信仰と展望の尾根を走る~奥多摩・惣岳山から棒ノ折山
3/10 御嶽駅~惣岳山~岩茸石山~棒ノ折山~さわらびの湯
3月に入りすっかり春めいてきた。初春の山を走りたくて奥多摩に行く。
出発する直前まで、防寒着を薄手のフリースにするかダウンにするか迷った。夜明けの空気はそれほど冷たくない。フリースを着て出発。
8時過ぎ、御嶽駅に到着。ほとんどの登山者は御岳ロープウエイ行きのバスに乗るが、私は身支度をして、反対側に向かって走り出す。
駅の北側から惣岳山に登るのだが、登山口が分かりにくい。こんなふうに慈恩寺の境内の左側にある。
今日の目標は、登りもすべて走ること。
惣岳山へは、緩やかな登りが続く。それにしても暑い。上着を脱ぐ。
よく整備された道が続く。
途中に小さな祠がある。小さくても「真名井神社」という神社である。そして、登山道に張られたしめ縄をくぐり、神の領域に入る。
惣岳山山頂。木々に囲まれた広場のような山頂に、青渭神社の奥宮が鎮座する。なんと、大国主命を祭っているとのこと。出雲からご苦労様です。
ちょっと休憩、おにぎりタイム。
そして、岩茸石山を目指して、出発。
見事に皆伐されている。景色はいいんだけど、こんなに切っちゃって、土壌流出したりしないんだろうか。
ちょっと岩っぽいところもある。
岩茸石山に到着。
北から東の展望がよい。とてもすがすがしい山頂だ。ここだけハイキングに来てもいいだろう。
木々の葉が落ちているせいもあるが、展望のよい尾根道が続く。気持ちよく走り続ける。
黒山山頂を軽快に通過。
権次峠へ緩やかに登ってゆく。さすがに足が重くなってきた。
権次峠から棒ノ折山へは最後の登り。しかし、この登りは、木の根が縦横無尽に張り出していて、走って登るのはしんどい。
10:42、棒ノ折山に到着。秋に来たときは、まるで花見のように敷物を敷いた人たちで賑わっていた。でも今日は3パーティーしかいない。とても静か。
ザックを下ろしてロング休憩。
遠くにうすぼんやりと白い稜線が見える。まだ春の遠い、谷川岳と上越国境だ。あっちでスキーをするのもいいな...。
権次峠からは、尾根沿いにさわらびの湯へ下る。写真を撮っていたらガチの女子ランナーに抜かされた。でも、荷物は多くても下りは得意。ところどころ雪の残る段差の多い階段だが、駆け下って、女子ランナーを抜かさせてもらう。
だいぶ引き離したので、ちょっと休憩。とにかく暑くて汗だく。さわらびの湯はもうすぐだ、はやく汗を流したい。
11:30、さわらびの湯にゴーーール。
走った後の風呂はいいね~。でもさわらびの湯は、食事をするところがないのと、ちょっとCl2の香りがするのが残念。
3月10日だが、まだ雛壇が飾ってあった。隣には、「ヤマノススメ」の立て看板。
みんな、「ヤマノススメ」を知っているかい?
もちろん私は知っている。見たことないけど。つい最近まで「ヤマノムスメ」だと勘違いしていたけど。
バスに40分ゆられて飯能駅へ。なぜか人が多い。意外と栄えている飯能駅。
参考:
御嶽駅8:15-9:08惣岳山9:12-10:42棒ノ折山10:52-11:30さわらびの湯
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…