お手軽だけど倒木が...~月夜見沢

8/24 藤倉~月夜見沢~ヒイラギ沢~御前山~湯久保山~藤倉

7月中頃から隔週で週末に台風がやってくる。それも今まにないような風雨の奴。
この夏は、すでに3つの山行が台風で中止。幸い、今週末は台風は来ないようだが、沢はどうなっているか分からない。当初は谷川の沢を計画していたが、増水していたらおっかないので、奥多摩の小さな沢に行くことにした。

190824 月夜見沢入渓点

目指すは秋川の月夜見沢。初心者向けのお手軽沢として有名だ。
入渓点は、この「ヤマメ禁漁」の看板。

190824 月夜見沢入渓して間もない様子

先週の台風のためか、ちょっと増水しているようだ。激しい流れのしぶきが心地よい。

190824 堰堤越え

すぐに堰堤越え。うっとおしいけどしょうがない。
二つの堰堤を、いずれも左岸から巻く。

途中、ワサビ田の石垣などあり、奥多摩ノ沢らしい人臭さを感じる。

190824 月夜見沢下部のゴルジュ

ちょっとしたゴルジュもあり、小さい沢ながら雰囲気満点。

190824 樋状の小滝

3mトイ状の滝。穏やかな流れに、ときどき水遊びにもってこいの小滝がかかる。

190824 月夜見沢二俣

なんだこれは。流れにトラロープが張られ、通せんぼされている。
ここは二俣。通せんぼされている直進が本流、右がヒイラギ沢。今回は右へ行く。

190824 ヒイラギ沢最初の滝

ヒイラギ沢に入ると、川幅はぐっと狭まり、小滝が連続する。とは言え、難しい滝はなく、サクサクと楽しく越える。

190824 ヒイラギ沢6m滝

6m滝。滝が増えるのは良いのだが、同時に倒木も増えてきた。滝の途中で倒木をくぐったり、またいだりがしんどい。

190824 ヒイラギ沢奥の二俣

ヒイラギ沢奥の二俣。今回は左へ。

190824 ヒイラギ沢の倒木帯

倒木帯がしばらく続く。

190824 ヒイラギ沢トイ状

4mトイ状滝。倒木帯を抜け、楽しい水遊びに戻る。

190824 ヒイラギ沢終了急な詰め

水遊びに戻ったと思ったらすぐに沢終了。
崩れやすい急登を足場を探しながら、じわじわと登る。さっきまでの沢の涼しさはすでに微塵もなく、灼熱地獄の中を汗だくで登る。

190824 小河内峠から登山道

急登を詰めると、小河内峠さきのピョコに出た。いやあ、倒木がうるさいけど、お手軽で楽しい沢だった。
ここからは先月走った道(「ハセツネ後半試走~槇寄山から御岳山」)を御前山へ向かう。

190824 御前山山頂

あまりの暑さのためか、御前山山頂には人影なし。
のんびりとランチタイム。

190823 御前尾根の湯久保山分岐

御前山から車を停めてある藤倉に戻る。
御前尾根を下り、湯久保山の分岐で尾根通りに入る。自分としては、沢でなくここからが、今日の核心。
尾根通りは、手元の山と高原地図では太い点線の「難路」となっている。分岐の道標にも「道悪し」と。さらにその先は、地図では細い点線に...。藪漕ぎは慣れているので、道がないのは気にしないが、逆に崖沿いとか、岩場に中途半端に道があると怖い。

さてさて、道の悪いほうへ行きましょうか。

190824 尾根通りの藤倉への分岐

尾根通りの藤倉への分岐。
ここまでは、確かに「道悪し」だった。尾根の右側斜面に平均台の幅x3くらいの、土と落ち葉の細い道が続く。それが、明らかに右側に傾いている。そして道の右側は崖。落ちても死なないとは思うが、かなり痛そうだ。左手で木をつかんでいないとずりずりと行ってしまいそう。雨が降っていたら絶対歩きたくない。

さて、ここからの細い点線の道はどんなだろうか...

190824 猿が歩いている

細い点線の道は、ちょっと藪っぽいところがあるものの、おおむね歩きやすい道だった。山仕事の道として踏まれている感じ。

途中、民家の前の道を猿が歩いているのを見かけた。大きな猿もおっかないよね。

190824 藤倉への下り

里山の仕事道のような道を藤倉まで下る。

車を回収し、途中、瀬音の湯に寄って帰路につく。

(完)

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