リベンジ!~谷川連峰馬蹄形縦走(1)


10/13 土合口~谷川岳~蓬峠~清水峠~朝日岳~土合橋

7月の谷川岳では暑さに負けて中途半端なことになった(「カラ梅雨の谷川岳~谷川岳・蓬峠」)。それがどうも引っかかって仕方がない。
10月になってやっと気温も下がってきたので、谷川連峰馬蹄形縦走にリベンジすることとした。

俗に、谷川連峰馬蹄形縦走とは、土合、または谷川岳ロープウエイ駅から始まって谷川岳~清水峠~朝日岳~白毛門へと縦走し、また土合に戻ってくる、あるいはその逆を行く縦走である。距離はおよそ26kmと、それほど長くはない。しかし、累積高度が2700m以上あり、おまけに西黒尾根は急登でちょっと岩っぽいという、距離のわりにはしんどいルートである。

7月と同じく、毎日アルペン号でロープウエイ駅に到着。予定時刻より30分ほど遅れて到着だが、7月と違って真っ暗だった。おまけに寒い。フリースを着て、おにぎりを食べて出発。

181013 登山指導センター

登山口の手前にある、登山指導センターに、用意しておいた計画書を提出。ルート図にはもちろん馬蹄形縦走が描かれている。

181013 西黒尾根とりつき

ダブルストックでガシガシ登る。登山者は多い。ガシガシ抜かせていただく。
尾根の中ほどが紅葉の見ごろだった。

風がなく暑くなってきたのでフリースを脱ぐ。

181013 西黒尾根の鎖場で渋滞

森林限界線を越えると鎖場が連続する。
ここで、お年寄りの集団に追いつく。10人くらいいたかな。
静寂な山の中、足場がない~、とか、むり~、とか大騒ぎしながら鎖にしがみついている。

私が追い抜いた登山者が追いついてきて、長い列ができる。

181013 西黒尾根から朝日岳

振り返れば、朝日に照らされた朝日岳、笠ヶ岳、そして白毛門。今日はなんとかあそこまで行きたいものだ。

181013 鎖場の渋滞は続く

大騒ぎの集団は一向に進まない。
よくよく見ていると、彼らは目の前にあるホールドが見えていないし、細かいフットホールドで踏ん張れていないようだ。鎖をゴボウで登っている方もいるが、安全のために本来やってはいけないことだ。
私は齢をとってもボルダリングと筋トレを続けることを心に誓う。

今日は、日没と終バスを勘定して16時には下山しなければならない。待ちが長くちょっと焦ってくる。アルペン号が遅れて出発時間も遅れているし。しかし、焦っても彼らが速くなるわけではないので、前後の登山者と話をしながら時間をつぶす。

尾根が広くなっているところで道を譲って頂いたが、連続する2つの鎖場を通過するのに25分もかかった。

181013 西黒尾根のスラブ

西黒尾根の傾斜はどんどんきつくなっていく。こんな雪に磨かれたスラブもある。上越の岩場か沢を思わせる雰囲気がよい。

181013 肩の小屋と国境稜線

秋も国境稜線の眺めは素晴らしい。

181013 谷川岳トマノ耳山頂

8:06、谷川岳トマノ耳山頂到着。途中、恐ろしい渋滞はあったものの、気温がちょうどよく、ペースを上げられたので、前回とほぼ同じ2時間半で登ってこれた。

すごい静かだ。夏にはトンボがいっぱい飛んでいたが、今は燕が飛び回っている。

さて、ここからが縦走のスタートだ。

181013 オキノ耳から国境稜線

オキノ耳から国境稜線を眺める。
空気が澄んでいるので、夏に行った白砂山(「国境稜線行けるの!?~白砂山」)のほうまで見えている。

181013 オキノ耳の鳥居

オキノ耳の鳥居。いつも写真を撮ってしまう。
それはそうと、昨日は雨だったのか、岩が濡れていてやたらと滑る。ここは右側は絶壁なのでおっかなびっくり走る。

181013 馬蹄形縦走ルート

これから行くルートがほぼ一望できる。
目の前に一ノ倉岳、その左に茂倉岳、武能岳は一ノ倉岳に隠れて見えないが、一ノ倉岳の右側から七ツ小屋山が姿をあらわし、稜線上の最低鞍部、清水峠と続いている。そこからさらに右側にググっと高度を上げて朝日岳、笠ヶ岳、白毛門と続き、そこから湯檜曽川に向かって尾根は高度を落としてゆく。

181013 オキノ耳東面

「ノゾキ」から振り返って、オキノ耳の東面を見る。山頂からいくつものリッジ(岩尾根)が延びているが、一番奥がたぶん東尾根。その手前の急角度で落ちている刃のようなリッジが、たぶん滝沢リッジ。いずれも、登れるのかいな?と思うほどの急なリッジだが、一ノ倉沢のルートの中では比較的傾斜が緩く、積雪期に登られている。

181013 茂倉岳を振り返る

茂倉岳で、ピーナッツチョコレートをかじり、すぐに蓬峠に向けて下る。7月には刈払いが入っておらず、笹に覆われた岩や段差が見えなかったので、スピードを出せなかった。しかし、今はきれいに刈払われていて、快適に下る。

振り返ってみる茂倉岳。笹に覆われた穏やかな山。これも谷川連峰の一つの姿。

181013 武能岳

目の前には、前回、暑さと水不足で熱中症になりかけた武能岳の登り。

181013 行方、蓬峠から清水峠

今日はあっけなく武能岳を登り切った。これから行くルートを見下ろす。穏やかな稜線が続く。
蓬峠の小屋が小さく見える。その奥にはミニ槍の大源太、さらにその奥には柄沢山に巻機山。

今日は、蛇によく出会う。日の当たる登山道で日向ぼっこをしているようだ。

181013 足拍子山稜

主稜線から派生して越後中里に至る足拍子山稜。大昔(少なくとも私が山を始める前)は道があったそうだが、もろい岩質のために各所で崩壊し、現在は廃道になっている。行ってみたい稜線の一つだ。

181013 蓬峠

10:41、前回下山を決意した蓬峠に到着。その時はほぼ水を飲みつくしていたが、今日はまだ、初めにボッカした1.5リットルの半分も飲んでいない。
腰を下ろして、チョコレートとドライレモンを食べる。レモンの酸味が食欲を促し、さらにチョコレートを食べる。やっぱりゼリーだけじゃなくて固形物を食べたいよね。

さて、まだまだ元気だ、先を急ごう。

181013 蓬峠から清水峠の紅葉

清水峠が近づくにしたがって、紅葉が鮮やかになる。
標高が下がって、ちょうど紅葉のピークのエリアに入ったようだ。

181013 朝日岳と紅葉

ほらこっちにも。

181013 湯檜曽川

湯檜曽川本谷が近い。見えているのは大滝とその奥の10m滝だろう。滝の音が聞こえる。水量がかなり多いようだ。

181013 七ッ小屋山手前の湿原

「ザ・秋山」といってもいい景色。七ッ小屋山の手前の鞍部にある湿原だ。
稜線に湿原があるのは意外なことかもしれないが、上越の山では普通のこと。

次回に続く)

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