大山登山マラソン改め大山詣~阿夫利神社から大山

3/7 阿夫利神社下社~大山山頂往復

伊勢原駅前をスタートし大山阿夫利神社下社まで、水平距離9km、標高差650mを駆け登り、最後は表参道の1610段の石段。何かの間違いかとしか思えない、大山登山マラソン。
一昨年に初めて参加し、悔しい思いをしたので(「大山登山マラソン参戦」)、今年はリベンジを誓う。

ところが!

ライブハウスなど屋内のイベントで新型肺炎の集団感染が複数発生し、軒並み大規模イベントが中止となっている。大山登山マラソンは、屋外で、大規模でもないような気がするが、感染防止のため中止になってしまった。

前回同様に、会場近くに宿をとって前日入りする日程を組んでいた。レースが中止になったからと言って、宿をキャンセルしたら宿も困ろう。東日本大震災の直後みたいにね。
そこで、レースは中止になってしまったが、代わりに、走って大山詣をすることにした。

200307 大山表参道入口

伊勢原駅からバスに乗って、大山阿夫利神社の表参道入口に着いたのは、ちょうどお昼時。

200307 ねぎしで昼食

参道に入ってすぐにある「ねぎし」。ちょうどいい、ここで昼食。

200307 いのしし鍋

丹沢名物イノシシ鍋。
ビールで一杯やりたいところだが、これから走るので我慢。

200307 大山ケーブルカー

レースで走るはずだった表参道の石段は、ケーブルカーでパス。

200307 大山登山マラソンゴール地点

大山登山マラソンのゴール地点。

200307 大山阿夫利神社下社

階段をひと登りすると、阿夫利神社の下社。
よっしゃ、そろそろ走りますか。

200307 大山登山口

本殿を左に回り込む。
これが大山山頂への登山口。目標は山頂まで30分。

200307 大山阿夫利神社参道の杉

神々しい杉の巨木。いかにも神社の参道らしい。

200307 阿夫利神社参道

神社の表参道なので、道はよく整備されている。しかし、このゴーロは走りにくい。
下ってくるハイカーも多いので、控え目のスピードで登っていく。

200307 大山山頂

お~、着いた、大山山頂。
30分で登れると思ったが、36分かかってしまった。
よし、目標を山頂往復1時間に変更。

200307 大山山頂から伊勢原方面の眺め

山頂から伊勢原方面の眺め。もや~っとして、かろうじて相模湾が見える。

200307 大山山頂の石灯籠

下山するハイカーと頻繁にすれ違ったが、山頂には3人くらいしかいなくて静かだった。展望は良くないし、雨も降りそうな感じなので、さっさと下りてしまうのだろう。

6分ほど山頂をうろうろ、いや参拝し、下山開始。来た道を戻る。
石がゴロゴロする道をおっかなびっくり下る。本当は下りは得意なのだが、トレーニングのやりすぎでちょっと膝を痛めている。着地に失敗して、膝がグキッとなるのが怖い。
200307 阿夫利神社への下りの階段

この階段を下れば、登山道は終了。でもえらく急な階段。最後まで気を抜かぬように。
結局、大山山頂往復は1時間6分かかった。むう、頂上でうろうろ、いや参拝しすぎたかな、参拝しすぎとか言ったらバチが当たるかな...微妙に目標達成ならず。

200307 阿夫利神社の酒樽

神社には酒樽が奉納されているものだが、ここの酒樽はすごい。酒樽を模したオブジェだ。
阿夫利神社の御祭神の大山祇大神は、酒造の神だそうな。それで気張ったものを奉納するのかな。

帰りはケーブルカーを使わずに、女坂を歩いて下る。

200307 雨降山大山寺

途中、大山寺に参拝。
大山阿夫利神社は、明治維新まで石尊大権現として神仏習合されていた。ところが、明治の廃仏毀釈によって、大山のほとんどの寺院が破壊されてしまった。現在の阿夫利神社下社の場所にあった大山寺不動堂は、この場に移築されて大山寺として復興したとのことだ。

200307 大山寺の階段

大山寺の階段。またこれも急だな。

無事に参拝をすませてバスに乗る。天気も持ってくれてよかった。
途中で下車し、前回もお世話になった宿、宿坊「いわ江」へ。ここは、食事もうまいし、部屋が広くてのんびりできる。

200307 いわ江の食事

ひと風呂浴びて食事。
これは、いわゆる先付。素朴だがちょこっと盛られた地の物がいっぱい出てきて、酒が進む。この後に、川魚の焼き物や、天ぷら、鍋と続く。満腹、満腹。

翌日、大山登山マラソンが開催されるはずだった日は、朝から雨。
宿の窓からレースコースの道路が見える。そこを雨具を羽織ったランナーが、大山を目指して、ぽつり、ぽつりと走っていく。
みんなすごいな~。

(大山詣、完)

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