鉄砲木ノ頭で富士山と対峙~不老山から山中湖(2)
1/20 駿河小山駅~不老山~三国山~鉄砲木ノ頭~山中湖平野
(前回の続き)
道路に出た。明神峠。平日だが、スポーツ車がビュンビュン走り去っていく。
ここからは、しばらく道路と並走するトレールを行く。
海だ。相変わらず展望は素晴らしい。
しかし、車の音がうるさい。排気ガスの匂いもする。
再び道路を横切る。三国山東登山口。
ここから三国山へ、本日2番目の登り。
だいぶ走ったので、さすがに疲れてきたが、ブナの巨木の森に癒される。
送電線下の切り開きからの展望。丹沢の山々を一望。
ブナの森はコケもふさふさ。
傾斜が緩めば、山頂は近い。
三国山の山頂に到着。
展望は...ない。さっきまで雲一つない青空だったのに、山頂はガスに閉ざされていた。
鉄砲木ノ頭へ向けて、三国山の北面を下る。
すでに日が当たらない北面は、登りの暖かさがうそのように寒い。耳が冷たい。
おまけに雪が残っており、その下の地面は完全に凍結している。うかつに足を置くと滑る。
おっかなびっくり下るハイカーのわきを、小股に忍者走りで駆け下りる。
三国山東登山口で別れた道路と再び合流。三国峠。
道路を渡って鉄砲木ノ頭への登りに取り付く。
鉄砲木ノ頭へ、開けたカヤトの原を登る。また暑くなってきた。
鉄砲木ノ頭の山頂。
富士山、山中湖、南アルプス。壮大な眺め。
御坂山塊をはじめ、富士山周辺の山はいくつか登ったが、ここまでの富士山の展望はなかなかない。
ザックを下ろして、家で作りすぎて持て余していた焼き芋を食べる。
山頂には、山中諏訪神社奥宮がある。富士山と対峙するには最高の場所。
ここは風がほとんどないが、富士山には雪煙が立っている。富士の神はちょっとご機嫌斜めのようだ。
さあ、あとは山中湖へ下るだけ。
落葉樹の森の広いトレールを快適に下る...と言いたいところだが、先日の雲取山と同じく、霜柱でかさ上げされた地面にズボズボ足を取られる。
切通峠から山中湖へ下山。甲相国境から北ルートで来た時もここから山中湖に下りた(「丹沢から山中湖へ走り抜ける」)。
峠からの下山路は、はっきりしているものの、路面がえぐれていたり、枝打ちの枝が積み重なっていたりして走りにくい。
登山口付近から鉄砲木ノ頭を振り返る。一目でわかる、特徴的な山容。
ひたすら真っすぐロードを走り、山中湖平野バス停にゴール。
前回は、富士山駅に出て富士急行経由で大月にでて帰京した。しかし、高速バスのチケットがとれれば、ここからバスで帰京したほうが楽だ。
インフォメーションでバスの切符をどこで買うか聞いたところ、ネットで買ってくださいとのこと。
慌てて高速バスのページにアクセスして切符を買う。
出発まで1時間くらいあるので、石割の湯目指して走る。
途中、コンビニでビールとつまみを調達し、10分ちょっとで石割の湯に到着。さっと汗を流し、休憩室でビールで一息つく(現在は飲食物の持ち込みは禁止)。
石割の湯からバス停に戻る。
太陽が富士山に沈んでいく。富士山は相変わらず風が強いようだ。
新宿へ向かうバスは、平日にもかかわらず満席だった。
(不老山から山中湖、完)
参考:
駿河小山駅8:40-10:29不老山10:39-11:54湯船山12:02-13:16三国山13:19-13:45鉄砲木ノ頭14:00-14:48山中湖平野バス停
地図:
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赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…