温泉をつなぐ紅葉のハイキング~法師温泉から猿ヶ京温泉(2)
10/29 法師温泉~上ノ山~猿ヶ京温泉
(前回の続き)
朝風呂を浴び、朝食をいっぱい食べて、長寿館を発つ。法師温泉から猿ヶ京温泉と、温泉に始まり温泉に終わる温泉をつなぐハイキング。
登山口は長寿館の敷地内にある。ちょっとわかりにくいが、谷川岳から縦走してきたとき、ここに下山してきたので迷うことはない(「平標から歴史の道、旧三国街道へ至る」)。
長寿館の裏の急斜面をジグザグに登ってゆく。高度が上がるにしたがって、紅葉が鮮やかになってゆく。
空気は冷たいが、背中はじんわり汗をかく。
立派な道路を横切る。現在の三国街道、国道17号線。
ひたすら尾根を直登。
旧三国街道との交差点に到着。休憩。
ここは、大般若塚という場所で、戊辰戦争の古戦場跡。慶応四年四月二十四日に、会津攻めに向かう官軍を会津軍がここで迎え撃ったという。慶応四年四月二十四日って新暦だと何月何日何だろう?慶応四年は閏月もあってややこしいな、わからん。しかし、さすがWiki先生は知っていた、1868年6月14日だった。雨が降っていたらしいので、梅雨入りしていたのかもしれない。
旧三国街道に別れを告げ、短い急斜面を登りきれば稜線に出る。
稜線に出た。道は、稜線上を通るのではなく、尾根の南側をトラバースすることが多い。広葉樹林だったり、植林の森だったりするが、歩きやすい道がずっと続いている。
本日ただ一つのピーク、上ノ山。展望はない。
お茶を沸かして、長寿館で買った温泉まんじゅうを食べる。
足元に太陽光パネルが見えてきた。かつて牧場だった「大田和花の山」という場所だ。あのあたりに下山するはず。
この先、雨が降ったら下りたくないくらいの急斜面を下り、急速に太陽光パネルに近づいていく。
急斜面から解放され大田和花の山の平地に出ると、そこは背丈を超すカヤトの原。道はその中に消えていた。幸いにも太陽光パネルの横は藪が刈り払われていたので、太陽光パネルに沿って歩く。
無事下山。北側の山を見るとうっすら虹がかかっている。雨が降っている様子はない。黒雲に覆われた上越国境から吹き飛ばされてきた雲粒が作った虹だろうか。
ここから30分ほど道路を歩いて、猿ヶ京温泉・まんてん星の湯へ。
源泉かけ流しはよいですな。それに加えて、ここの上州麦豚のとんかつ定食がうまい。東京ではこの値段では食べられないだろう。ビールもすすむ!
すべてのスケジュールをこなし、満足して帰京する。
(法師温泉から猿ヶ京、完)
今回のコース
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…