蝶、そして食い倒れ~台湾・高雄の旅(1)

2/24 成田~高雄

久しぶりの台湾旅行。
今回の目的は、蝶の乱舞と月世界。そして、いつも通り食い倒れ。

170224成田空港

例のごとく、旅の始まりは成田空港。
平日なのに、空港は外国人でごった返し、スイカのチャージができず、数少ないATMは行列(増やしてくれー)、自動チェックインはなぜかチケットが発券されず(カード番号を登録していないせいだった)。
なかなか幸先が悪い。

170224高雄直行便CI103

成田空港第2ターミナルで昼食を食べるときは、いつも天政の天丼。搭乗してすぐに食事が出てくるかもしれないが、おなかが減ったので食べちゃう。
お腹も満たされ、2時半ころに搭乗。高雄直行便は、737-800。3列x2シートの小さな飛行機。座席の液晶モニターがない!映画が見れない。仕方がないから本でも読むか。
170224富士山上空通過

離陸して間もなく、飛行機は富士山のすぐ南側を通過。雪が詰まった火口もはっきり見え、美しい。山頂からあの純白の雪を滑りたい、と思う。でも、実はあの雪はコンクリートのようにカチカチで、滑れたものではないことを知っている。
雪の富士山を一目見ようと、左側の座席に座っていた人が、うわ~っと大勢立ち上がって、身を乗り出すように右側の窓際に寄ってきた。機体が傾くかと思ったよ。

170224雪の南アルプスから中央アルプス

雲は多めながら、山はよく見える。
南アルプスを南側から縦に、光岳から甲斐駒ケ岳まで主だった山頂が一度に眺められる。その向こうには、中央アルプス、北アルプスの峰々も見えている。

170224高雄直行便機内食

そして、おやつの時間に機内食。中途半端な時間でも意地でも1食出すらしい。
豪華おやつのほうがいいのに。

170224台湾上空。

四国をすぎて、空は完全に雲に覆われてしまった。地上の景色は全く見えず、湧き上がる雲と傾いてゆく太陽しかみえない。
それでも台湾上空で見た夕日と茜色の雲は見事だった。

170224高雄空港

雲を突き抜け、海に星のように散りばめられた船の灯りをの上を降下し、高雄空港に着陸。天気は曇り、暑くはないがもわっとした熱帯の空気。
空港では蝶がお出迎え。明日は、蝶の世界二大越冬地の1つ(この看板曰く)である、紫斑蝶(ルリマダラ)の越冬地、茂林に行く。何万もの蝶の乱舞が見られるという。

170224高雄空港でフリーSIMを買う

滞りなく入国手続きを済ませ、ロビーでフリーSIMを買う。中華電信のデータ通信のみ5日間のプランが300TD。パンフレットを指さして、お金とタブレットを渡せば、設定までやってくれる。
隣の隣のカウンターで、悠遊カード(スイカの台湾版)をチャージする。今シーズンから高雄のMRTでも利用できるようになった。(ただし、駅ではチャージできない)。

空港から市内へはMRTですぐ。私が初めて台湾に来た時には、まだMRTがなかったので、空港正面のターミナルからローカルバスに乗ったことを覚えている。釣銭がもらえず、衝撃を受けた記憶がある。
そして、その時の高雄と今の高雄にはさらなる変化があった。
空気がきれいになっている!当時は、空港から出るなり、目と鼻と喉に刺激を感じ、涙と咳が出っぱなしだった。そして、遠くのビルはみんな、排気ガスでかすんで見えた。でも今は、「なんか空気悪いね~」ぐらいのレベルまで改善している。

170224高雄六合夜市

高雄最大の夜市、六合夜市。雰囲気は変わらないけど以前より賑わっている気がする。

170224高雄六合夜市のシーフードの屋台

晩御飯を食べようと思っていたシーフードレストランが、臨時休業だったので、夜市の屋台で食べる。
好きなものを選ぶと、適当に料理してくれる。
真ん中の巨大蝦蛄(30cm以上ある)と生簀の蟹(とても高い)、奥のマテガイ(たぶん)、手前のシダ(オオタニワタリの新芽)を選んだ。
巨大蝦蛄はどんな料理になるのだろう?

170224六合夜市、巨大蝦蛄の素揚げ

蝦蛄は、ぶつ切りの唐揚げになってでてきた。胡椒が辛く、バリバリしていてとてもジャンキー。ビールといける口、でも食べにくい。

170224六合夜市、パパイヤ牛乳

食後のデザートに、夜市の入り口にある屋台で、台湾名物、木瓜牛乳(パパイヤ牛乳)を買う。ずいぶん落書きがひどいな、と思ったら有名人のサインのようだ。本当か嘘かは知らないが、「馬英九」(前台湾総統)のサインがある。

今夜の宿は、夜市から通りを2本隔てた「金石大飯店」。部屋は狭いが、アクセス容易、清潔でリーズナブル。

次回に続く)

コメントはお気軽にどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です