氷河クルーズに出発!~アイスランド&グリーンランド(19)
8/12 イルリサット~Eqip氷河~イルリサット
(前回の続き)
今日はトレッキングはお休みして、イルリサットの北にあるEqip氷河へのクルージングツアーに参加する。朝5:30に起きてベーコンレタスバーガーを作って食べ、同宿のドイツ人夫妻と港に向かう。氷河まで5時間のクルージング、そして氷河の脇で2時間停泊、そしてまた5時間かけて帰ってくる。デンマーク本国出身のガイドさんから説明を受ける。
港に船に混じって氷山が浮いているのが面白い。
いよいよ出港。雲は厚く、風は身を切るように冷たい。ダウンにゴア雨、ニット帽、ブレスサーモの手袋と完全防備。去年の夏のウスアイアよりはるかに寒い。海に氷が浮いているくらいだから当たり前か。
海には様々な形をした氷山がそこかしこに浮いている。ボケ~っ飽きずに眺める。船長は慎重に氷山を避けるように船を操るが、ときどきサービスのためか小さい氷山に船がこすれるくらい近づく。
海をのぞきこんでも生き物の気配は全くない。しかし、氷山の上で羽を休めていたたくさんの海鳥は、船に驚き飛び回っている。よくよく探せば魚もいるのかもしれない。
今さらながらに気付いたのだが、波が全くない。氷山も海鳥も鏡のような海面にきれいに反射している。そう言えば昨日、トレッキングしたときに見た海にも波がなかった。波がないので船が全く揺れない。高速道路を走っているかのようだ。そして、驚いたことに船の上にいても磯の香りが感じられず、さらに髪の毛や服が塩でべたつくこともない。目をつむっていたら海の上にいるとは思わないだろう。
氷山の色は透明から白、そして青。特に真っ直ぐに走るクラックは真っ青だ。
船が岸辺に近づく。表土がなく、さらに波打ち際には海草などの生物がいないので、岩がむき出しで見えている。マーブルチョコのような激しい褶曲の様子が手に取るように見える。
海に波がないので、航跡が崩れることなく海面を伝わってゆく。航跡の波に映る氷河がなんかクネクネした感じで面白い。
出港から5時間。ほとんど甲板で氷山を眺めていた。もうそろそろ目的地が近くなったところで船室に入り昼食。外で食べてもいいんだけど寒い。窓から氷山を眺めながらパスタやサラダのビュッフェで腹ごしらえ。リゾート気分100%。
だんだん海面が細かい氷のかけらで覆われ、見えてきた、見えてきたEqip氷河だ。
氷河の正面で停泊。朝はどんよりと曇っていたが、すっかり晴れ上がり、強い日差しと氷からの照り返しで目が眩むようだ。さて、ここで2時間、氷河が崩れるのを待つ。
(次回に続く)
凪、ですね。青い凪。
二つ目の動画、水面が鏡みたいに空を映しているから、過ぎ去る氷河が流れる雲のようです
鳥がいるから、確かに魚群も来るのでしょうね
画面が広い!綺麗だなぁ!
http://m.blogs.yahoo.co.jp/rosepinkgecko
桃苺さん、こんばんは
日本では絶対に見ることのできない、全く波のない本当に鏡のような海でした。
波がないから潮風もないのです。
不思議ですね。
来週からイルリサットに出かけるので、大いに参考にさせていただきました。
ベストシーズンですね!
楽しんできてください。