石割山は大賑わい~御正体山から石割山(2)

9/21 御正体入口~御正体山~石割山~大平山~紅富士の湯

前回の続き)

昆布のおにぎりを食べ、出発。
何時かな?と腕のガーミン先生を見ると、表示が動かない。フリーズしてる...
普段のトレーニングでは、時々フリーズし、何度もリセットを繰り返している困った先生なのだが、山でフリーズしたのは初めてだ。

そのうち目を覚ましてくれるかもしれん、と思ってそのままスタート。

200922 御正体山から石割山への下り

稜線はガスがかかっていた。薄暗い森の中を駆け下る。
今日はもう、登りはほとんどない。

200922 前の岳山頂

下り切ったコル。
ほぼ「コル」なのになぜか「前ノ岳」と言う。地図を見て、どこがピークかと思っていたが、やっぱりピークはなかった。

ガーミン先生は相変わらず凍っている。しかたがないので、ベンチに腰を下ろして先生を起こしにかかる。
あれ?強制シャットダウンの方法を忘れてしまった!
幸いにして電波が入ったので、ネットで調べてガーミン先生を再起動。便利な世の中になったものだ。

200921 中ノ岳と奥ノ岳間の送電線鉄塔にて

御正体山から石割山への稜線は森の中で、ほとんど展望はない。しかし、時々切り開きがあって、景色を眺めることができる。
これは中ノ岳と奥ノ岳の間にある鉄塔の切り開きから見た、石割山方面。
雲で富士山が見えないぞ...

200921 秋色の登山道

紅葉は始まっていないが、秋色。

200921 ときどき細いところがある

ときどき尾根が細いところがあるが、注意すれば問題ない。

200922 藪っぽいところ

ときどき藪っぽいところもあるが、しっかり踏まれているので問題ない。

200922 石割山山頂

突然開けたかと思えば、石割山山頂。
御正体山は先客が2人しかおらず、静かな山頂だったが、ここは敷物を敷いた人々で大賑わい。
小さな子供を連れた家族が多いようだ。家に閉じ込められていた子供たちも山登りでストレス発散だ。

山頂は広場のようになっていて開けている。眺めも良い。しかし富士山は雲に隠れて見えず...山中湖の向こうに裾野だけちょびっと見える。

ねぎ味噌おにぎりを食べて出発。
石割山から西へ大平山に向かう。新人合宿では北の杓子山に向かったので、ここからのルートは未知の世界。

200921 石割山から大平山への道

道は悪い。
整備されているが、人が多いのでえぐれている。それも靴幅1つの溝になっている。赤土は滑る。
途中にハイカーが渋滞している。

ゆっくりと下る。

200921 平尾山山頂

樹林とカヤトが交互に現われる。
平尾山から見た富士山方面。相変わらず富士山は雲の中。

200921 いくつもの階段が続く

とにかく階段が多い。ピョコの登り下りのたびに長い階段が現れる。それも、かつての金毘羅尾根のようなミニハードル状態(「なぜか登りは異様にきつい~鋸尾根から日の出山」)のものが多い。
しかたがないので、横に渡してある木を、ピョンピョンとかかとをつかないで跳び移るように下る。ちょっとでも滑ることは許されない。

修行だ。

200921 カヤトの原

カヤトの原は快適に走る。しかし、なぜか石割山を越えたところから急に暑くなり、Tシャツを汗で濡らしながら走る。

200921 大平山山頂

広場のような大平山山頂。林道がここまで来ているのでバイクもいる。トイレもある。
眼下には山中湖が広がり、そして富士山は見えない。

200921 階段は続く

まだまだ階段は続く。下りはしんどいが、登りはもっとしんどい。
小さな子供が、階段の途中で座り込んだり、泣き出したりしているのを何度も見た。子供にとっては、この段差でも超えるのは大仕事なのだろう。

200921 大出山入口バス停

最後にホテルマウント富士の前のロードを駆け下り、山中湖に出た。ゴールは近い。

湖畔の遊歩道を軽くジョギング。とは言え、久しぶりの山登りで足は重く、ザックも重く、気温も高い。トレーニングだ、いずれこうやってUTMFを走るんだと自分に言い聞かせて走り続ける。

200921 紅富士の湯

紅富士の湯に到着。ゴール!
お疲れさまでした、さっそく風呂だ!

のんびり入っていたかったが、だんだん混みあってきたので30分くらいででる。
そしてビール。早めのバスに乗れそうだ。一気に飲みほして外に出る。

ところが、、、
バスがこない。やっぱりね。前もそうだったんだよ...(「丹沢から山中湖へ走り抜ける~西丹沢・甲相国境(1)」)

日が傾き、冷たい風に吹かれながら、バスを待つ。
1時間遅れでやってきた。そして、富士山駅では、バスが着いた時、ちょうど電車が行ってしまった。
次の普通列車は、およそ1時間20分後。意を決して30分後の特急券を買う。しかし、座席は既にいっぱいで立ち席。

富士山を見に来たが、富士山は見れず。そして疲れた足で、特急列車のデッキに立ち続ける。
トレーニングだ。

参考:
御正体入口8:34-10:31御正体山10:40-10:55前岳11:05-12:08石割山12:16-13:39紅富士の湯

(御正体山・完)

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