登り尾根は登れるか?~奥多摩・登り尾根から七ツ石山(1)


1/19 鴨沢~登り尾根~七ツ石山~鷹ノ巣山~倉戸口

本年初の山登りはどこへ行こう?

この頃、走ってばかりだが、実を言えば、山は走るよりもゆっくり楽しむところだと思っている。
山を走るのは、限られた資源(時間、お金)で、できるだけたくさんの山に行くためと、体力づくりのためだ。

新年なので、ゆっくり山を楽しもう。
ゆっくり山を楽しむには、オフトレイルに限る。そもそも、オフトレイルで五感を使って高度を上げていくのが「山登り」であって、単に登山道を歩いているだけなら「山上り」ではないかと思う。

地図を眺めて、気軽に楽しめそうなところを探す。よし、奥多摩・七ツ石山の「登り尾根」にしよう。鴨沢から七ツ石山を登る登山道は、小袖乗越から堂所まで登り尾根をトラバースするようについている。しかし、この登り尾根の稜線は、2万5千図を見る限り、特に危険なところもない明瞭な尾根。たぶん行けるに違いない。
ネットで検索すれば、記録が出てきそうだ。でも、知ってしまったら面白くないので、あえて地図だけを頼りに、白紙の状態でのぞむ。

6時に家をでる。まだ日は出ておらず寒い。でも、ワークマンで買った防風ズボンは暖かい。今日の登山の目的の一つは、このズボンを山で試すことだが、大丈夫そうだ。

190119 鴨沢バス停

奥多摩駅から満員のバスに乗って、鴨沢で下車。バス停には「かもさわ登山口」の立派なプレートがかかっている。こんなのあったかな?

歩き始めると、すぐに体が温まってきた。風がなく、陽射しも暖かい。手袋もいらないくらいだ。

190119 登り尾根とりつき

小袖乗越の先、雲取山登山口の案内板の手前にある登り尾根の取りつき。ここは何度も通り過ぎているが、今まで意識したことはなかった。

ザックに熊鈴をつける。この尾根でルートを見失うことはなさそうだが、熊や猿に出くわすことはありそうだ。でもそれは避けたい。

踏み跡に従って登り始める。

190119 登り尾根の登り

ここは、里山でもあり、植林の山でもあり、そのため踏み跡はほぼ明瞭だった。小神山までの斜面は、広い尾根の斜面には溝のようになった作業道らしき踏み跡がある。踏み跡が不明瞭になっても、獣道を拾いながら斜面を登ればいいだけだ。尾根が狭いところには、まるで登山道のようにしっかり踏まれた踏み跡がある。

190119 小神山の三角点

1054m、小神山の三角点。

190119 小袖山のプレート

ご丁寧にプレートまであった。ん?「小袖山」?山と高原地図には「小神山」とあるが、このあたりの地名は「小袖」なので、「小神山」は誤植だろうか?

190119 小神山の先の尾根

小袖山をすぎると、尾根は細く、踏み跡はさらに明瞭になる。

190119 1070の二重稜線の森

2万5千図でみると、小袖山の先の1070mのピョコのあたりは、二重稜線になっている。そこは、葉を落とした木々の明るい森だった。勝手に「二重稜線の森」と命名。

190119 二重稜線の森

奥秩父のほうを眺める。二重稜線の森は景色もよい。
チチチ、という鳥の声以外は何も聞こえない。人もいない(逆にいたら怖い)。

二重稜線の森から1214mのピークまでは広い尾根で、二重稜線の森のような明るい森が続く。落ち葉をザクザクと踏んで、気分良く歩く。ただ、斜面では、積もった落ち葉がザラザラと崩れて登りにくい。

190119 1214mピークの先のちょっと岩々

1214mピークの先でちょっと下ってまた登り返す。尾根が狭くなり、ちょっと岩っぽいところもある。だが、危ないところはない。

190119 尾根が細くなる

尾根が細くなる。2万5千図を見て細くなることはわかっていたが、イメージ以上に細い。場所によっては左側は崖。そして、細い尾根上を歩くことができず、右側の斜面をトラバースするところもある。トラバースでは積もった落ち葉が崩れ、ズリズリと滑る。転んでも死ぬことはないだろうが、体が落ち葉だらけになることは間違いない。

1274mのピークが近づくと、また尾根が広くなり、常緑樹の森に明瞭な踏み跡が現れる。

190119 1274mピークの先の小屋

あれ?何これ?
1274mピークの先の3つのピョコのうちの一つに小屋が建っている。もちろん、こんなところに山小屋はない。ここに来る道もない。
小屋はきちんと手入れされていて、小屋の横には、真新しいブルーシートで囲われた、トイレのような設備もある。なんでしょうね~。営林署関係かな?水はどうしているんだろう?

190119 堂所で登山道と合流

踏み跡は、謎の小屋に至ることなく尾根を忠実にたどり、堂所で登山道に合流。登り尾根は快適に登れた。
堂所の手前でザックを置いて、ゆっくり休憩。下の登山道を通る人たちが、こちらをじろじろ眺めながら通り過ぎる。

190119 七ツ石小屋手前の登山道から富士山

堂所からは登山道をたどって、七ツ石山へ。富士山がきれいだ。

次回に続く)

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