被災地を後にして~陸前高田ボランティア(3)
1/27 遠野~帰京
(前回の続き)
今日も6時に起床。朝食の準備をするために電子レンジのある流しに行く。そこで金太郎ハウスの所長さんと副所長さんにご挨拶。金太郎ハウスは3月に閉鎖されるのでもう会うこともないかも。
掃除が終わって、出発までの間は自由時間。駅前のスーパーに買い物に行く。駅前に河童のモニュメントが。初めて気づいたがずっと前からあったらしい。それにしても顔がこわい…
遠野は野菜や米の値段が東京に比べるとめちゃくちゃ安い。だからいつも帰るときには、スーパーか川の駅で持てるだけ買い物をして帰る。野菜を買うついでにあまり東京では見ない、あさびらきの濁り酒を買う。
冬の間は雪雲に閉ざされていることが多い早池峰山も、白いたおやかな頂上を見せている。今日は絶好の登山日和だな~。
正午に金太郎ハウスを出発、東京への帰途に着く。すぐに「遠野風の丘」で休憩。お土産&昼食タイム。産直売り場、土産屋、レストランがある。ここでお土産を買う。やっぱり「かもめの玉子」かな。評判がいいし、岩手に行ったことをもらった人がすぐわかってくれるから。
お土産を買わないと言う人もいるが、私は積極的に買って積極的に配っている。その理由は、一つは東北経済へのささやかな貢献、もう一つは、私の周囲の人にまだ被災地は支援が必要なんだと知ってもらうきっかけのため。
東北道を走るバスの中で、メンバー全員、一人一人が今回の活動を振り返り、思いを語った。みんな今後も続けていきたい気持ちは同じようだ。ただ、今回私は、復興が「ある」ステージまで到達していると強く感じた。陸前高田では瓦礫はほぼ片付き、本格的な復興は沈下した地面の盛り土が終わってからになるようだ。そのプロセスには体力だけで瓦礫撤去などの活動(ハード活動)をしてきた私の出番はほとんどない。今後は被災した方々の生活(特に心理面、ソフト活動)の支援や漁業や農業などの個人事業主の支援が主となるのだろう。そのためには細やかなニーズを集め、それを我々に提示してくれる仲介の役割が重要だ。しかし、被災地の報道の減少や、金太郎ハウスの閉鎖に見るようなボランティア活動の終息など、情報はますます少なくなっている。
これからどう活動するか考えることは、帰ってからの宿題としよう…
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…