震災後初海外~台湾の旅(1)
3/9 成田空港~台湾桃園国際空港~台北~九份~台北
(前回の続き)

朝一番のチャイナエアーに乗るために、朝食も食べずに朝7時に成田空港にやって来た。チャイナエアーや日航の台湾行きのカウンターは大混雑だ。私のようにこの週末に海外逃亡する人がいっぱいいる。
なんだかハイな気分で、朝ごはんにがっつり天亭の天茶を頂く。

いつもと違うところもあった。世界に向けた震災復興支援ありがとうのメッセージ。
ぼけ~っとX線のゲートを通過したらベルが鳴った。しまった、ベルトを取るのを忘れてた。久しぶりなのでうっかりしていた。

台湾と言われて何をイメージする? バナナとか言うと台湾の人が気を悪くするぞ。私の台湾のイメージは、親日、エレクトロニクス、美食、温泉、そして山と花、季節によっては蝶。今月の機内誌の表紙は私の台湾のイメージにピッタリ。

機内で、日本統治下の台湾で起きた先住民族による武装蜂起、霧社事件を描いた映画「セデック・バレ」を観た。日本人と先住民、そして先住民同士、ひたすら殺しあう。民族の誇りは分かるが、日本人も先住民もみな野蛮だ…。と、終わる前に台湾に着いてしまった。

いつもどおりリムジンバスに乗り台北市内へ向かう。高速道路の大規模な拡張工事をやっているようだった。台湾経済は元気だ。
中山区にあるホテル、国王大飯店にチェックインし、荷物を置いてすぐに九份に向けて出発。森林南路に沿って歩いてゆく。台北市内には、近代的なビルやきれいなショッピングモールが建ち並ぶ、すぐとなりの通りにこんな煤けた建物があったりする。いかにも台湾らしいと思う。


日本人が多い。観光客目当てのタクシーの客引きも多い。
バスが松山駅のバス停をすぎると、畑や林がぽつりぽつりとある郊外の風景となる。時々、小さな街に到着し、1,2人が乗り降りして次の街に向かう。自分がどこにいるのかさっぱり分からない。それでもだんだん九份に近づいてゆく。雨もだんだん強くなってゆく…

九份では「九份」ではなく「舊道」のバス停で下りる。前回来たときには、これが分からず乗り過ごしてしまった。「舊道」のバス停はこのカフェが目印。
バスを下りると…猛烈な土砂降り。傘だけでは防ぎ切れそうもないし風も冷たいので、バス停脇の屋根のある展望台でウインドブレーカーを羽織る。さて、この坂を上った右側に、九份のメインストリート、基山街の入り口がある。
参考
- 桃園空港
- 両替は複数ある。私はいつも到着ゲートをでてすぐ右正面。ATMも複数ある。
- リムジンバス乗り場はゲートをでて右側をずっと行く。カウンターで言葉が通じなくても地図を見せて、指差せばそこまでの切符を売ってくれる。
- 悠遊カード
- MRTの駅の窓口で買える。デポジット100元を含む500元。
- 私は一昨年買ったものを持っていったが、まだちゃんと使えた。
- 九份へのバス
- 基隆客運バス、忠孝復興駅から舊道まで90元、およそ1時間半。タクシーの運ちゃんはバスは3時間かかるからやめておけ、と客引きする。バス車内では停車バス停のアナウンスがないので、ぼけっとしていると乗り過ごしてしまう。
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…