開聞岳に登り、桜島は船で~鹿児島の旅(2)


2/23 指宿~開聞岳~鹿児島港~桜島

前回の続き)

朝、カーテンを開けると、心配していた雨も上がって青空が広がっていた。
しっかり腹ごしらえして、開聞岳に向かう。

190223 朝の開聞岳

開聞岳の山登りは、「開門山麓ふれあい公園」というキャンプ場やプールがある大きな公園から始まる。
指宿側から見る開聞岳は、富士山をさらにシュッとさせた円錐形だが、ここから見るとこんもりしている。よく見ると樹林に覆われたなだらかな1段目と、山頂付近の急峻な2段目の2段重ねになっている。この2段目が、885年の噴火でできた溶岩ドームのようだ。

山頂付近に噴煙のように雲がかかっている。風があるようだ。

190223 開聞岳に登る

なだらかに登り続ける(下りが全くない)登山道を行く。開門岳は薩摩富士とも呼ばれる、富士山のような見かけの火山なので、漠然と富士山のような木々のまばらな砂礫の登山道を想像していたが、予想に反して常緑樹のうっそうとした森の中の道だ。

190223 開聞岳登山道の地層

登山道が深い溝のよう侵食されている場所があった。えぐれた地面の断面は、やっぱり礫の地層だった。礫の色がはっきり違う。噴火ごとに堆積物の成分が違っているためらしい。

19023 開聞岳7.1合目展望台

淡々と登り続け、7.1合目展望台に到着。「7合目」ではなくて、「7.1合目」だ。きっと、生真面目な人が書いたのだろう。
南の海上に屋久島や種子島が見えるということだが、さて...

190223 開聞岳7.1合目からの展望

残念ながらもやがかかり、島は一つも見えない。海と空の境目さえはっきりしない。
でも、雲の影を映す春の穏やかな海を見ていると、心がほんわりしてくる。

さらに淡々と歩き続ける。だんだんと傾斜がきつくなってくる。

190223 開聞岳登山道から枕崎方面

さっきまで左手には南の海が見えていたが、今は枕崎方面が見える。
登山道は、円錐形の開聞岳に、頂上を中心として螺旋を描くように、ぐるりとつけられている。左手には、歩き始めは東の指宿方面が見え、やがて南の海の景色になり、そして西の枕崎方面が見えてくる。そうすれば、頂上は近い。

190223 開聞岳山頂

登り始めて2時間半で山頂到着。
標高924m、風が少しあり、気温も麓よりも明らかに低い。でも春の陽射しは暖かい。
麓から見ると頂上は広く平らに見えるが、その山頂部分は濃い藪に覆われていて、刈払われている場所は狭い。そこに20人ほどが腰を下ろして休んでいた。
360度の展望があるかと思っていたが、藪のために南側の展望は全くない。しかし、枕崎の海や、クレーターのような池田湖の雄大な景色は素晴らしい。

190223 枚聞神社奥の院

山頂直下の藪の中には、枚聞神社(ひらききじんじゃ)の奥の院がある。

下りは、ぐるぐると登ってきた道をぐるぐると下るだけ。

190223 何の木?

南国、鹿児島の森は2月でも色鮮やか。

190223 長崎鼻から開聞岳

開聞岳に登ったら、次は開聞岳のビュースポット「長崎鼻」へ。
長崎鼻は、海に突き出た岩場にすぎない。でも開聞岳との位置関係が絶妙で、黒い磯の先に青い海に浮かぶ開聞岳の姿を眺めることができる。

なぜかここは、日本人観光客より中国人観光客のほうが多かった。

190223 たまて箱温泉

今日ももちろん温泉に入る。長崎鼻のすぐそばにある玉手箱温泉。
ここは、目の前に開聞岳を臨む大露天風呂が有名。しかし...開聞岳が見える露天風呂は、日替わりで男女入れ替え。今日は女湯の日だった。
今日の男湯は、裏の竹山という岩峰を眺める露天風呂...。岩峰といっても垂直に切り立つ壁を持ち、200mくらいあろうかと思われる。火口の溶岩が固まってできた岩頸だ。あの壁を登った人はいるのかな。

190223 桜島フェリー

一路北上し、鹿児島港へ。ここから桜島に向かうフェリーに乗る。
フェリーに乗ると、旅に来た~、という感じがしてワクワクする。マゼラン海峡横断(「マゼラン海峡でご対面」)しかり、ラプラタ川横断(「エビータの墓参り、レコレータ墓地」)しかり、スウェーデン入国(「行き当たりばったり、スウェーデン、ヘルシンボリ」)しかり。

190223 フェリーで桜島に向かう

行く手には夕日に照らされた大きな桜島。こんなに近かったのか~、昨日は雨で全く見えなかったから気づかなかった。

190223 鹿児島市街に夕日が沈む

海を金色に染めながら、鹿児島の街に夕日が沈んでゆく。

桜島の港で、今日の宿の国民宿舎「レインボー桜島」はどこだろうか、とキョロキョロしていたら、何のことはない、桜島港のすぐ横にあった。すごいアクセスがいい。

190223 レインボー桜島夕食

眼前に広がる夕暮れの錦江湾を眺めながら温泉につかる。そして、夕食の薩摩料理に舌鼓を打つ。お酒はもちろん、薩摩焼酎「桜島」。

(次回に続く)

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