悲願!安達太良山登頂~安達太良山往復
3/11 安達太良高原スキー場~安達太良山~安達太良高原スキー場
何度行っても頂上に立てない山がある。一昨年、やっと頂上に立った日光白根山(「リ・リ・リベンジ白根山」)もその一つだったが、それ以上に登頂がかなわないのが安達太良山だ。
安達太良山自体は、特に難しい山ではない。しかし、行ってみたら吹雪ということが何度もあり、また、スキーなのに雪がなかったり、仲間が途中ばてて引き返したりと、学生時代から通っているのに、未だに頂上に立ったことがない。
天気図を眺め、絶対に穏やかな晴れが続くと確信し、早朝4時に東京を出て安達太良山に向かう。
東北道は快晴、高原山や那須の山々を眺めながらの快適なドライブ。
あだたら高原スキー場に到着。ここから安達太良山を往復する、もっとも間違いのないコース。
それにしても雪が少ない。
ブルーラインリフトに乗って出発。
ブルーラインリフトを下りて歩き始める。
以前は、ゴンドラで薬師岳展望台まで一気に上がることができたが、今は、一番下のブルーラインリフトに乗って、あとは薬師岳展望台まで歩いて登らないといけない。
穏やかな天気を越えて、陽ざしが強く暑すぎ。歩き始めたばかりなのに、もう汗だく。ウールの下着を着てきたことを激しく後悔する。登りだからいいか、と手袋もはずし素手でポールを握る。
雪が柔らかくシールが良く効くのは助かる。
樹林帯の急登を登り切れば五葉松平。安達太良山や箕輪山の山稜が見えてくる。
五葉松平は名前の通り、松が密生していて藪っぽい。靴で歩くのは問題ないが、スキーを履いているとはなはだ歩きにくい。
稜線に出たら、真っすぐに安達太良山の山頂を目指す。
なだらかに登る尾根をひたすらスキーで歩く。風は全くない。暑い~。
安達太良山東面の大斜面。今日は雪崩の心配もないし、適度に腐った雪なので快適に滑れそうだ。
山頂が近づくと、斜度が上がる。しかし、雪の状態がいいので、サクサクと登る。
山頂は、すぐそこ!
山頂直下のコルにスキーをデポし、山頂へ。
山頂に到着!悲願達成!
今日みたいなコンディションであれば、アホみたいに簡単に登れてしまう。
山頂からは360度の展望。そこかしこにスキーで滑れそうな斜面が見える。
磐梯山が近くに見え、はるか遠くには飯豊かな?白いラインもうっすらと見える。
次から次へと登山者が登ってくる。
さて、下ろう。お待ちかねの大滑降。
東面の斜面を真っすぐ滑る。遠くから見ると急斜面のように見える。しかし、滑ってみると雪がやや重いせいもありちょうどいい。
風を切りながら春スキーを楽しむ。
できるだけ谷沿いに滑ったほうが快適そうだが、尾根を見ながら滑っていたらすぐに尾根に乗ってしまった。
尾根に乗ると藪スキー。来た道をややトラバース気味に戻る。
五葉松平から藪の急斜面を滑り抜け、あだたら高原スキー場のゲレンデトップへ。誰もいないゲレンデを滑り下りる。
さっさと車に乗り、岳温泉の岳の湯へ。
簡易宿泊所を備えた温泉。源泉かけ流しで、硫黄の匂い。温度高めPH低め。
湯に足を入れると、兼用靴が当たっていたところがピリピリする。
猪苗代湖に夕日が沈む。
こんな時間にも関わらず、多くの車が出入りする駐車場があった。車をとめて湖畔へ。
メルヘンチックな世界があった。
天候に恵まれ、悲願の山頂を踏むことができて、満足の一日だった。
参考:
地図
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今回のコース
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…