらみながら金曜日に決行。
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夜明け前に始発バスに乗る。あたりは真っ暗、冬が来たと実感する。おまけに今日はこの冬一番の冷え込み。長袖Tシャツを着て、フリースを着て、さらにウインドブレーカーを羽織る。ポケットには、コンビニで買った暖かい缶コーヒー。
渋沢駅に向かう小田急線では、途中、大量の高校生が乗り降りする。平日の風景。
そして渋沢駅のバス乗り場には、ハイカーはポツリポツリと数人。さすが平日だ。
終点の大倉でバスを下りる。雲一つない快晴。風はなく日射しも暖かい。ウインドブレーカーを脱ぐ。
8:32、塔ノ岳山頂を目指して、スタート。
荷物は水を含め5kg、前回より2kg軽い。せめて前回と同じタイムをキープしたい。
登山口にはまだ紅葉が残っている。
いつものように山の神様にご挨拶。
登り始めると、すぐに葉を落としきった、うすら寒い森になる。
尾根に乗るまではひたすら登り。昨日、飲みすぎたせいか、足がだるくて重い。
尾根に上がったところが雑地場の平。早歩きで登ってきたので、背中に汗をかき湿っぽい。フリースを脱ぐ。
一方、冷たい空気で手がかじかむので手袋をする。
ものすごい勢いで駆け下りてきた空身のランナーとすれ違う。
低い太陽にきらめく海がまぶしい。伊豆大島のシルエットも見える。
大倉尾根は階段が多い。階段は早歩き、平らなところは小走り、心拍数を150以下に抑えながら歩き、走る。
数分に1回くらい先行者を追い越す。平日とはいえ、塔ノ岳は人が多い。
とは言え、休日なら休憩する人で混みあう小屋はひっそりとしている。
駒止茶屋と堀山の家の間で、先ほどすれ違った空身のランナーが登ってきて、追い越される。何回登るのだろう。
尾根の途中から表尾根方面を眺める。ずいぶんと遠いように見える。
堀山の家もひっそり。
左手には真っ白な富士山。
堀山の家あたりから霜柱。昼になって気温が上がると、これがぬかるみになるんだな。
花立山荘の手前、急登が始まるところで時計を見る。あまりいいペースではない。呼吸はいつも通りだが、足、特にふくらはぎがだるくて、登りがしんどい。前回のタイムは切れないかもしれない。
登りの途中で足を止め振り返る。景色を眺めながら、一瞬休憩。
花立山荘に到着。お決まりの構図でパチリ。
少し休憩したいけど、遅れ気味なので先に進む。
塔ノ岳は目前、走れ~。
金冷シの手前に、登山道が徐々に崩落しているところがある。ここは歩く。
心拍数もへったくれもなく、息を切らしながら、山頂に到着。ラップは1時間54分。
あ~疲れた。荷物は前回より2kg軽いのに、タイムは4分遅い。トレーニングをしても時の流れには抗えないか...
山頂にはゆったりとした時間が流れていた。
360度の絶景。特に、丹沢の山並みの奥にある富士山と、その右に連なる白銀の南アルプスが美しい。しばらく山並みを目で追う。
我に帰れば、汗で濡れたTシャツが冷たく寒い。12月であることを忘れていた。フリースを着て、おにぎりタイム。
目の前には、これから行く表尾根がヤビツ峠、そして大山へと続いている。長い尾根だが、塔ノ岳タイムトライアルの目的は達したので、あとはほどほどのペースでいい。登りの足もほぼ使い切っているし。
さて、十分に休んだので出発だ!
(次回に続く)
参考:
今回のコース
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…