極タウン、オアシスリゾート・ワカチナ~ペルーの旅(3)


4/27 リマ空港~リマ~イカ~ワカチナ

前回の続き)

なんとか3時間くらい寝られたかな。
南米の旅の最初の難関は、機内2泊&昼夜反転(時差およそ12時間)だ。旅を気持ちよくスタートできるかは、これを無事に乗り越えられるかにかかっている。
ちょっと今回は厳しそうだ...

0427 機内食の朝食

朝食が運ばれてきた。オムレツとヨーグルト、以上。体内時計を動かすためには、もっとがっつりとタンパク質をとりたい。
上にしまってしまったカメラの代打で、タブレットで写真を撮ってみたがどうもうまくいかない。CCDが小さいので感度が低いようだ。

定時にリマのホルヘ・チャベス国際空港に到着。

0427 ホルヘ・チャベス国際空港

空港から市街へは10km以上離れている。市街への足は、高級タクシー、中級タクシー、低級タクシー、シャトルバスから選択。いつもなら迷わずリムジンバスだが、今回は、金で面倒を回避して時間を節約する方針なので、迷わず、到着ロビー手前のオフィシャルカウンターで申し込める中級タクシー(グリーンタクシー)を選んだ。
料金はバスの10倍以上。でも、Cruz del Surのバスターミナルへカーナビの最短コースで間違いなく行ってくれる。治安に不安のある初めての街をうろうろせずに済む。

200ドルをペルーの通過ソルに両替し、水を買い(久しぶりのスペイン語が通じた!)、タクシーに乗り込む。
長袖だとちょっと暑い。空は土色、空気は光化学スモッグの香り。鼻をつく。
空港からの市街への通りは、みっしりと車が詰まり、常にクラクションが鳴り響く。ドライバーが窓から手を出して車線変更の合図をしているが、なかなか空けてもらえない。
人通りは少なく、建物には高い塀と電気柵が張り巡らされている。

50分ほどして、サン・イシドロのオフィス街にある、Cruz del Surのバスターミナルに到着。

0427 cruz del sur バスターミナル

“Cruz del Sur”はペルー全土に張り巡らされたバス網を持つ、ペルーの長距離バス大手だ。それにしては、ターミナルは、アルゼンチンやチリに比べてこじんまりしている。
Cruz del Surは路線が多いうえに、ネット予約がしやすいので、今回の旅では大いに活用させてもらう。

0427 バスターミナルのカフェ

ここまであまりに順調に来てしまったので、時間を持て余す。とりあえずカフェに入りサンドイッチとコーヒーを...ん!?なんと!!ここのサンドイッチとコーヒーは、日本のコンビニより高い。ペルーの物価水準を考えると、驚くべき高級サンドイッチとコーヒーだ。しかし、日本のコンビニのほうがおいしい。

正午になり、ちゃんとした昼食をとろうと、ターミナルの周辺をうろつく。暑い。蒸し暑い。しかも埃っぽい。
ターミナル周辺の徒歩10分圏内に3、4件のレストランがあった。そのうちの1つに入る。オープンカフェのような店構えだったが、セビッチェのレストランだった。

0427 セビッチェ

ここで大いに悩む。セビッチェを食べて良いものだろうか。セビッチェとは、生の魚介のマリネでペルーやチリの名物である。食中毒や肝炎の恐怖と隣り合わせの発展途上国では、生ものは極力避けるべきだ。でも誘惑に負けた。

うまい。
マリネの酸っぱさに、トウガラシの辛さがマッチしている。魚も新鮮でプリプリとしてしまっていて噛み応えがある。赤玉ねぎもいい感じだ。付け合わせが、トウモロコシとサツマイモなのがペルーっぽい。

うまい。あとは神に祈ろう。

0427 ペルーのビール、pilsen

アルコール消毒もしておこう。
ペルーのビール”Pilsen”。ピルスナーで、日本のビールによく似ている。

0427 ナスカ行バス

ターミナルに戻って、ゲート前でバスを待つ。時間になっても来ない。始発なのに来ない。そう、ここは南米。30分遅れてバスはやってきた。

ナスカ行のバスだが、途中のイカで下りなければいけない。南米のバスの途中下車はいつも不安だ(たとえばここ)。しかし、今日は車掌が、乗客一人一人に目的地を確認している。これならちゃんと下りれそうだ。

14:30、リマを出発。
景色を見るために2階の最前列を確保したのだが、陽射しが強くて痛くて、カーテンを閉め切る。何のために確保したのだか。

0427 イカへの道

街を出てしばらくは海沿いの道を走る。すぐに荒涼とした砂漠の中の一本道になる。
右手の海に日が沈む。カーテンを開け、黄昏の景色を眺める。だんだん眠くなって、寝落ちする。

目が覚めると、完全に辺りは闇に包まれていた。できれば明るいうちにイカに着きたかった。
真っ暗な中、遠く地平線に街の明かりが見え、それがだんだんと近づいてくる。イカに着いたかな?と思うと、通過してまた闇に戻る。
それを3、4回繰り返して、19時、イカの街に到着。道路が渋滞していたわけでもないのに、予定から1時間遅れた。さすが南米。

今日の目的地はイカではなく、ここから2.5kmほど離れた、オアシスのリゾートワカチナだ。フジテレビの「世界!極タウンに住んでみる」という番組で、砂漠を歩いて命からがらたどり着く、という演出で紹介されていた。しかし、イカからちゃんと道路が通っていて、タクシーで行ける。

バスターミナルの出口にはたくさんのタクシードライバーが我々を待ち構えている。「5ソル?」と聞くと、表を指さして、「トクトクで行け」と言われた。
いわれるがままに、道端に1台停まっていたトクトクに乗ってワカチナに向かう。

街を出ると空には星がきらめく。風が心地よい。そして壁のような山が見えてきた。砂丘のようだ。砂丘を回り込み、レストランの前で下ろされた。
グラシアス!と言って別れるが、ここがどこだか分からない。オアシスがあるはずだが、暗くてそれもどこだか分からない。
とりあえず、虫のように明るいほうへ引き寄せられ、無事に今夜の宿にたどり着くことができた。

0427 ワイルドオリーブゲストハウス

今日の宿は湖畔に立つ、”Wild Olive Guest House”。宿にはレストランが併設されており、湖畔の遊歩道に面している。ロケーションは最高。でも私の部屋には窓がないので関係ない。ロケーションの割には安い部屋なのは、こういうことか。

部屋に入るなりまずシャワー。機内2泊でたまったべとべとを洗い流す。そして洗濯。窓も空調もないのでどうしたものかと思ったが、部屋の隅に扇風機があった。これで明日までに乾くだろう。

0427 レストランからのオアシスの眺め

オアシスの池を囲むように、宿やレストランが建っている。そしてその背後にはうっすらと巨大な砂丘が見えている。このオアシスは巨大な砂丘に囲まれた窪地にある。

0427 夕食 肉

宿の隣の隣のレストランに入る。陽気な呼び込みのお姉さんに釣られてしまった。
二階の体をよじれないほどの狭いテラス席に案内される。まあ、眺めは良い。
とにかく肉が食べたい。牛肉の煮込み、ピスコサワーを注文。

む、肉がやたらすじっぽい。なんだろうこれは、なに味だかよくわからない。少なくともうまいものではない。
マッシュポテトがしょっぱい。米はチリに輪をかけてまずい。でも、もったいないので完食。

食事も済み、酒も飲んで久しぶりのベッドにもぐりこむ。気持ちよく眠りにつく...
が、すぐ近くでパーティをしているのか、3時くらいまで大音響で音楽をかけて大騒ぎをしていた。それでなかなか寝付けなかった。海外ではよくあることだな。

外国人から見た日本の観光に足りないものは夜の娯楽だというが、夜の娯楽がこの大騒ぎであるならば、ごめんこうむりたい。

次回に続く)

参考
Cruz del Sur:ペルー最大手の長距離バス会社。ネット予約がしやすい。
Wild Olive Guest House:ワカチナのゲストハウス。ロケーションは最高。朝食はおいしい。カードは使えない。他は可でも不可でもなく。

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