雲間のラス・トレス・デ・パイネ~南米・パタゴニアの旅(14)

1/4 ホテル・ラス・トーレス~アマルガ湖~プエルト・ナタレス

前回の続き)

110104パイネ国立公園・夜明けのトレス・デ・パイネ

トレス(Torres)の展望台に行こうと朝4時に起きたら雨だった。また寝る。6時に再び目覚めると、雨は小降りになっていて雲間にラス・トレス(Las Torres)が見えていた。しかし、今から往復するのは時間が厳しいので、展望台はあきらめる。

ラス・トレス=”Las Torres”とはスペイン語で「複数の塔」を意味する。まさに塔のような岩峰が約3本直立している。一番高いTorre Sur(南の塔)が標高2850mで麓からの標高差が2000m近くあり、どんだけ垂直なんだ!と驚く。これを縦走した人がいるからさらに驚きだ。まさにパイネのシンボルだ。

110104パイネ国立公園・トレスのキャンプ場を発つ

ゴロゴロしたり、お茶を沸かしたりして時間をつぶし、正午前にキャンプ場を発って公園入り口のバス停に向かう。もちろん公園入り口までバスはあるのだが、せっかくなので2時間ほど歩いて行くことにする。今日は風が強く、ゴゴゴゴゴーンと唸りを伴った、思わず耐風姿勢をとりたくなるような風が吹いている。おまけににわか雨がパラパラ降っていて、雨具をバタバタさせながら歩いてゆく。

キャンプ場を振り返る。パイネの山々はガスの中だ。ちなみに写真中央の可愛らしい小屋はトイレ。

110104パイネ国立公園・アマルガ湖へ向かう

出発して30分もすると幸いなことに雲が切れ、日がさし、風も弱くなった。暑くなってきて雨具を脱ぎ、Tシャツになる。だだっ広い原っぱを突っ切る砂利道をのんびりと歩く。

110104パイネ国立公園・小さな花1

まさに花盛り。なぜか黄色い花が多い。

110104パイネ国立公園・パイネをバックにした花畑

広いお花畑。たぶん。でももしかしたら牧場かもしれない。

110104パイネ国立公園・ホステリア・ラス・トレスに向かうバックパッカー

すれ違うバックパッカーたちと挨拶を交わす。突然、ロビンソン・クルーソーみたいな毛むくじゃらの巨大な外人男が近づいてきた。スペイン語で何か話しかけている。”No hablo espanol”(スペイン語話せませ~ん)とスペイン語で答えると、英語で話しかけてきた。「英語ハナセッマセ~ン」と答えたいところだが、ちゃんと聞いてみると、トレスのキャンプ場はどこだと聞いている。う~ん、トレスのキャンプ場はまだまだ先(4時間くらい)だぞ。この人たちは大丈夫だろうか…

次回に続く)

1件の返信

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