雪とカレーを求めて蛭ヶ岳へ~丹沢主脈(1)

1/9 東野~姫次~蛭ヶ岳~塔ノ岳~大倉

沈静化していたコロナも、年明けから急増の様子。
不要不急の外出の自粛という、よく分からない自粛要請がまた出るかもしれない。山登りの後の、温泉&ビールができなくなるかもしれない。行けるうちに行っておこう!ということで急遽計画をたてる。

近場の地図をパラパラとめくる。
丹沢には数えきれないほど行っているが、雪の蛭ヶ岳には行ってないな...。最近、「ひるカレー」なるものの話も聞くし。よし、丹沢主脈に決定。
ちょうど、東京でも大雪が降った後なので、雪はあるだろう。でもたっぷりあったら面倒だな...あるかもしれない。トレラン装備ではなく、ハイキング装備で行くことに決定。

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寒い。冬の夜明け前はさすがに寒い。体の芯に刺さる寒さ。
でも今日は、いつもの倍の大きめのザック(40リットル)なので、装備は十分。モンベルのソフトシェルを着て、中厚の手袋をして暗闇の中、出発。

焼山~姫次~蛭ヶ岳~丹沢山~塔ノ岳と、丹沢を南北に貫く稜線は、丹沢主脈と呼ばれている。
その焼山側の登山口へのアプローチは限られている。神奈川中央交通西の三ヶ木7:00発のバスに乗らなければならない。次のバスは15:30なので乗り遅れたらアウト。その三ヶ木に行くには、橋本駅か相模湖駅からバスに乗らなければいけない。橋本や相模湖でも十分遠いのに。かなり精神的な障壁が高いエリアだ。
相模湖でバスに乗った時には、まだ薄暗かった。暗がりの中に三ヶ木行きの表示板を光らせて、アイドリングしているバスに乗り込む。乗客は5人ほど。道路には雪はなかったが、畑にはまだ雪が残っているようだ。
三ヶ木では、橋本から来たハイカーも合わせ、人が増えた。半分以上が焼山登山口で下りて行った。

20220109 神奈川中央交通西、東野バス停

東野バス停で下車。丹沢主脈は、焼山登山口から始まるが、そちらは何度か行っているので(「ヒルとツツジの丹沢主脈」、「ロングコース~丹沢主脈縦走」)、趣向を変えて東野から八丁坂を登って主脈に出る。

バス停を下りて、道なりにバスの進行方向に少し進むと、八丁坂の登山口への道標があり、そこを左折する。

20220109 東野から八丁坂の登山口へ

しばらくは、集落の中の道路を行く。しっかりと道標がつけられており、迷うことはない。さすが東海自然歩道。
それにしても、寒い!道路が凍っていて、ところどころ滑る。今日はトレランシューズではなく、買ったばかりのミドルカットのトレッキングシューズを履いている。しかし、すでにかじかんだ足先の感覚がない。もちろん指先の感覚もない。先が思いやられる...。

20220109 林道ゲート

林道ゲート。このあたりも含め、何ヶ所か駐車できる場所があり、車が止まっていた。トランクを開け、登山の準備をしている人も見かけた。

20220109 八丁坂分岐登山口

青根分岐へのルートと八丁坂のルートを分ける分岐。ここから登山道が始まる。改めて身支度をして、入山。

20220109 八丁坂下部は雪がない

植林の斜面を登って、細い尾根に出る。尾根上には雪がなくサクサク進む。

20220109 八丁坂の北側は積雪有り

尾根の北側には雪が残る。踏み固められて、少し凍っている。
尾根の向こうから朝日がさす。太陽の光が体に当たると、うそのように暖かい。風さえなければ快適な山行になりそうだ。調子よく高度を上げる。

20220109 八丁坂・鹿の足跡?

雪の上には、動物の足跡が錯綜する。これは鹿かな?

20220109 八丁坂、鳥の足跡

これは間違いなく鳥。でもなんの鳥だか分からない。

20220109 八丁坂の分岐

八丁坂をジグザグに登りきり、トラバース気味に尾根を進むと、ついた、八丁坂の分岐、丹沢主脈の主稜線だ。
登り始めは寒くて、手も足もかじかんでいたが、風も全くなく、今は暑いくらい。ザックを下ろしてソフトシェルを脱ぐ。薄手のフリースで十分だ。

20220109 姫次への登り

姫次に向けて階段を登る。ここは5月にはつつじの美しいところ。
次々とハイカーとすれ違う。蛭ヶ岳山荘に泊まったのだろうか。みんな軽アイゼンやチェーンスパイクを履いている。でも気温が上がって雪はグサグサ、もう必要はない。

20220109 姫次から富士山

姫次に到着。ここは丹沢で一番好きなところ。いつ来てもいいところだ。
ザックをおろしておにぎりタイム。ん?南アルプスが見えている。以前来た時には靄がかかっていたり曇っていたりして気が付かなかった。

20220109 姫次から原小屋平へ下る

ゆっくり休憩したら、原小屋平へいったん下り。凍っていないんだけど、木の板の上の雪は滑りそうで、ちょっと緊張。

20220109 雪の原小屋平

原小屋平は蛭ヶ岳と姫次の間の鞍部。平坦地になっていて、昔小屋があったそうだ。
5~10cmくらい雪が積もっているが、しっかりトレースがついていて、無雪期より快適に歩ける。

20220109 蛭ヶ岳への階段

蛭ヶ岳への登りが始まる。それは、延々と続く長い階段。
北側斜面なので階段に雪が残っている。滑らないように一歩一歩しっかり登る。

20220109 蛭ヶ岳北面からの眺め

階段の途中で足を止めて振り返る。絶景。
檜洞丸へ続く丹沢主稜、さらに西丹沢。その奥には白銀の南アルプス。右手に頭を出している雪山は、おそらく八ヶ岳だ。

20220109 蛭ヶ岳北面より富士山

もちろん富士山も。

20220109 蛭ヶ岳山頂

バス停からから3時間半、雪の蛭ヶ岳山頂。
ほとんど風はなく、人も少なく、静寂の山頂。おまけに暖かい。
ほぼ360度の展望。いつまでも眺めていられる。

20220109 蛭ヶ岳山頂から伊豆諸島

ここまで来て、海が見えた。
伊豆諸島も見える。左から大島、利島、新島。一番右にうっすらと見えているのは、たぶん式根島。

20220109 蛭ヶ岳山荘

さて、蛭ヶ岳山荘でひるカレーを賞味するとしよう。

次回に続く)

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