秋の尾瀬ヶ原、鉄板周回コース~尾瀬ヶ原、至仏山(1)


10/3 鳩待峠~アヤメ平~尾瀬沼~見晴キャンプ場

世はwithコロナの時代。
山に行きたいが、多くのサイト場は閉鎖、または予約が必要で何かと窮屈だ。
どこか気軽に行けるところ...と探していたら、尾瀬の見晴キャンプ場は、予約不要とのこと。コロナで休業している小屋が多いので、人も少ないに違いない。

紅葉を見に尾瀬に行こう。

201002 バスタ新宿

バスタ新宿から関越交通の夜行バス「尾瀬号」で尾瀬戸倉へ。
感染防止のために車内での飲食禁止。う~ん、一杯やってから寝たかったのに残念。ただ、感染防止のために2シートに1人の乗車だったので、ゆったりと眠れた。

尾瀬戸倉到着3:30。尾瀬戸倉から鳩待峠へのバスの始発は4:40。
まだ外は真っ暗。冷たい風が吹く。始発バスを待つのがつらいな~、と思っていたら、このバスは、大清水まで行ってまた尾瀬戸倉に戻ってくるので、このまま乗っていていいとのこと。助かる。

201003 鳩待峠

4:40鳩待峠到着。
尾瀬には何度か来たことがある。一番初めは高校の夏の林間学校だった。訳も分からず燧ヶ岳に登らされた。その後は、大体積雪期に燧ヶ岳やら平ヶ岳に行っている(「日帰り燧ヶ岳スキー」、「残雪の尾瀬から平ヶ岳へ」とか)。ただ、尾瀬ヶ原と至仏山には行ったことがない。
そこで、今回は、鳩待峠からアヤメ平、富士見峠を経て尾瀬沼、見晴キャンプ場でテント泊し、翌日尾瀬ヶ原を横断して至仏山に登り、また鳩待峠に戻ってくるという、尾瀬ヶ原鉄板周回コースを計画した。

バスが到着した時には、日明けやらぬ鳩待山荘の前でたくさんの人が支度をしていた。しかし、のんびりと朝食のサンドイッチを食べているうちに、皆、山ノ鼻のほうへ下りて行ってしまった。
そろそろ日が昇る。さて、行こうか。

201004 横田代への道

横田代へは、笹藪に切り開かれた道をゆるく登ってゆく。小赤沢を登ったときは、笹藪を漕いでこの辺りに出たんだっけ(「ルンルン沢ハイク後藪…~尾瀬・小赤沢」)。

201004 横田代への途中、キノコ

きのこの時期ですな。なんか、うまそ~。

201003 木道につけれらた東電のマーク

木道の東電マーク。
東京電力は、尾瀬国立公園の4割を所有している。尾瀬の群馬側のほとんどは東京電力の私有地で、東京電力が管理しているのだ。
1919年から、尾瀬ヶ原を電源のためのダムにする計画が、たびたび持ち上がった。1996年になってやっと、最終的にダム計画が放棄され、自然資本として保護、管理されてゆくこととなった。

電力の環境問題というと原発に目が行きがちだが、私企業が莫大な資金を投じ、自然保護活動をしていることはもっと評価されてもいいだろう。

201003 朝日を浴びる横田代

朝日を浴びる横田代。
ちょっと汗ばんできた。今日はあまり急ぐ必要はない。ゆっくり休もう。

201003 尾瀬・中原山

本日最初のピーク、「中原山」。
ピークと言っても、鳩待峠から富士見峠に続く稜線の、笹藪の中のピョコ。

天気予報は晴れ、でも空は高層雲に覆われた、いわゆる高曇り。

201003 中原山から日光方面

日光から尾瀬に続く稜線がかすんで見える。皇海山から日光沢温泉への稜線は、いつかたどりたいと思っているルートの一つだ。

201003 アヤメ平

目の前がぶわっと開ける。天上の楽園アヤメ平。
とにかく広い湿原を、ひとり木道をぽこぽこと横断する。

201003 アヤメ平の湿原の回復

アヤメ平は自然破壊と復元のシンボルでもある。
自然保護の意識の薄かった昭和30年代、アヤメ平は大勢のハイカーに踏み荒らされ、完全に荒廃し裸地となった。それから長い年月と多くの人の努力によって、ここまで湿原が戻ってきた。

201003 富士見峠へ

稜線に沿ってうねうねと木道が続く。朝日に温められた地面から水蒸気が上がり、雲になる。

201003 富士見峠へ向かう途中の紅葉

ぼちぼち紅葉している。

201003 富士見田代

竜宮十字路への分岐のわきが富士見田代。
ベンチに座って池塘越しに燧ヶ岳を眺める。静かだ...

201003 富士見峠への下り

富士見峠へ下りてゆく。
緑の笹藪と針葉樹の合間に、色づいた木々が散りばめられている。

201003 富士見峠小屋跡

富士見峠小屋跡。営業はしていない。
ここには公衆トイレがあり、ありがたく利用させていただく。

201003 富士見峠小屋からしばらく林道

富士見峠からはしばらく林道を行く。この先にマイクロウェーブ施設があるので、車が入れるようになっているのだろう。

201003 白尾山の湿原

富士見峠を超えるとちょっと歩きにくくなる。あまり歩かれていないようだ。とは言え、刈払いはしっかり入っている。刈払われた笹の葉を踏み踏み、ときどき滑ったりして登ってゆく。先週のぐんま県境トレイル(「ぐんま県境トレイル、憧れの稜線へ」)みたいだ。

やがて白尾山の湿原にたどり着く。
ちょっと暑くなってきたが、湿原を吹き抜ける風は涼しい。

おっ、人だ。白尾山で前から来たハイカーに話しかけられる。
「見晴に行きたいのですが、ここはどこでしょう?」
ん~、危うい...

201003 セン沢田代への下り

セン沢田代に向けて下ってゆく。
刈払われた両側は笹藪の壁。藪の中でときどきガサガサと音がする。熊じゃなきゃいいけど。と思ったら、鹿が飛び出てきた。

傾斜が急なところは、大きな礫、岩混じりのドロドロとした下り。うかつに足を置くと滑って腰を打ちそうだ。

201003 燧ヶ岳が大きくなってくる

燧ヶ岳がだいぶ大きくなった。ここまでほぼ一直線に燧ヶ岳に向かって歩いている。

201003 セン沢田代

セン沢田代に到着。
地名から、湿原が広がっているのかと思っていたが、笹藪だった。

次回に続く)

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