行くんじゃなかった赤指尾根~雲取山から赤指尾根

1/12 鴨沢~七ツ石山~雲取山~七ツ石山~赤指尾根~峰谷橋

ちょっと遅めの6時ちょっと前に家を出る。
無風。手袋はしなくてもいいか...でもしよう。夜明け前はちょっと寒い。
あれ?バス停には人の列。そうか、今日は平日だった。

20230112 奥多摩駅

奥多摩駅到着。休日ならここまで座ってこれるが、今日は中央線は座れなかった。
でもさすが平日、鴨沢行のバスには6人しか乗っていなかった。

鴨沢のバス停からコンクリートの登り坂。
無風快晴。すぐに暑くなってきて、ソフトシェルを脱ぐ。手袋もいらないくらいだ。

雲取山登山口。なんか変わったな。

20230624 登り尾根の廃屋

登り尾根をトラバースするように登っていく。
途中、かつての集落の跡がある。
しばらくは緩い登り。軽く走る。

20230112 登り尾根堂所

堂所でトレールは登り尾根の尾根筋にのる。
今日はなんか調子が悪い。走れる登りだが、早歩きで登る。

ちょっとそこまで買い物に行ってきます、みたいな不思議な身なりの若いお兄さんを追い抜く。

20230123 七ツ石小屋

七ツ石小屋。
ここから巻き道を使って、ブナ坂から石尾根にのろうと思っていた。しかし、落石の音が聞こえるのでダイレクトに石尾根に向かう。

20230123 七ツ石小屋の水場

七ツ石小屋の先の水場には水が出ていた。

20230123 石尾根に到着

霜柱でボコボコになったトレールを踏み抜きながら、急登を登ると石尾根に出た。さすがに風が冷たい。
手袋を厚手のものに替え、ニット帽をかぶる。

トレールを踏み抜いたときに、あらぬ方向に力がかかった。足が少し痛い。

20230112 七ツ石山山頂

誰もいない七ツ石山。

20230112 石尾根から南アルプス

白銀の南アルプス。甲斐駒ヶ岳から聖岳まで見えている。
美しい。

20230112 石尾根から奥秩父

進むにつれて奥秩父の山々が見えてくる。こちらは黒い。

20230112 石尾根に雪が出てきた

雲取山が近づくにつれて、雪がでてくる。ところどころ凍ってはいるが、チェーンスパイクを履くほどではない。

20230112 石尾根、雲取山はもうそこ

雲取山の山頂はもうすぐそこ。

20230112 雲取山山頂

山頂だ~。

20230123 雲取山山頂から奥秩父

雲取山山頂到着!
鴨沢から3時間15分。疲れた、だいぶ時間がかかった。冬山装備が夏より2kg重たいせいだろうか。それとも調子が悪いのか。

風が全くないので、手袋をはずしても寒くない。のんびりとおにぎりタイム。
目の前には、秋に、日没と必死で競走した和名倉山から将監峠の稜線(「奥秩父東部の秘峰めぐり」)。

20230112 雲取山山頂から石尾根

お約束の1枚、雲取山山頂からの石尾根。さて、下るとするか。

20230112 再び七ツ石山

再び七ツ石山。
日が高くなると暑さMax!ニット帽も手袋も暑くてたまらん。ニット帽を脱ぐと、汗で髪の毛がぺったりと頭に貼りついている。う~、なんかみっともないが、人がいないからいいだろう。

20230112 石尾根、七ツ石山を越えて

七ツ石山を越えて、さらに石尾根を行く。赤指尾根、その先には御前山が見えている。

七ツ石小屋への分岐まではトレースがあったが、その先はトレースがない。道は、霜柱で浮き上がった薄い板が乗ったような状態。一歩踏み出すごとに、バリッ、ボコッと踏み抜き、アキレス腱をストレッチしたり、見えない石につまずいたり、走りにくい、と言うか危ない。

20230112 石尾根、赤指尾根分岐

当初の予定では、鷹ノ巣山に登って、榧ノ木尾根から下るつもりだった。しかし、霜柱の踏み抜きで左足のふくらはぎを痛めた感じなので、赤指尾根から峰谷へ下ることにする。

20230112 赤指尾根上部

最初は、薄暗い植林の森の中の急坂を、霜柱を踏み抜きながら下っていく。
ところどころトレールは不明瞭で、作業道が錯綜する。テープも見かけるが、作業用の目印のようで、登山道じゃないところにもいっぱいついている。
地図で現在位置を確認しながら、慎重に下る。

20230112 赤指尾根トラバース、尾根道分岐

赤指尾根の登山道は、山と高原地図では1364mのピョコの先の鞍部から、尾根筋をはずれてトラバース道になる。
登山道が尾根からはずれるところに分岐を示す道標があった。

山と高原地図に従って、トラバースルートを行く。植林の森はますます暗く、トレールには灌木がかぶさり、あちらこちら足元は崩れ、どんどん憂鬱さが増していく。

20230123 赤指尾根の植林の森

尽きることのない植林地獄。
霜柱が終わったら、今度は枝打ちした枝に足を取られる。トレランシューズの中は細かい枝や葉っぱだらけ。不気味で憂鬱な森の中をただ一人、走り続ける。

こんなところなら、来るんじゃなかった。ゆっくりでもいいから、ブナの森の榧ノ木尾根を下ったほうがよかった。

20230123 赤指尾根登山口

やっと道路に出た。

しかし、、、ここは誰?私はどこ?
地図を見ても、ここからどうやってバス停に行けばいいかわからない。
山では迷わないが、登山口で迷う、山あるある。

20230112 峰集落

峰集落らしい...
しょうがないのでスマホのGPSを見てみるが、地図と実際の道路が違っている。
う~ん。
人に道を尋ねたいが、人はいない。

20230112 花入神社

GPSはこれを突っ切れと言っている。バチは当たらないかな~。

神社を突っ切ると、裏手に峰谷集落へ続くトレールがあった。ホッと胸をなでおろす。
しかし、峰谷のバス停から奥多摩駅に向かうバスは、1時間後。

20230123 峰谷橋

しかたないので走る。鴨沢から奥多摩駅に向かうバスが停まる峰谷橋バス停まで、普通にロードを走る。ああ、しんど。榧ノ木尾根を下ればよかった。

赤い峰谷橋が見えてきた。やっとゴールだ。もう、山に日が沈みそうだ。

20230112 もえぎの湯の角煮丼

奥多摩駅からもえぎの湯に直行。休日は入場制限をしていることが多いが、平日なのでガラガラ。
腹が減ったので、食堂でビールと角煮丼。今日の苦難の道の疲労を回復するには、ボリューム不足か。
あぁ、赤指尾根なんて行くんじゃなかった。

(雲取山から赤指尾根、完)

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参考:
鴨沢9:28-11:12七ツ石小屋11:20-12:43雲取山13:00-14:02赤指尾根分岐14:09-15:24峰-16:11峰谷橋

地図:

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