ハセツネ後半試走その2~槇寄山から日の出山
9/1 仲の平~槇寄山~月夜見山~御前山~日の出山~つるつる温泉
ハセツネは来月13日。計画的に準備を進めていかなければならない。
7月にハセツネ後半の試走の試走をした(「ハセツネ後半試走~槇寄山から御岳山」)。しかし、雨が降ってきて心が折れてしまって、御岳山でケーブルカーで下りてしまった。また、風張峠から月夜見第二駐車場までのルートが、走りにくいうえ、暗くなってから走るルートなので、もう一度事前に走っておきたかった。
そこで、もう一度、後半を走りに行くことにした。
武蔵五日市駅からバスに乗り、前回と同じように仲の平で下車。
見上げれば、空はべったりと曇っている。これから行く稜線は厚い雲の中。今日の降水確率は10%。それを信じて山に入る。
ダブルストックで西原峠を目指してガシガシ登る。案の定、濃いガスに行く手を遮られる。
今日も蜘蛛の巣にやたらひっかかるが、蜘蛛は許せる。熊だけは出てきませんように。
きのこがいっぱい生えている。秋ですな~。
これは何だろう?シロタマゴテングタケかな?ドクツルタケかな?いずれにせよ、白いキノコには手を出さないほうがいい。
ホトトギスの花。花の形はだいたい一緒でも、色のバリエーションはたくさんある。
西原峠を経て、槇寄山山頂。ハセツネのコースに合流。
ガスで全く展望のない山頂、誰もいない。
ここからしばらく軽快な下り。木々の間に、露で可視化された蜘蛛の巣が数えきれないほどかかっている。
槇寄山と三頭山の最低鞍部からまたストックを使う。少し登ると三頭大滝への分岐。
よしよし、ちょっと晴れ間が出てきたぞ。
三頭山避難小屋。泊った人がいるようだ。
三頭山中央峰に到着。
三頭山には西峰と中央峰、そして東峰の3つのピークがある。3つのピークがあるので三頭山というという説もあれば、山頂付近に御堂があるので、御堂山がなまって三頭山になったという説もある。
今日はどんよりと曇っているが、人気のハイキングコースであるためか、広い山頂の西峰には、数パーティーが賑やかに休憩していた。
静かな中央峰でザックを下ろし、大福を食べる。と、ぽつりぽつりと雨が落ちてきたので、すぐに出発。
山頂付近にある展望台。どんな景色が見えるんでしょうね~。
鞘口峠を越えるとどんどんガスが濃くなる。
まるで夕暮れのように足元が暗く、ライトが欲しいくらいだ。
お、なんか美味しそうなものが生えているぞ。
しめじのたぐいか?でもしめじの仲間は毒があるのも多いんだよな。
これは、おそらくホウキタケかキホウキタケかハナホウキタケ、ホウキタケは食べられる。キホウキタケとハナホウキタケは毒キノコ。
40km地点到達。今日はまだ10kmちょいしか走ってないけどね。
この失敗したパンプキンケーキのような物体は、アカヤマドリ?
途中、濃いガスに巻かれ、ルートを見失って強引に藪を漕ぎ、三頭山山頂に到着。ここは慎重に行かないとナイトランではルートをロストしかねないな。
月夜見山第2駐車場を越えて、小河内峠に向かっていると、なにやらオレンジ色のゴムまりのような物体が、ルート上に落ちている。
近寄ってみると...子供の頭ほどの大きさの巨大なアカヤマドリだった。
小河内でストックを出して黙々と登る。
前回、「沢の詰めかい!」と突っ込んだ斜面は、今日は巻く。
トレールの上を、瑠璃色の虫が十匹以上、わらわらと歩き回っていた。センチコガネのようだ。センチコガネは糞食。この辺りは動物のウ〇コだらけということか。
ガスに包まれた惣岳山と御前山を越え、大ダワに向けて長い下り。途中のクロノ尾山の道標はなぜかカラフル。
大ダワ到着。トイレがある。
ハセツネでは、ここには、疲れ切ったランナーを誘う、大きなリタイアテントが設置されるという。
今日は味噌おにぎりを食べて、もうひと走り。
大ダワからしばらく走りやすい緩い登り。そして岩場が出てきたら大岳山の頂上は近い。
今年4度目の大岳山。前回も前々回(「職場ハイキング~大岳山」)も何も見えなかったが、今日も何も見えない。
なぜか街を歩くような格好でたたずむ若者がいた。
岩っぽくて滑りやすい道を下ると、大岳山荘@休業中。でもトイレは入れる。
ここから御岳山までは、ポピュラーなハイキングコースだが、崖際の滑る岩場もあり、道標にもある通り「滑落事故発生 通行注意」なのだ。夜は心して歩かねば。
御岳山。よっしゃ、ちょっと疲れたけど、雨も降っていないしまだまだいける!
でも、有料エイド(売店)に立ち寄りコーラを買う。売店のおじさんに、ハセツネの試走をしていると話したら、「お疲れさん、ゴミがあったら、全部ここで捨てていきなさい。」とのこと。ありがたい。
コーラ片手に、参道を御岳山エリアから日の出山に向かう。
本日最後のピーク、日の出山に到着。なんとか天気はもった。
日の出山から金毘羅尾根への下り。例のステップが細かすぎて危ない階段。
何度でも言う、誰だ、こんなものを作ったのは!
金毘羅尾根を右に見送る。ガチランナーが金毘羅尾根を下っていく。ハセツネのルートは金毘羅尾根だが、今日はつるつる温泉に入りたい。なので、直接つるつる温泉に下る。
最後のロードがちょっとしんどいが、あっという間につるつる温泉に到着。
長距離に体が慣れたのか、多少疲れたもののどこか痛いこともなく、気持ちよく湯につかる。
参考:
仲の平8:15-9:14槇寄山-10:21三頭山10:27-12:11小河内峠12:16-13:11御前山13:14-13:51大ダワ14:00-14:55大岳山15:02-16:16日の出山16:21-16:55つるつる温泉
(完)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…