貸切状態バスで清水断崖を経て蘇澳へ~金門島、台湾一周(16)

2/19 花蓮~蘇澳~台北

前回の続き)

今日は台北に戻る移動日。旅の終わりも近い。
宿と同じ通りにある店で、酸辣湯麵とおやきのような餃子の朝食をとる。

10時過ぎにのんびりとチェックアウト。

20230219 台湾、花蓮駅

花蓮駅をぶらぶら。
点心の店や、セブンイレブンにファミマもあって、ここにいれば飢えることはない。
セブンイレブンでコーヒーを買って、バスターミナルへ。

20230219 台湾、花蓮駅陸橋から

今日もおおむね晴れ。
しかし、今の時期は北部は雨季で、北上するにつれて天気が悪くなるので、行く先が心配。

20230219 台湾、花蓮駅バスターミナル

バスターミナルに到着。人がほとんどいない。
まず、バスで蘇澳に向かう。
花蓮から蘇澳の間は、標高2000m級の山々が海のすぐ近くまで迫っている。そのため、世界にもまれにみる、高さ1000mの20km以上も続く、清水断崖と呼ばれる地質エリアになっている。
日本占領時代に、この断崖を削り道、蘇花公路がつくられた。

ずっとこの道をバスで通ってみたかった。行くぞ!

20230219 台湾、花蓮を出発

私一人を乗せてバスは出発。完全に貸切状態。
普通の人は蘇澳まで、バスではなくて列車で行く。

20230219 台湾、新城駅をすぎると崖が見えてくる

しばらくは花蓮から続く平野部を海岸に沿ってバスは走る。
しかし、新城駅ををすぎると海に落ちる崖が見えてくる。

20230219 台湾、清水断崖に入った

バスは、どんどん高度を上げてゆく。いつの間にか海を見下ろす高台を走っている。

20230219 台湾、清水断崖

崖を削って道路が作られているのがよくわかる。
車窓から迫力ある崖の写真を撮ろうとするのだが、難しい。トンネルが多く、さらに崖がうっそうとした森におおわれているため、景色が見えたり隠れたりが繰り返される。崖際を走っているときには木は少ないが、崖に沿って道が蛇行しているので、体が左右に大きく振られ、さらにデジカメのフォーカスが景色の変化についていけない、シャッターを押してもレリーズラグで木が映ってる。

20230219 台湾、清水断崖終了

清水断崖終了。なんだかすごく疲れたぞ。

20230219 台湾、蘇花公路のバスの中

平野部では貸切バスにまったりとした時が流れる。

20230219 台湾、重連機関車

列車もいい感じで走っている。よく見ると動力車が重連。

20230219 台湾、漢本付近

西側の窓からは、谷の奥に霞む山々がずっと見えている。あの奥には台湾を南北に貫く、3000m級の峰々を有する山脈があるはずだ。

20230219 台湾、南澳付近

このまま、快適な海岸のドライブで蘇澳へ行くのかと思いきや、南澳を過ぎたあたりからバスはうなりをあげながら、急な坂を上り始める。

20230219 台湾、越嶺越え

ヘアピンカーブを右に左に振られながら、バスはどんどん高度を上げる。山越えをするようだ。
またもや断崖の絶景、断崖映えポイント。しかし、清水断崖より道路は蛇行し、さらに傾斜もきつい。カメラのピントは合わないは、ザックはバスの床を転がるは、耳はツンとしてくるは、ちょっと気持ちが悪くなってきた。

そして、峠のトンネルを抜けると、雨が降っていた。雨季との境界線はこの峠らしい。

20230219 台湾、蘇澳バスターミナル

やっと蘇澳バスターミナルに到着。
台湾有数の温泉地だが、人影はまばら。

次回に続く)

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