新人合宿の山再訪~御正体山から石割山(1)


9/21 御正体入口~御正体山~石割山~大平山~紅富士の湯

東京都も10月からGOTOトラベルキャンペーンの対象になるそうだ。大っぴらに旅行をしてもいいらしい。
そこで、私もトレーニングだけの自粛生活を終え、山に行くことにした。

とは言え、まずは近場の日帰りから。どこにしよう?

まだ紅葉には早いので、どこもちょっとものたりないな~、どうしようかな~、暑いのも嫌だしな~、と迷う。
そうだ、久しぶりに富士山を見に行こう。そしてせっかくだから、大学に入学してすぐに新人合宿で連れていかれた(連れて行ってもらった)、御正体山と石割山に行こう。
久しぶりに日帰り山行の荷物をパッキングし、天気予報を確認し(晴れ時々曇り)、早めに就寝。

4時20分起床。
空は鉛色の雲にべったりと覆われ、少し肌寒い。
長袖のTシャツを着て家をでる。

八王子発の松本行普通列車は、ザックを持った人でぎっしり密。
ただ、お年寄りの団体さんは少ないようだ。

200921都留市駅前

寂しい都留市駅バスターミナル。
このバスの待合所が昔の記憶を呼び起こした。そうそう、この待合所で寝袋で寝たんだっけ。
新人合宿のわが隊は、終電で都留市駅にやってきて、10人ほどでずらりと寝袋を並べてあの屋根の下で寝た(もちろんバスの営業所に許可を得た)。
翌朝、始発バスが来る前に追い立てられるようにタクシーで登山口に向かったのだった。

駅前は寂しいが、セブンイレブンがある。これがあるか無いかは大違い。

今日は、登山口までバスに乗る。
中央線はあんなにザックを持った人で混んでいたのに、ここでバスに乗ったハイカーは10人ほど。

200922 御正体入口でバスを下りる

御正体山の登山口、御正体入口でバスを下りる。
バスは私だけを置いて走り去る。他の人は、さらに奥にある道坂峠の登山口から入山するのだろう。そちらのほうが、傾斜が緩くて歩きやすいらしい。「らしい」と書いたが、実際は私は新人合宿で歩いている。でもすっかり忘れてしまった。

空を見れば雲が切れて晴れ間が見えてきている。富士山の眺めも期待できそうだ。8:34出発!

200921 林道ゲート

神社から林道を行く。すぐにゲート。
林道工事中。大型の工事車両が行き来している。

200921 御正体山登山口へのコンクリートの林道

ゲートを過ぎると、林道はコンクリートの舗装にかわり、うっ、と思うほどの急坂が始まる。
そして延々と植林の森の林道を歩く。本当にうんざりするほど歩く。
鳥のさえずりと林道工事の発破の音が聞こえる。

200921 林道の分岐

坂を登りきると尾根に分けられたT字路。この真ん中の尾根に登山道が通っている。(都留市のホームページの地図は違っている)。
右に行くとすぐに登山口がある。

200921 御正体山登山口

うわっ。大丈夫かこれ。ススキに覆われているぞ。整備されているのかな?
「登山口」のプレートから2mも行くと、ススキで足元が見えなくなった。さらに1m進むと前が見えなくなり、ススキをワッシとつかんで押倒し、その上に体重をかけて踏み込む、チシマザサの藪漕ぎのようになってきた。
今日は藪漕ぎじゃなくて、トレランに来たのに...4m進んだところで帰りたくなってきた。が、明けない夜はない、6mで藪抜けした。

200921 御正体山峰宮後への尾根道

藪抜け後は、普通の登山道。かなり傾斜がきつい。久しぶりの山登りのせいもあるが、ふくらはぎが張ってくる。
近所に大きな坂がないので普段のトレーニングでは、せいぜい坂ダッシュをくりかえすのが精いっぱい。やっぱり山に行くのが一番のトレーニングだ。

200921 カラマツの根元のきのこ

カラ松の根元に生えていた美味しそうなキノコ。

200921 尾根のブナの森

植林の森からブナの森にかわる。
新緑でも紅葉でもないが、ブナの森は心地よい。風も涼しくてよい。

ただし、蜘蛛の巣がひどい。いつものように細長い枝を、目の前で左右に振りながら歩くが、それでもしょっちゅう顔や頭に蜘蛛の巣が引っかかる。
小さな蜘蛛が小さな巣をあちらこちらに張っている。
気が付けば、髪の毛から小さい黒い蜘蛛が、つーっと糸を垂らしながらぶら下がっている...

200921 ホコリタケ

これはホコリタケ。道の上にばらまいたように、無数に生えているところがあった。

200921 ロープが張られている

ロープが張られているところが、いくつかあった。
岩場でもなく、ちょっと急だがロープがなくても登るのに支障はない。雨の後の下りが、滑り台のようになって危ないのかもしれない。

200921 白いトリカブト

紫色のトリカブトはここかしこに咲いているが、白いのはめずらしい。

200921 峰宮後

急登を登りきると池の平からの道が合わさる。そしてすぐに峰宮跡。「跡」というからには、ここにお社があったのだろう。

200921 御正体山山頂

10時31分、御正体山山頂。
御正体権現を祭った小さな祠がある。御正体山は信仰の山だ。

それにしても...なんかさえない山頂だ。
木々に囲まれ、展望はない。
草に覆われた地面も湿っていて、怪しげな虫がワンワン飛んでいる。鹿が多いためかもしれない。
すぐ横は黒く溶けたように立ち枯れた草に覆われた...湿地?
そう言えば、新人合宿で来た時も、期待とかけ離れた山頂にがっかりした記憶がある。なんてところに連れてきたんだー!と先輩に向かって叫んだ。心の中で。

次回に続く)

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