燕巣泥火山?どうやっていこう?~金門島、台湾一周(10)
2/15 高雄駅~旗山轉運站~茂林区公所~紫蝶幽谷~旗山轉運站~奥深水~燕巣泥火山~高雄駅
(前回の続き)
発車4分前、無事に8023のバスに乗る。
蝶の谷から来た道を高雄に戻ると、午後の早い時間についてしまう。それはもったいないので、帰りにもう一つ観光をしよう。Googleを眺めていたら、「燕巣泥火山」というものを見つけた。
泥火山?なにそれ?
なんでも地面から泥が噴出しているらしい。面白そうだ。どうやっていこう?
Google先生に尋ねる、と8023のバスに乗って奥深水で降りろとのこと。そこから徒歩40分。徒歩40分...往復徒歩1時間20分...時間的に厳しいな。どうやっていこう?
そうだ!走ればいいんだ!せっかくトレランシューズを履いているので、走ろう。ゆっくり走っても、往復40分で行ける。
奥深水で降りた...まさに片田舎。Google先生のバス停と位置が少し違う。なんの標識もない。
ココハダレ?ワタシハドコ?
Google先生のGPSを頼りに、道を探す。
広い敷地内に犬を飼っている家が数件あり、塀越しに吠えたてられて、追いかけられる。どの犬もガチで吠えている。なぜ?
軽くジョグを始める。朝は雨上がりのどんよりした曇りで、肌寒かった。しかし、いつの間にか、晴れて日射しが強く、暑い。
道標発見!ルートは正しいようだ。
ん?「燕巣泥火山」ではなく、「烏山頂泥火山」となっているが...たぶん同じものだろう。
日本の林道のような道。緩い上り坂が続く。走るのは思ったよりきつい。
林の中からゴポゴポと音がする。藪をかき分けて、近づいてみると泥の池があった。池の底から泥やガスが湧き出しているようだ。
やった、到着。やっぱり20分くらいだったけど、疲れたし暑いわ~。
手続きをしてから入場しろとのこと。
事務所で入場手続き。
おばさんが一人いて、近所のおじさん?と世間話をしていた。
声をかけると紙を渡され、そこに名前やパスポート番号などを記入する。以上、入場手続き終わり。
灰色のざらざらした砂?泥?の道を少し行くと、見えてきた。思ったより小さい。
「泥火山」というが、火山ではなくて、地下からガスと泥が一緒に噴出して、堆積したものらしい。
近づいてみるとそれらしく見える。泥に乗ることは禁止されているので、近づくのはここまで。
残念ながら、今日は噴火はお休みのようだ。
親分の火山はお休みだが、道の真ん中や、わきの藪の中など、あちらこちらから泥が噴出し、ポコポコいっている。
写真を撮りながら、ゆっくりまわっても15分くらい。
この先には、新養女湖という大きな泥の池があるらしいが、時間がないので本日は割愛。
バス停までまた走って戻る。
Google先生の指示に従って、一番近い高雄師範大学のバス停に向かう。
さすが台湾。道端にバナナがなっている。
竹やぶも多い。日本の竹と違って、根元から密集して生えている。
風が吹くと、辺り一面、竹が擦れるギシギシという音につつまれる。
さっきからずっと、聞き分けられないほどのたくさんの犬の鳴き声が、遠くから聞こえていた。吠える声だけではなく、キャンキャンとかいろいろ聞こえている。
なんだろう?と思っていたが、「動物保護関愛園区」の標識があり、理解した。
と、目の前に2匹のポインターのような犬が...今度は塀はない。私を発見し猛烈に吠えている。
気のせいですよ~、何でもないですよ~、としらばっくれながら、道路の端を通過する。
しばらく吠えながらついてきたが、あるとことまで来ると、元の場所に戻っていった。
ひっきりなしに聞こえる犬の鳴き声で、このあたりの犬はみんな神経質になっているのだろうか。
Google先生は、ここを入れという。いや、無理でしょ、捕まるって。
またGoogle先生にやられた。
高雄師範大学のバス停は大学構内にあって行けない。しかたがないので、来た時のバスが走っていた大通りまで走る。
深水國小バス停に到着。
Google先生に予定より走らされた。背中が汗でびっしょりだ。
ここから高雄駅に戻るルートはいくつかある。
一番早い捷運都会公園站経由で行く。
捷運都会公園站の入り口。立派です。
なぜかここで待ち合わせしている人が4人もいる。
宿に戻って、シャワーを浴びて夕食。
拉麵なる看板が気になり、小甯手工拉面に入る。
日本のラーメンではなく、中国式のややうどんに似た麺。でもおいしい。
原チャリ天国は健在。信号が青になると各車一斉にスタート。レースのようだ。
宿に戻ってきた。
私が泊っているのは、右側のぼろいほう。瑞城別館。
建物は少々老朽化しているが、高雄駅は近いし、近場に飲食店はたくさんあるし、ロケーションは最高。
明日も早い。寝よう。
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…