ハセツネ後半試走~槇寄山から御岳山
7/21 仲の平~槇寄山~月夜見山~御前山~御岳山
先月はハセツネ前半の試走をしたので(「ハセツネ前半試走~武蔵五日市から槇寄山」)、今月はその続きの、ハセツネ後半の試走。
そろそろ梅雨が明けてもよいころだが、その兆しは見えない。なんとか今日一日は持ちそうなので、不安ながら家を出る。
武蔵五日市駅に到着。私の不安をそのまま映したような鉛色の空。
ここから数馬行きのバスに乗る。
バスの乗客は少なかったので、最後部の座席を陣取り、捻挫防止に足首をキネシオロジーテープでテーピングする。
仲の平でバスを下りる。山の稜線は雲に覆われていて見えない。
登山口までの道には、アジサイがきれいに咲いていた。
銀竜草も咲いている。
まだ8時を過ぎたばかりだというのに蒸し暑い。仲の平から西原峠へ汗だくになって登る。
そして、予想はしていたが道は蜘蛛の巣だらけ。蜘蛛の巣を払うために、ストックを振り回しながら歩く。はたから見たら、見えない何かと戦っている危ないおっさんだ。
1時間ほどで先月の試走の到達点、槇寄山の山頂に到着。
ここから先、惣岳山までは歩いたことのない未知の領域だ。
山頂からの展望。晴れていれば富士山が見えるが、今は雨が降らないことを祈るのみ。
山頂で休むこともなく、駆け下りる。
しばらく蜘蛛の巣との格闘を続けるが、月夜見山からやってきた登山者とすれ違った瞬間に解放される。きっと彼もその瞬間に解放されただろう。
緑に囲まれた、立派な三頭山避難小屋。
そういえば、雲が切れて日が差してきた。意外と天気が良くなるかもしれない。
三頭山の山頂に到着。先客は5、6人。
今日初めて、ザックを下ろして休憩。大福で腹ごしらえ。最近、山で大福にはまっている。アンパンと違ってパサパサしないので食べやすい。そして、つぶれても食感が全く変わらない。
三頭山からひたすら駆け下り、鞘口峠到着。深い森に囲まれたベンチが印象的。
このあたりは、「都民の森」という自然に親しむための東京都の施設であるためか、ハイカーが多い。
都民の森は、ハイキングコースが錯綜している。
風張峠から、登山道は右手(東側)に奥多摩周遊道路を見ながら、尾根の西側斜面をトラバースするようについている。
その斜面にはこんな立派な岩もある。登りたくなるよね。
山というより、樹林の中の丘のような、月夜見山山頂。ベンチがあったので、座って大福を食べる。
月夜見山を下って、道路に沿って少し戻ると、そこは月夜見第二駐車場。ハセツネ唯一のエイドポイントだ。
本や動画では、ここのエイドは夜の暗闇の中(ランナーがここにたどり着くのは日没後)、照明が煌々と光り輝く不夜城のよう、そして、多くのランナーが休憩している戦場のよう。しかし、今は人影も少なく静まり返っている。
月夜見第二駐車場から、滑りやすい急坂を下りきったところが、小河内峠。ここからまたまとまった登りとなるので、ストックを出す。
稜線がまた鉛色の雲に覆われ、幽玄の世界になってきた。さっきまでの晴れ間は、つかの間の夢だったのか。
この稜線の道は、いくつかの巻道ルートが派生しているのだが、今日は巻かないで尾根を忠実にたどっている。と、ボロボロ崩れる急登が現れた。まるで沢の詰めのようだ。さすがに本番でここは巻くよな...ヤマケイ地図でビックリマークもついているし。
惣岳山の山頂。
人はいない。今にも雨が降りそうだ。先を急ごう。
御前山、大ダワ、とひたすら走り続ける。
ちょっとした岩場を登りきると、大岳山山頂。
ザックを下ろして大福を食べる。と、ぽつりぽつりと空から水滴が落ちてきた...
確か、先月にここに来た時も、頂上でお昼を食べ始めたら雨が降ってきた(「職場ハイキング~大岳山」)。呪われた山頂だ。
御岳山は近い。でも雨はザーザー降っている。
御岳山到着。雨は本降り、もはや歩いている人などいない。
最低でも日の出山まで行こうと思っていたが、もうテンションはゼロ。すっかり戦意を喪失してケーブルカーで下山する。
参考:
仲の平8:15-9:13槇寄山-10:17三頭山10:24-11:37月夜見山11:45-13:10御前山13:20-14:59大岳山15:07-16:06御岳山
(完)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…