太魯閣渓谷再び、白楊歩道へ~金門島、台湾一周(14)
2/18 花蓮~太魯閣渓谷(白楊歩道、燕子口歩道)~花蓮
(前回の続き)
花蓮と言ったら太魯閣渓谷。花蓮から台中まで、台湾中央山脈を越えて台湾を東西に貫く中部横貫公路。その花蓮からの道は、深く暗い大理石のゴルジュの絶壁に掘り込まれた道である。ここはすでに2度訪れているが、何度行ってもいい。
今日の天気予報は曇り時々雨。ちょっと心配だが天気予報はよく外れるので大丈夫だろう。
8時に宿をでて、まずはとなりのカフェ?で朝食。
プレーンの蛋餅。クレープとのことだが、モチモチでクレープ味のプレーンチヂミといった感じか。
チーズバーガー。バーンズを蛋餅と同じ鉄板で焼く。
衝撃の事実!
チーズバーガーに挟まれているのは、チーズと目玉焼き。
食事をしている間に晴れてきた。
やっぱりね。
駅に行く途中で、花蓮太平洋従谷マラソンの看板を見つけた。太魯閣渓谷を走るのは面白そうだ。
でもよく見れば、これ、去年の日付だ。
花蓮バスターミナル。
ここから好行バスの太魯閣線に乗る。好行バスは台湾各地の観光地を走る路線バス(ホームページ)。
発車5分前に乗り込むと、三分の二くらいの座席が埋まっていた。ここまでで乗ったバスで一番混んでいる。さすが太魯閣渓谷。
左側の座席に座ったほうが良かったかも。
これから行く山は、雲に覆われている。
バスはしばらく海岸に沿って北上する。
七星潭の海岸が美しい。たくさんの人が朝の散歩を楽しんでいる。
帰りはここで下車して、私も散歩しよう。
太魯閣渓谷の入り口が近づいてきた。いい感じに晴れてきたぞ。
バスは、どんどん狭まる谷を行く。行く先高く、谷を渡る吊り橋が見えてきた。
うなりをあげながら、バスは急なヘアピンカーブを登ってゆく。高い山の頂が見えてきた。
空も山もきれいだ。来てよかったな。
さっき、上のほうに見えた吊り橋のある燕子口に到着。
ここで、三分の一くらいの乗客が下車。みんなポールを持って、しっかりとしたハイカー姿。
この吊り橋を渡ってみたかったが、事前予約が必要らしい。
燕子口あたりから太魯閣渓谷の核心部。
細長い空の垂直の崖の隙間を、右に左にうねうねと、トンネルを出たり入ったり、あっちにカメラを向け、こっちにカメラを向け、激しくバスに揺られてゆく。
明るく開けた場所に飛び出る。このバスの終点、太魯閣渓谷最大の河岸段丘にある天祥だ。
ビジターセンターや、食堂、ユースホステル、セブンイレブンまであり、観光客でにぎわっている。
ビジターセンター。太魯閣渓谷に関する様々な資料が展示されている。
日本語パンフレットをもらっていこうとしたら、中国語はこっちだよ、と手渡された...
天祥から先へ、さらに中部横貫公路を西へ進むと、台湾中央山脈の合歓山付近の標高3200mの峠に至る。そこは写真の通り冬は雪山だ。南国台湾にも雪が積もるのだ。
うわ、野生の何かがでるらしい。なんだかよくわからないけど。
太魯閣渓谷には、いくつもハイキングコースがある。天祥から最も近い、白楊歩道に行くことにする。
白楊歩道は、天井から滝のように水が降り注ぐトンネルで有名。しかし、事前の調査では、このトンネルは修繕のため閉鎖されているとのことだ。トンネルまで行けなくても、その手前にある、写真で見たことのある大きな滝を見に行きたい。
雲がなくなって暑くなってきた。膝までのズボンにしておいてよかった。
日焼け止めを塗って出発。
しばらく道なり。写真を撮りながらのんびりと歩く。
あのロックシェッドのあたりに歩道の入り口があるはず。
あった。
ロックシェッドの途中に白楊歩道入り口のトンネル発見。
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…