石割山は大賑わい~御正体山から石割山(2)
9/21 御正体入口~御正体山~石割山~大平山~紅富士の湯
(前回の続き)
昆布のおにぎりを食べ、出発。
何時かな?と腕のガーミン先生を見ると、表示が動かない。フリーズしてる...
普段のトレーニングでは、時々フリーズし、何度もリセットを繰り返している困った先生なのだが、山でフリーズしたのは初めてだ。
そのうち目を覚ましてくれるかもしれん、と思ってそのままスタート。
稜線はガスがかかっていた。薄暗い森の中を駆け下る。
今日はもう、登りはほとんどない。
下り切ったコル。
ほぼ「コル」なのになぜか「前ノ岳」と言う。地図を見て、どこがピークかと思っていたが、やっぱりピークはなかった。
ガーミン先生は相変わらず凍っている。しかたがないので、ベンチに腰を下ろして先生を起こしにかかる。
あれ?強制シャットダウンの方法を忘れてしまった!
幸いにして電波が入ったので、ネットで調べてガーミン先生を再起動。便利な世の中になったものだ。
御正体山から石割山への稜線は森の中で、ほとんど展望はない。しかし、時々切り開きがあって、景色を眺めることができる。
これは中ノ岳と奥ノ岳の間にある鉄塔の切り開きから見た、石割山方面。
雲で富士山が見えないぞ...
紅葉は始まっていないが、秋色。
ときどき尾根が細いところがあるが、注意すれば問題ない。
ときどき藪っぽいところもあるが、しっかり踏まれているので問題ない。
突然開けたかと思えば、石割山山頂。
御正体山は先客が2人しかおらず、静かな山頂だったが、ここは敷物を敷いた人々で大賑わい。
小さな子供を連れた家族が多いようだ。家に閉じ込められていた子供たちも山登りでストレス発散だ。
山頂は広場のようになっていて開けている。眺めも良い。しかし富士山は雲に隠れて見えず...山中湖の向こうに裾野だけちょびっと見える。
ねぎ味噌おにぎりを食べて出発。
石割山から西へ大平山に向かう。新人合宿では北の杓子山に向かったので、ここからのルートは未知の世界。
道は悪い。
整備されているが、人が多いのでえぐれている。それも靴幅1つの溝になっている。赤土は滑る。
途中にハイカーが渋滞している。
ゆっくりと下る。
樹林とカヤトが交互に現われる。
平尾山から見た富士山方面。相変わらず富士山は雲の中。
とにかく階段が多い。ピョコの登り下りのたびに長い階段が現れる。それも、かつての金毘羅尾根のようなミニハードル状態(「なぜか登りは異様にきつい~鋸尾根から日の出山」)のものが多い。
しかたがないので、横に渡してある木を、ピョンピョンとかかとをつかないで跳び移るように下る。ちょっとでも滑ることは許されない。
修行だ。
カヤトの原は快適に走る。しかし、なぜか石割山を越えたところから急に暑くなり、Tシャツを汗で濡らしながら走る。
広場のような大平山山頂。林道がここまで来ているのでバイクもいる。トイレもある。
眼下には山中湖が広がり、そして富士山は見えない。
まだまだ階段は続く。下りはしんどいが、登りはもっとしんどい。
小さな子供が、階段の途中で座り込んだり、泣き出したりしているのを何度も見た。子供にとっては、この段差でも超えるのは大仕事なのだろう。
最後にホテルマウント富士の前のロードを駆け下り、山中湖に出た。ゴールは近い。
湖畔の遊歩道を軽くジョギング。とは言え、久しぶりの山登りで足は重く、ザックも重く、気温も高い。トレーニングだ、いずれこうやってUTMFを走るんだと自分に言い聞かせて走り続ける。
紅富士の湯に到着。ゴール!
お疲れさまでした、さっそく風呂だ!
のんびり入っていたかったが、だんだん混みあってきたので30分くらいででる。
そしてビール。早めのバスに乗れそうだ。一気に飲みほして外に出る。
ところが、、、
バスがこない。やっぱりね。前もそうだったんだよ...(「丹沢から山中湖へ走り抜ける~西丹沢・甲相国境(1)」)
日が傾き、冷たい風に吹かれながら、バスを待つ。
1時間遅れでやってきた。そして、富士山駅では、バスが着いた時、ちょうど電車が行ってしまった。
次の普通列車は、およそ1時間20分後。意を決して30分後の特急券を買う。しかし、座席は既にいっぱいで立ち席。
富士山を見に来たが、富士山は見れず。そして疲れた足で、特急列車のデッキに立ち続ける。
トレーニングだ。
参考:
御正体入口8:34-10:31御正体山10:40-10:55前岳11:05-12:08石割山12:16-13:39紅富士の湯
(御正体山・完)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…