暑熱順化で猛暑の山に立ち向かえ!

今日も暑かった。山梨県甲州市では39.1度だそうだ。

これは「暑い」を超えて「熱い」!

そんな暑い今日、私はまた汗だくでランニングだ。

飯豊連峰や朝日連峰など、稜線に樹林がなく標高の低い山は、夏の縦走は灼熱地獄だ。南アや北アなど3000m級の稜線でも、天気が良ければ日中は強烈な日差しにあぶられ、フライパンの上を歩いているかのような暑さだ。当然、汗だくになり体力を消耗する。

そんなあなたに朗報!真夏の暑い日中に軽いランニングを繰り返していると、徐々に暑さに慣れて、暑くても山を歩けるようになってくる。熱性痙攣も起こりにくくなる。

みんな疑うけど本当。

で、タイムリーな記事を発見。

『暑熱順化』と『牛乳』で熱中症に負けない体に」(nikkei BPnet)

詳しいことは読んでいただくとして、ポイントはやはり暑い中で運動をすれば暑さに慣れる、というシンプルな原理。そしてなんと、軽い運動+入浴で1週間で暑さに強い体を手に入れられる。

ややきつい運動+運動後の牛乳でさらにパワーアップ。(消化時間を考えると牛乳は運動前のほうがよい気もするが…)

この記事に加えて、私の経験からアドバイスすると、クーラーに当たりまくって、すっかりひ弱な現代人になってしまった人は、いきなり暑い中運動してはいけないと思う。よくて夏バテ、悪ければ熱中症。まずは、日没後の散歩から始めたほうがいい。

そして、日中に走れるようになっても、熱中症にならないために水分補給が肝心。運動する前にスポーツドリンク(2倍希釈)など水分を十分とり、走っている途中でも、水分が欲しくなったら我慢せずに補給しよう。

個人的にはさらに経験的な裏技がある

暑熱順化のためのランニングをすると、走り終わった後は当然、汗が噴出し喉が渇く。ここで水が飲みたいところだが、ぐっと我慢して15分してから水を飲む。これを何回か繰り返しているとあら不思議、同じだけ運動しても水を飲む量が減ってゆく。山ではボッカする水の量を減らせるので荷物が軽くなる。

これも順化だろうか?でも、医学的な裏づけを知らないし、もしかしたら危険かもしれないので、良い子はまねしないように。

2件のフィードバック

  1. takeshi より:

    暑熱順化かあ。そんな言葉あるんですね。
    経験、体感的には知ってましたが。

    真夏の日中の丹沢トレは、まさにぴったりですね。
    熟練者や、山慣れした人は、真夏の丹沢を当然のように避けますが、
    トーシロであまのじゃくのワタシは、そんな事気にするどころか、むしろ燃えちゃいます。

    • 惰性人 より:

      暑熱順化のポイントは毎日続けることですね。
      なので単発の丹沢トレはあまり効果ないと思います…

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