ハセツネ後半…ちょっと足りない試走~三頭山から御岳山(1)
5/15 仲の平~槇寄山~三頭山~月夜見山~御前山~大岳山~御岳山
先々週は、ハセツネ前半を走ったので(「新緑のハセツネ前半試走」)、今週はその続きの槇寄山からハセツネ後半を走る。とは言え、前半での相棒のペースでは、ゴールの武蔵五日市を目指したら、途中で日が暮れてしまう。
そこで、ハセツネ後半と言うにはちょっと足りないが、御岳山を今日のゴールとする。私が最初にハセツネ後半の試走をしたときと同じルートになる(「ハセツネ後半試走」)。
いつもより早く家を出てタクシーで駅に向かうが、あたりはすっかり明るい。そうか、もう五月、あとひと月もすれば夏至か。
立川駅で乗り換え。ホームの片隅で一人静かにこっそりとサンドイッチを頬張る。
空は鉛色の雲に覆われ、山の頂は雲に隠れている。今日は一日こんな天気らしい。
武蔵五日市駅の駅に着いたら、バス停へダッシュ。予想通り行列だ。コロナだろうが緊急事態宣言だろうが、いつもここは混んでいる。しかし、車内が密にならないよう、バスは増発されていた。
仲の平でバスを下りる。最後まで残っていた我々を含めた5人の乗客は、ここでみんな下りてしまった。いつもならこのバスは三頭山の登山口まで行くが、緊急事態宣言のため短縮運行され、手前の数馬までしか行かない。
先々週下った尾根を登る。
私はいつものユニクロのジョガパンとワークマンのロンTで、歩き出すなり汗が出る。しかし、日射しがないせいか、森に入ると意外と涼しく快適に歩けた。
西原峠から槇寄山を越え、三頭山へ。この登りがかなりきつい。本番だと30kmくらい走って疲れた体で登る。でも今日は歩き出したばかりなので元気にずんずん登る。
コロナのため、三頭山避難小屋は緊急時を除き使用禁止。
三頭山山頂。写真には写っていないが、5,6人のハイカーが休んでいる。三頭山避難小屋から鞘口峠あたりは、人気のハイキングコースで人が多いところだ。
今日最初のおにぎりタイム。
三頭山からくだりきると、緑濃き鞘口峠。
鞘口峠からエイドが設置される月夜見第二駐車場の間は、私のペースでは本番は日没後の暗闇の中を走る。しかし、ここは足元が細かったり、ルートが分かりにくいところが多々ある。本番に向けてしっかりとコースを把握せねば。
新緑が気持ちの良いトラバースルート。踏みしめる落ち葉もふかふかして気持ちいい。
地味な風張峠。すぐ右側を奥多摩周遊道路が通っているので、少し排ガス臭い。
一瞬、奥多摩周遊道路を走る。
アスファルトは足に厳しい。
奥多摩周遊道路から左の登山道に入る。が、トップは道標を無視して、真っすぐ道路を走っていってしまう。お~い、月夜見山をパスするつもりか、トレランに来たのに道路が好きなのか!地図みとるのか!
大声で呼び戻す。
以前はずっと尾根左側のトラバースルートを行ったのだが、「難路」との道標が設置されていたので、尾根沿いのトレースを行く。
月夜見山山頂。山頂の表示がなければ、気にせずに通り過ぎてしまうような、森の中の丘だ。こんな山になぜ「月夜見山」という立派な名前がついているのだろう?
由来を調べてみたが分からなかった...。では面白くないので、惰性人説を2つあげる。
1.月読命(ツキヨミノミコト、ツクヨミノミコト)から
隣の三頭山は、かつて神々が集う山「神妻山」と呼ばれていたそうである(wiki。ただ、集ったのではなく、オオモノヌシクシカマタ神という神が降りただけとの話もある)。ならば、三頭山の隣の低い山に、天照大神の弟神の月読命が降りてもおかしくない?
2.月が良く見えたから
字面の通りそのまんま。ただ、今は森の中の山頂だが、かつてはカヤトのひらけた明るいところだったらしい(「東京周辺の山」第5版p26)。だったら月もよく見えたことだろう。
エイドが設置される月夜見第2駐車場は、コロナで閉鎖され、車は一台もない。
駐車場の片隅には満開の八重桜。ふと百人一首のうたを思い出す。
もろともにあはれと思へ山桜
花より外に知る人もなし
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…