オークランドでシーフード~ニュージーランド、ルートバーン・トラック(9)
11/24 クイーンズタウン~オークランド
(前回の続き)
さて、旅も終わりに近づいてきた。今日は、出国のために入国したオークランドに戻る。
とりあえず朝食のために街に出る。ちょっと肌寒い。
カフェ、”Joe’s Garage”の扉を開けると、いきなりコーヒーか紅茶か聞かれた。コーヒーと答えて席に着く。すぐにコーヒーが運ばれてきて、注文を聞かれる。
“Joker”というオープンサンドを注文し、コーヒーをすする。アメリカンではなくて、エスプレッソ。深いコク、うまい。
“Joker”は、ベーコン+ソーセージ+スクランブルエッグ+コショウたっぷりのオープンサンド。う~ん、コショウがからい。ベーコンがカリカリ…というか、硬くて木の板みたい。
まさに”Joker”な味。
たぶん、これがクイーンタウンで一番大きなアウトドアショップ”Outside Sports”。Shotover St.にある。
10時前にクイーンズタウン空港に到着。クイーンズタウンに来て、一番の天気で、青空がまぶしく、周辺の山にも雲がかかっていない。陽射しが暑い。
1時間後にはオークランドに向けて飛び立っているはず…が、機材の故障のため、飛行機がオークランドから来ない。後発の便がオークランドに向けてどんどん先に飛び立ってゆく。
今日はオークランドでランチのはずが、ぼそぼそと空港のカフェでサンドイッチを食べる。
2時過ぎ、やっと機上の人となる。
空港からバスに乗って、オークランドの中心に向かう。留学していた時、友達は皆、オークランドが嫌いだ、行く価値はない、と言っていた。確かに、車窓から見るオークランドは、ビルが立ち並び、人と車が騒々しい大都市だ。南島の中心都市のクライストチャーチは、穏やかなニュージーランドらしさを感じるが、オークランドは単なる現代の大都市の印象を受ける。
ホテルに荷物を置いて、港に散歩に行く。
人がたまっている。何かと思って行ってみたら跳ね橋だった。
さて、日が暮れてきたので、ディナーにしよう。オークランドでは、ニュージーランドワインを飲みながらシーフードを食いまくる予定だ。港には、いくつものシーフードレストランが並んでいる。
プリンセス・ワーフにある”Y not Restaurant & Bar”。埠頭にある、海に面した細長いレストラン。なかなか賑わっている。
入口のすぐ前のテーブルに案内される。
前菜の生牡蠣にシャルドネ。でかい皿に、殻つき牡蠣が8個ほど置かれている。一人でこんなのを頼んでいるやつはいない。レストランの入口の前で作業着を着た男が、一人で牡蠣をむさぼっている。違和感十分。
牡蠣はうまい。たぶん。正直なところ、唐桑や陸前高田で、とったばかりの肉厚の牡蠣を食べてから、他の牡蠣はあまりおいしいと思えなくなってしまった(「唐桑ありがとう、そして、いつまでもお元気で!」、「漁師さんと牡蠣棚を作る」)。
でも、異国の海を眺めながら、冷えたシャルドネを味わい牡蠣を食べる、この雰囲気がいい。
鯛のロースト。もちろんうまいさ。
その街の展望台にはとりあえず行く、高いところには登る。台北101しかり、ビテクスコ・ファイナンシャルタワーしかり、札幌テレビ塔しかり。そして、オークランドでは、高さ220mの展望台を有するスカイ・タワーだ。
ちょっと地味な夜景。
そういえば、前回ニュージーランドに来た時、ネオン看板がほとんどないことと、夕方6時を過ぎるとほとんどのビルの電気が消え(残業しない)、飲食店以外の店も閉まってしまう(やっぱり夜は仕事をしない)ことに驚いたのだった。夜景が地味になるわけだ。
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…