温泉ついでに…~御岳山・日ノ出山
11/28 古里駅~大塚山~御岳山~日ノ出山~ひので三ツ沢つるつる温泉
温泉に行きたくなった。でも、ただ温泉に行くのはつまらないので、ついでにハイキングもできれば…と選んだのが、秋川のつるつる温泉だ。御岳山の神社にお参りして、山を越えて温泉に行けば充実した休日が過ごせるだろう。
ふもとの人里ではちょうど紅葉の盛りだ。崩れかけた物置のような小屋を覆う蔦も見事に色づいている。
登山口の楓も真っ赤だ。ここから動物進入防止のゲートをくぐり、登山道に入る。
始めは整備された人工林の中をひたすら登るが、670mくらいで尾根にのる。ここからは左が植林された針葉樹林、右側が広葉樹の雑木林になり、明るくてなだらかな道を行く。
厚く積もった落ち葉の上を歩く。ただ、さすがに御岳山の登山道だけあって、道は固く踏まれている。
なおも進み、御岳山への道標があちらこちらに現われると突然集落に出る。御岳山、武蔵御嶽神社の門前町だ。山道を登りきったところに、急に天上の街が出現したみたいで不思議な感じだ。ナムチェバザールを思い出した。
ここには多くの宿坊やみやげ物屋が軒を連ねる。このような茅葺の古民家もある。
地図で現在地を確認。武蔵御嶽神社の本殿に向かう。
途中に国の天然記念物、神代ケヤキがある。がっしりとした幹に枝を広げ、見上げるほどの大きなケヤキだ。言い伝えによればヤマトタケルノミコトの東征のときよりあるとのことだが、そうすると樹齢1000年以上。でも実際は1000年はないらしい。
武蔵御嶽神社の参道の両脇にはみやげ物屋がならぶ。狭い通りの両側にみやげ屋が軒を連ねるさまはとてもアジアっぽい。周荘や九份を思い起こさせる。
奥多摩の名産と言ったらやっぱりわさび。
大きな鳥居をくぐり、石段を登り御嶽神社の本殿を目指す。ここも紅葉が美しい。
本殿の額と鈴。武蔵御嶽神社は、創建が奈良時代以前に遡ると言われる由緒正しき神社。いくつもの国宝や重文を所蔵している。
本殿はなかなか重厚なつくりで、厳かな祝詞の朗誦も聞こえてくる。
本殿からの眺めもよい。
御嶽神社で参拝を済ませ、道標に導かれ日ノ出山に向かう。ほとんどアップダウンのない森林の中のトラバース道を40分ほど歩く。
ラーメンでも作ろうかと場所を探すが、平らなところには人が座っているのでなかなかない。しかたなく端っこに場所を見つけ、柵と向かい合ってラーメンを食べた…
平井川源流部は皆伐が行われていた。平成23年の春まで行われる予定で、まだ始まってひと月もたっていないがこのありさま。森林整備と言うけれど、地べたがむき出しになるような伐採が、自然のためになるのだろうか。
心行くまでヌルヌルになって、湯上りにビールを引っ掛け帰途に着く。バス停は日ノ出山から下山した人で大混雑。
参考
武蔵御嶽神社ホームページ
つるつる温泉ホームページ
西東京バス公式サイト(つるつる温泉~武蔵五日市 五20番)
(御岳山・日の出山、完)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…