温泉、景勝、そしてご馳走~台湾・台北(3)

11/1 金山~石門洞~淡水~孔子廟~行天宮

前回の続き)

091101金山青年活動中心温泉どうしても温泉つきの宿に泊まりたかったのでこの宿を選んだが、昨晩は夜遊びがすぎて温泉に入れなかった。
そこで、朝食前の朝一番に温泉に向かった。温泉と言っても、海水浴場のすぐそばにあるSPAだ。


091101金山青年活動中心温泉内部オープンの7時ちょうどに入ったので、照明がついておらず薄暗い。でも、東洋で最大と宣伝するSPAが貸切状態だ。

熱い露天風呂から、滑り台のあるプール、ジェットバス、サウナといろいろ楽しめる。かなり古い建物だが、こぎれいに掃除してある。1時間ほどのんびりとお湯につかった。


091101金山青年活動中心金山青年活動中心のフロントのあるビル。消防署みたい。

ここに朝食をとるレストランがある。宿泊用の部屋もあるが、我々は離れのコテージに泊まった。キャンプ場もあり、ジャージを着た大勢の学生達がうろうろしていた。


091101禁煙看板あちこちで見る立て看板。何かと思えば公共の場所が禁煙になる告知のようだ。ポスターじゃなくて立看なところがすごい。


091101金山墓地チェックアウトして金山の街に向かう。

雨に濡れた墓地。青年活動中心から街に向かう道の両側に墓地が広がっている。一つ一つが交番くらいの大きさで、タイル張りの家のようになっていて、シーサーみたいな飾りがあったり、故人の写真が張ってある。敷地は草ぼうぼう。一人一軒なのか?墓参りはしないのか?


091101金包里街金包里街にやってきた。かなり強い雨が降っているが、買い物をする人で賑わっている。

ん?、看板に「下水湯」の文字が。下水湯はここの名物なのだろうか?


091101金山廟口鴨肉金山に来たら台湾で一番うまいと言われる鴨肉を食べねばならぬ。

ここが、廣安宮の敷地内とも思われる入り口に店を構える、金山廟口鴨肉。鴨肉だけでなくシーフードを初めとする様々な台湾料理が食べられる。大人気の店のようで、すごい混んでいる。


091101鴨肉金山廟口鴨肉の店先で、店の活気に圧倒され、システムも分からずうろうろしていたら、通りがかりの男性が、注文の仕方から食べ方まで一通り教えてくれた。そしてニコニコしながら去って行った。台湾は親切な人が多い。
さて、食べるぞ!う~ん、硬い。ネパール地鶏なみの噛みごたえだ。噛んでいると油ののった皮と身の間から、じんわりと旨みが染み出してくる。確かにうまい。


091101金山スイートポテトサツマイモは金山の特産品らしく、あちらこちらで売っている。そのサツマイモを使ったスイートポテトをデザートに食す。
日式地瓜焼」とあるが、スイートポテトを「日式」と言うのはいかがなものか…。それとも「地瓜焼」は単に焼き芋と訳すべきか…でも日本の焼き芋とは程遠い。うまいからなんでもいいか。


091101金山おもちゃや

なんと言うことはない、おもちゃ屋さん。でも、ディスプレイがいいね。

091101金山慈護宮金包里街のどん詰まりにある慈護宮。
台湾のお宮を見ると、日本の植民地下にあったが、やっぱり中華民族の文化が優勢な国だな~と思う。お宮はケバケバしく飾り立てられ、でかい看板が立ち、そして中には、学業成就の電光掲示板がチカチカ点滅している。


091101金山慈護宮のローソク慈護宮の正面にあるロウソク。私の人生の中で見た、もっとも大きなロウソク。一抱え、サンドバックくらいの大きさ。でかい炎がユラユラしている。


091101金山王肉包金山廟口鴨肉のおばさんが、「王」の包子がおいしいと教えてくれた。その「金山王肉包」は淡水行きのバス停の前にあった。10種類ほどの肉まんを売っている。

葱肉まんをガブリ。豊富な肉汁と葱の香り…台湾一の鴨肉屋のおばさんがうまいと言うだけのことはある。


091101金山海岸

路線バスに乗り金山を後にする。海岸に沿って淡水へ向かう。

波頭が飛沫になって飛ぶほどの強い風が吹いている。車窓から強風で荒れ狂う海を眺める。その大荒れの海に突き出た防波堤で、レインコートを着た人たちがなにかしている。なんだろう?

091101石門洞石門洞で途中下車。大きな岩に自然のトンネルがある。それが石門洞。
有名な景勝地らしく、観光バスで次から次へと人がやってくる。


091101石門洞展望台

石門洞の上は展望台になっている。荒れる海が広がる。
幸い雨は止んだが、風がメチャメチャ強い。台湾なのに寒い…。

091101石門洞海岸ここにもなにか拾っている人々が。この人たちは貝殻を拾っているようだ。浜はちょっと見ると砂利のように見えるが、良く見るとほとんど珊瑚のかけらと貝殻だ。

ちなみにここで同行者が海に足をボチャンした。他人のふりをして、台湾人観光客と一緒に笑う。


091101淡水海岸

石門洞から再びバスに乗り、淡水駅に到着。
淡水駅の向こう側にまわると、そこは淡水川。ここから河口まで川沿いに遊歩道が延びている。

遊歩道沿いには、ジュースや焼イカなどジャンクフードのスタンドや、アクセサリーの店が並んでいる。時々雨が降る、あいにくの天気だが、まるで原宿の竹下通りのように大勢の人々が列をなして歩いている。

091101淡水の巨大アイスやたら長いソフトクリーム。特大サイズはライトセーバーのようだ。


091101淡水孔雀蛤大王朝からいろいろなものを食べ続けているので、あまりお腹は減っていないが、淡水に来たら孔雀蛤(ミドリイガイ、ムール貝の仲間)を食べなければいけない。ここはその孔雀蛤の名店(と思う)、有名人の写真がたくさん飾ってある、「余家孔雀蛤大王」。


091101淡水孔雀蛤ここのミドリイガイ、台湾料理にしてはかなり味付けが濃い。醤油と唐辛子でしょっぱ辛い。でも台湾ビールのつまみにはちょうどいい。他に、海鮮焼きそば、チャーハン、蟹の炒め物など、じゃんじゃん頼む。
腹いっぱいで苦しい。でもみんなで完食。


091101淡水臭豆腐の串焼きデザートは何をどう間違ったか、臭豆腐の串焼き。
連れが買った。うお~、くさい、近寄らないでくれ~。でも、せっかくだから一口頂く。もぎゅもぎゅ。口に入れると思っていたほど臭くない。厚揚げに甘辛いタレをつけて焼いた感じ。食べ終わって一息つくと、例の臭いが口から鼻へ、もわ~っとぬける。やっぱり臭い!
厚揚げを臭くする意味が分からん。


091101淡水海岸2

紅毛城まで歩いて行こうと思っていたが、のんびりしすぎて時間がなくなった。淡水は今度また、天気のいいときにゆっくり来ることにして、来た道を引き返す。

091101淡水観音山淡水川の対岸にある観音山は、かつては淡水富士と呼ばれたそうだ。でも、どう見ても鹿児島港からの桜島。


091101淡水駅MRT淡水駅。でかい。


091101見ざる聞かざる言わざる

圓山駅でMRTを降りて、閉門直前の孔子廟へダッシュ。途中、見ざる言わざる聞かざるを撮る。なんどこの猿を写真に撮ったことか…

091101孔子廟閉門直前の孔子廟は人でいっぱい。と言うか、カメラを持った人でいっぱい。写真教室だろうか?写真撮るのにじゃまだよ~。


091101孔子廟みやげや以前来た時にはなかったのだが、孔子廟に土産屋ができていた。そしてこの看板…孔子をかわいくしてどうする…それもス○バ風。


091101保安宮孔子廟からすぐそばの保安宮に行ってみた。退散したと思った写真教室の一群はこちらに移動していた…

保安宮は様々な神様を祭ってある。境内を照らす紅い提灯もきれいだ。孔子廟よりこちらのほうが面白い。


091101欣葉1MRT中山駅そばのホテルに荷を置いて、新光三越8階にある欣葉餐廰にディナーに行った。台湾料理の名店でディナーだ。ご馳走だ。
テーブルに案内され、大きなメニューを渡される。まずは、定番、ポットでウーロン茶。香りがいい。そして牡蠣のトーチ炒め、海鮮ビーフン。同じビーフンでも微妙な味付けと素材が、屋台とはぜんぜん違う。


091101欣葉2お次はイカのすり身団子。翡翠のように美しい。そしてスーパーボールのような驚異的な弾力。


091101欣葉3最後は杏仁豆腐。これも求肥(ぎゅうひ)のような強力な弾力。食べたことない食感。
今日は朝から食べてばかりで、腹がはちきれそうだ。


091101行天宮

腹ごなしに行天宮に行く。駅からちょっと離れているので、たっぷり歩ける。おまけに10時まで開いているので、今から行っても中に入れる。ここも関羽を祭っているらしい。

091101行天宮礼拝中では学生からお年寄りまでたくさんの人がお払いを受け、お参りをしていた。台湾の人は信心深い。
厳かな雰囲気の中、カラン、カラン、とおみくじの拍子木(?)を地面に投げる音が響いていた。

また30分ほど歩いてホテルに戻る。今日は本当に盛り沢山の一日だった。


次回に続く)

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