第15回ハセツネ30K参戦
4/2 秋川渓谷リバーティオ~西戸倉登山口~城山~荷田子峠~臼杵山~小坂志林道~ゴロハチ林道入口~市道山~入山峠~今熊神社~秋川渓谷リバーティオ
ハセツネ30K(公式ホームページ)に参戦。
このレースに参加する目的はただ一つ、500位以内に与えられる、秋に開催される「ハセツネCup」の優先エントリー権だ。500位といっても、日本トップレベルのランナーが多く出場するレベルの高いレースなので油断はできない。前回の11回大会(「第11回ハセツネ30K参戦」)はちょとあぶなかった。
武蔵五日市駅から、徒歩でスタート会場のリバーティオへ。途中で受付をすませる。
今年は桜の開花が早い。もう満開だ。
スタートの1時間以上前に、リバーティオに到着。ちょっと緊張するな。
道端にザックを置いて、装備とウエアを整え、サンドイッチを食べ、荷物を預けて、準備万端。
スタート40分前にスタートラインに並ぶ。
今回からウェーブスタートが導入されている。なんだかよくわからないが、最終ウェーブの第3ウェーブを指定された。こんな後ろだよ。
いきなりハンディを負う。
第1ウェーブ、第2ウェーブのスタートを見送り、第3ウェーブスタート。
負けるもんかと、皆、ものすごい勢いで走り出す。
私も、先頭集団を見失わないように(との意気込みで)第2集団に混じって、力の限り走る。
広徳寺の先で一瞬渋滞。しかし、全体のペースが速いので、すぐに解消。沢戸橋でロードに出ると、ますますペースが上がる。苦しいよ~。
最初の上り坂を登り切ったあたりで、第2ウェーブのランナーを抜く。まずい、もう抜いちゃった。登山口はすでに大渋滞だな~。
城山登山口...全く予想通りの展開。全く動かない大渋滞、
第3ウェーブの先頭集団も前のほうで止まっている。どんなに速く走っても、第3ウェーブは渋滞をまぬがれない。
城山の登り。完全に林間学校のハイキング。
グミ尾根に入ってもこの状態。動いちゃー、とまって、とまっちゃー、動いて。
ちょっとした下りでもテンポよく下れないランナーがいて、そうすると行列は完全に止まってしまう。
荷田子峠をすぎると、上り坂になりややペースは速くなるが、びっちり詰まった状態は変わらない。
かなり焦ってきた。通常、レース本番は試走の8~9割くらいの時間で走れるので、最悪試走のタイムを見込めばいい。しかし、歩いてばかりなので、この時点で試走のタイムを30分ほど超過している。そうこうしている間に、第1ウェーブ、第2ウェーブ早い人はどんどん先に行ってしまう。そして、第2ウェーブの遅い人たちが第3ウェーブの行く道をふさいでいる。
もう、写真を撮っている余裕はない。気を抜くことなく前の人にぴったりついて、少なくとも順位を下げないようにとまることなく歩く。前がとまれば、さっと抜く。ヨメトリ坂の分岐まで黙々と歩く。
ヨメトリ坂の分岐で突然渋滞解消。ここから下りの足を使い切るくらいのつもりで、猛ダッシュ。急な下りも躊躇なく、駆け降りる。少なくとも数十人抜いたようだ。小坂志林道のチェックポイントのトイレがちょっと気になったが、止まることなく小坂志林道を走る。
ゴロハチ林道の登りはひたすらパワーウォーク。すぐ後ろをぴったりとついてくる女子がいる。すごいな~。でも負けんぞ。
市道山分岐についた時には登りの足を使い切って、もう少しで攣りそうだった。
でもあとは下りメイン。登りは流れに乗り、下りで順位を上げる。
ふと、顔を上げると、周囲の山々は満開の山桜に彩られていた。足が攣りそうなことを一瞬忘れる。
写真撮りたい、でもそんな余裕はない。
今熊山の下りでスピードを上げ、さらに順位を上げる。
必死の思いでゴール。
想定タイムを30分ほど遅れていたが、比較的余裕をもってハセツネCupエントリー権をゲット。
仲間のひとりも直後にゴール。
もうひとりの仲間は残念ながらゲットならず。
楽しみにしていた参加賞ののらぼう菜をもらう。のらぼう菜はかき菜に似ていて、おひたし、炒め物、みそ汁、チーズ焼きなど、どう料理しても食べごたえがあっておいしい。
例のごとく瀬音の湯へ。
そして、例のごとくレストランに入らず、直売所でビールを買って、キッチンカーでピザを買って、今日一日を振り返る。
不利な条件でよく頑張った。試走より遅くなったレースは初めてだ。
最終ウェーブは、どんなにスタートダッシュが速くても渋滞デフォなので、私のような凡庸なランナーにとってかなり不利。来年は改善してほしいところだ。
(ハセツネ30K参戦、完)
参考:
地図
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赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…