果てしなきトラバース~奥秩父東部縦走(2)
9/21 雲取山荘~飛龍山~笠取山~笠取小屋
(前回の続き)
4:30、夜明け前の闇の中、ヘッドランプをつけて雲取山荘を発った。今日は行動時間11時間、長い1日が始まる。
雲取山山頂に着いたとき、まだ陽は出ていなかった。ご来光を待つ人々を横目で見ながら、先を急いだ。

日が当たるなり、暑くなってきた。腕まくりをして歩く。

ずっと雲海が広がり地上の景色は全く見えない。雲の海に富士山が浮かぶ。空気はちょっとモヤがかかり、天気は下り坂。
日本一の富士を見ながらひたすらトラバルこの道は、まるでエベレスト街道そっくり(ウソ)。

急な斜面につけられた道は、倒木がちょっとあることをのぞけばしっかり整備されている。ところどころ崩れないように石垣でかためてある。




たどりついた山頂はやっぱり森の中。


まわりが明るくなってきたと思ったら、森が終わって草原に出た。将監峠だ。広い、明るい、誰もいない。なんだかホッとする。
将監峠から、森の広い道、石楠花の道、草原の道、そして苔の道。変化に富んだ登山道を楽しく歩く。






笠取小屋のサイト場は草地になっていて、テントの床がふかふかして気持ちいい。小屋は常連さんで賑やかだが、サイト場はテントが少なく静かだ。
今日もISLAYを飲みながら天気図をとる。どうも気圧の谷はそんなに深くないようだ。天気が崩れてもたいしたことないだろう。と考えていたら雨が降ってきた…
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…