富士登山競争のトレーニング~秦野駅から大山(1)
5/8 秦野駅~蓑毛~ヤビツ峠~大山~高取山~弘法の里湯
富士登山競争の五合目コースにエントリーした。
富士登山競争に参加しようと、初めて申し込んでからはや5年。先着順で負けたり、抽選で外れたり、コロナで中止になったり、まだ一度も走れていない。
今年こそは走れると信じてトレーニングに励む。
五合目コースは、富士吉田市役所から富士山五合目佐藤小屋に至る、距離15km、標高差1480mのコース。ずっと登りっぱなし。下りどころか平らなところもほとんどない。しかも、前半は私の苦手なロード。必然的にロードを走って登るトレーニングが必要だ。
私の住んでいるところには、坂道がない。そこで、近場でまとまったロードの登り+トレールのの登りのトレーニングができるところを探して、目を付けたのが丹沢の大山だ。(近場といっても2時間近くかかるが...)
秦野駅から大山山頂までは、ほぼ登りで、水平距離およそ11km、標高差は1100m、前半の蓑毛まではロードだ。富士山五合目よりひとまわり小振りだが、まあいいだろう。
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朝の秦野駅前。
GW中の小田急線は、スポーツウエアを着た学生たちでにぎわっていた。
天気予報は晴れ。確かに頭上は晴れているが、丹沢の山々は鉛色の雲に覆われている。
道に迷わずに駅前を抜けるのが、今日最大の難所のように思う。
GPSの力も借りて、駅前を抜ける。関東ふれあいの道を淡々と走る。意外とアップダウンがある。ダウンはいらない。
日が高くなるにつれて、暑くなってきた~。ロードは暑いよ~、はやくトレールに入りたい。日陰をつなぐように走る。
開けた工事現場。新東名高速道路の工事中だ。
これができると、中央線沿線の山々のように、丹沢の山々の頂で、つねに高速道路の車の音を聞くことになるだろう。
関東ふれあいの道に入ってしまえば、道標も多く迷うことはない。
車道の真ん中に鳥居。阿夫利神社の鳥居らしい。阿夫利神社の鳥居はあちこちで見る。いったいいくつあるのだ。
うわ~、やっと蓑毛バス停。ここまで、ただただ、暑い、の一言。
ここにはトイレもあるので、ちょっと休憩。
蓑毛がヤビツ峠への登山口だが、そこからもしばらくは整備された道。木陰が涼しいのがありがたい。
沢を渡って、本当の登山道になる。急斜面にジグザグにつけられた登山道が続く。新緑と花がきれいだ。ウグイスも鳴いている。あまり頑張らずに、ふんふんと登っていく。
お~、江の島だ。ヤビツ峠に近づくと、木々の間から湘南方面が見渡せる。
バイクの音や人の声が聞こえてくるとヤビツ峠。駅から1時間40分くらい。
峠の広場で休憩。風が吹き抜け心地よい。思っていたより人がいない。
大山へのハイキングコースはよく整備されている。
トラロープや鎖場もある。でもちょっと傾斜があるだけで、危なくはない。
スミレをよく見かける。
尾根から北西に目を向けると、雲が垂れ込める丹沢の山々。一見、南アのようなすごい山深い場所のように見える。
表参道に合流すると、人、人、人。
山頂まではもう少し。
鳥居をくぐって山頂に到着。駅から2時間半。トレーニングのつもりで来たけれど、花を眺めたり、新緑の写真を撮ったりしながらゆっくり登ったので、疲れなかったな...。
写真を見ると誰もいないように見えるけれど、山頂の広場は人で埋まっている。座れるところを探してうろうろする。結局、立ったままおにぎりタイム。
山頂から下山ルートを見下ろす。
市街地の間に島のように残された緑の尾根。「野菊と信仰の道」と名付けられたこの尾根を、鶴巻温泉まで駆け下る。
(次回に続く)
今回のコース
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…