リオ・ガジェゴスで間一髪~アルゼンチン、パタゴニアの旅(12)


1/22 エル・カラファテ~リオ・ガジェゴス

前回の続き)

念願のペリトモレノ氷河を訪ね、そして次はどこに向かうか?

当初は、絶景ドライブのルート40をバスで北上し、ペリト・モレノをへてサルミエントに至り、化石の森、ボスケ・ペトリフィカードをトレッキングしてから、コモドロ・リバダビアを経由してバルディス半島の観光基地、プエルト・マンドリンへ行こうと思っていた。

ところが、交通事情があまり良くないうえ、いくつかの旅行会社にメールしても返事が返ってこず、状況がよくわからない。日程に余裕がないのでハプニングは避けたい。
そこで、バスの便が比較的いい(あくまでも比較的)リオ・ガジェゴスに出て、そこから大西洋に沿って北上しプエルト・マンドリンに行くことを考えた。初めてエル・カラファテを訪れたルート(「やっちまったよ、こんなところで。」)を逆にたどるのである。

だが、プエルト・マンドリンからブエノスアイレスへの飛行機がいっぱい。ブエノスアイレスに戻るのが大変。しかたがないので、プエルト・マンドリンの手前の街、トレレウに向かうことにした。トレレウ空港からブエノスアイレスへの飛行機には空きがあった。

ただし、不安が。
トレレウの旅行会社にバルディス半島のツアーの有無をメールで尋ねたところ、ツアーがあるという。しかし、支払いは銀行振り込みのみとのこと。カードで支払えないかと問い合わせたら、返事が来なくなってしまった。何回かメールしたがなしのつぶて。足だけ確保して、ツアーは現地で何とかするしかない。

200122 エル・カラファテの両替

今日はバスでリオ・ガジェゴスに移動するだけ。ゆっくりと朝食をとり、10時にチェックアウト。
その足で、リベルタドール大通りの両替に行く。前回のチリの旅行(「仕事を辞めてチリへ~チリの旅(1)」)で、現金不可の不意打ちを受けて大量に余ったチリペソを、アルゼンチンペソに替える。
両替にパスポートチェックはわかるが、結婚の有無まで聞かれる。なぜ?

天気は晴れ。空気は乾いているが、歩くと暑い。なにげなくポケットに手をやると、そこにはホテルの部屋の鍵が。やばい、時間がないのに。重たいザックを背負って、汗だくになりながら、ホテルに走って戻る。

200121 エル・カラファテの公園からの眺め

鍵を返し、空港に向かう。途中、長い階段を上って丘の上に立つ。エル・カラファテの街が見下ろせる。
ここから見る景色になぜか見覚えが、、、と思ったら、地球の歩き方のエル・カラファテのページの最初にある写真の場所がここだった。

200121 エル・カラファテ郊外のバスターミナル

荒野と言っていい造成地を突っ切る。これからホテルとかが建つようだ。
バスターミナルが見えてきた。

200121 リオ・ガジェゴスに向かうバス

30分前にバスがきて乗車開始。時間前にバスが来るなんて、アルゼンチンも変わった。
なんかお腹が減ったな~。ホテルに戻ったせいであまり時間に余裕がないので、カフェに行くのも危険だ。そういえば、リオ・ガジェゴスには、死にそうになってバナナを食べたカフェがあった(「エル・カラファテに到着!したものの…」)。到着したらそこで腹いっぱい食べることにしよう。
11時半、エル・カラファテを出発。

200122 エル・カラファテからツーリング

砂漠の真ん中の道をツーリングしている。すごい。

それにしても、この道は通っているはずだが、全く見おぼえない。熱でもうろうとしていたので当然か。

200122 グアナコ発見

グアナコ発見!わんさかいる。
アンデスの山々が小さくなっていく。さようなら~。

200121 esperanzaで休憩

小さな街、Esperanzaで休憩。
腹減った。ビスケットを食べる。

バスは再び乾いた平原をひた走る。こんな時には、、、地平線に目を凝らす。

200122 蜃気楼

あった、蜃気楼だ!自称、蜃気楼評論家の面目躍如。
丘が海に浮く島のように見えるタイプ。これとか、これとか、これとかと同じタイプ。

いつまでも見えている蜃気楼をぼけ~と眺め、バスは走る。

20122 リオ・ガジェゴスに到着

16時、予定よりちょっと遅れてリオ・ガジェゴス(Rio Gallegos)のバスターミナルに到着。
ターミナルの窓にバスマップが貼ってある。現在地、リオ・ガジェゴスは、一番下の南米の先端付近にある円。今日、ここから夜行バスに乗って、下から3番目にある大きな円のトレレウ(Trelew)に明日の昼到着。

リオ・ガジェゴスバスターミナル。意識を失いそうになりながらバスを待った待合室はそのままだ。つらい思い出だが懐かしい。よし、バナナを食べたカフェで遅いランチだ!だ!だ、、、だ?カフェはどこ行った?

なくなってる...

200122 リオ・ガジェゴスバスターミナル

グーグル先生に近辺の飲食店を尋ねるが、何も答えてくれない。
とりあえず、外に出てみるが、車がビュンビュン通る幹線道路はあっても、飲食店は全く見当たらない。
う~ん、リオ・ガジェゴスバスターミナルは、ブエノスアイレスやフエゴ島に行くバスが出る、南の交通の要衝だ。だが、なにもない。カフェもない。

街の中心まで2kmくらいあるが、とりあえず、そっちのほうへ行ってみる。重いザックを背負って。

200122 リオ・ガジェゴスバスターミナルの近くの道

歩いている人はほとんどいない。カフェもない。店らしきものもほとんど閉まっている。ちょっとやばい感じである。
小さなよろず屋があったので、しかたなく、そこでハムカツサンドとコーラを買ってターミナルまで戻る。途中で雨まで降ってきた。なんかみじめだ。
ターミナルでハムカツサンドを頬張る。パサパサしている。隣に犬がやってきて、じっと私を見つめている。

バスが出発する19時になろうとしているが、バスがこない。南米時間だな、大丈夫かな~。私が乗るバスは、Tramat社のバスだ。Tramat社のバスは黄色い車体がトレードマーク。
バスターミナルには、andesmar社のフフイ行きの青いバスが停まっているだけ。フフイだって。フフイは通ったことがある(「標高4000m、アンデス越え」)。ほぼボリビアやチリとの国境にある街だ。このバスはアルゼンチンを南から北まで縦断するんだ。スゲーなー、4000kmくらいあるかな。

なにげなく手元のチケットに目を落とすと”Jujuy”と書いてある。
ん?フフイ?...もしかして!
慌てて、エンジンがかかっているバスに駆け寄り、ドライバーに見えるように窓越しにチケットをかざす。
ドライバーは「Si」(「そう」)と言って扉を開けた。

危なかった...。こんな地の果てで乗り損ねたら詰むところだった。
コードシェアだろうか。

19:05、リオ・ガジェゴス出発。私のために5分遅れて出発。
緊張がゆるんだせいか、乗ってすぐ爆睡。

次回に続く)

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