氷の断崖、ペリト・モレノ氷河~アルゼンチン、パタゴニアの旅(10)


1/21 エル・カラファテ~ペリト・モレノ氷河~エル・カラファテ

前回の続き)

朝食はコンチネンタルのビュッフェ、ただ、豆とソーセージカレー炒めがあったのが変わっている。モリモリ食べる。

7時少し前にツアーのお迎えがきた。
今日は、世界遺産ペリト・モレノ氷河(Glaciar Perito Moreno)の上をトレッキングするツアー、その名も”Big Ice”に参加する。旅行会社は”Hielo & Aventura
以前、エル・カラファテに来た時に参加する予定だったが、熱をだしてキャンセルしたやつだ。

200121 ペリト・モレノ氷河に向かう

いい天気。空気は涼しいが、少し動くと暑いくらい。
大型バスで、ペリト・モレノ氷河に向かう。座席はほぼ埋まっていて、全員がBig Iceに参加する。

しばらく窓の外の景色を眺めていたが、窓越しても日射し強くて痛いので、カーテンを閉める。

200121 ペリト・モレノ氷河の入園料の徴収

ツアー代金とは別に公園の入園料を払う。公園事務所の横にバスが止まった。パイネのように(「パイネトレッキング」)、事務所の建物で払うのかと思い、バスを下りようと思ったら、なんと、職員がバスの中まで取りに来てくれた。ナイスサービス。

200121 アルヘンティーノ湖に沿って走る

アルヘンティーノ湖(Lago Argentino)の湖岸に沿って、うねうねとバスは走る。快適なドライブ。
湖岸の森の木は真っすぐ生えている。エル・カラファテの並木などは、みな斜めに立っているのに。3方向を山に囲まれているので、風が弱いのだろうか。

200121 ペリト・モレノ氷河が見えてきた

おお!ペリト・モレノ氷河が見えてきた。
この10年、ずっと見たいと思ってきたペリト・モレノ氷河と対面。

200121 ペリト・モレノ氷河展望台へ

アルヘンティーノ湖の岬にある、ペリト・モレノ氷河展望台の大きな駐車場にバスが止まる。
1時間の自由時間。早速、展望台へ。
いくつかの展望台が、遊歩道でつながれている。全部まわると1時間くらいかかる。

200121 ペリト・モレノ氷河展望台上部から

一番上の展望台から見た氷河。

でかい...

こんなでかい氷河が間近で見えるのがすごい。そして、今日の天気がいいこともあるのだろうが、今まで見てきた氷河の中で、一番青くて、表面もきれい。
世界的な観光地になるのもうなずける。

200121 ペリト・モレノ氷河、下の展望台へ

氷河をより近くで見ることができる、下の展望台へ下りる。

200121 ペリト・モレノ氷河、真ん中の展望台

すげーなー、おい。
氷河の流れ出るあの白い丘の向こうには、何があるのだろう...行ってみたい。
あの向こうはチリなんだよね。パスポートチェックはどうしたらいいのだろう、と、全くあらぬ心配をする。

200121 ペリト・モレノ氷河、氷の断崖

時折、雷鳴のような「バリバリ」と言う音が、谷のどこからか響いてくる。
氷河は常に流れ、崩れ続けている。ペリト・モレノ氷河は、平均で1日に2m流れ下っているらしい。
あの対岸の山の上から見たら、氷の河のように見えるんだろうな。

200121 ペリト・モレノ氷河、一番下の展望台

まさに、氷の断崖だ。
一番下の、一番氷河に近い展望台に下りてみよう。

200121 ペリト・モレノ氷河、崩落したところはラピスラズリのよう

氷河が崩落する瞬間が見たくて、しばらく展望台で粘る。氷河が近すぎて、首を左右に振らないと全体が見えない。
左を見ているときに、右から「ザーッ」という音が。あわててそちらを見ると、崩れた氷河が湖に落ちるところだった。シャッターを切ったが間に合わず、ただ湖面のさざ波が写っているのみ。
崩落したばかりの新鮮な氷河の断面は、ラピスラズリの鉱脈のようだ。

かなりねばったが、その後は崩れなかった。こんなに天気がいいのに、今日崩れなくて、いつ崩れるのだ。
グリーンランドのEqip氷河では、目の前でガンガン崩れていた(「氷河の音を聴く」)。あちらは1日に10mとかのオーダーで動いているらしいので、その違いだろうか。

200121 ペリト・モレノ氷河、上の展望台に戻る。

次から次へと観光客がやって来る。

200121 ペリト・モレノ氷河、カフェ

駐車場のそばにあるカフェで、濃いアメリカーノを飲みながらツアーの出発時間を待つ。

200121 アルヘンティーノ湖の対岸に渡る

バスでちょっと移動し、船着き場へ。
ペリト・モレノ氷河観光は、展望台からの眺めと、氷河のそばまでいくクルーズがメインだ。
我々は、ボートで対岸に渡り、そこからトレッキングを開始する。

200121 アルヘンティーノ湖を渡る

ボートの屋上に陣取る。さすがに風が冷たくて寒い。ソフトシェルを羽織る。

200121 湖からのペリトモレノ氷河も大迫力

湖からの氷河の崖も大迫力。
でもぜんぜん崩れない。

200121 アルヘンティーノ湖対岸に到着

対岸に到着。ここでガイドが待っていて、言語ごとにチーム分け。私は、英語の”Team One”。10名くらいのチームだ。
ハーネスとヘルメットをもらって、装備を確認し、注意事項を聞いて出発。

気づかないふりをしていたのだが、カメラの調子がかなり悪い。
フィッツロイでEOSのレンズに砂が入り、オートフォーカスが「ガコガコ、ジージー」と怪しい音がする。ひどいときには、延びたり縮んだり、さんざん悩んだ挙句、フォーカスを放棄してしまうことがある。
サブのPowerShotも、道路に落としてしまって、それ以後、斜光で中央部に強いフレアがでるようになった。光軸がずれてしまったようだ。買ったばかりなのに。
この先、ちゃんと写真が撮れるだろうか。

200121 ペリトモレノ氷河トレッキングに出発

最初は、小さな森を抜け、湖に沿って歩く。
どんどん氷河が大きくなってくるぞ~。

ツアーの注意書きには、雪が降っても大丈夫な服装でくること、ザックは30リットル、とかあった。そこで、私はGWの飯豊くらいをイメージした装備で来ている。しかし、他の参加者は、お気軽ハイキング程度の人もいる。私が、ちょっと浮いている。

200121 目の前の青く光る氷河

氷河の崖はすぐ目の前。
青い光を放っている。青っぽい、とかではなくて、青色LEDも真っ青になるくらい強烈に青い光を放っている。

200121 お気軽トレッキングツアー

お気軽トレッキングツアーは、湖に近い氷河の上をうろうろする。

200121 ペリトモレノ氷河の上流に向かう

我々は、氷河の谷のモレーンの斜面を、上流に向かう。
隣に氷があるが、歩いていると暑い。

200121 ペリトモレノ氷河に落ちる滝

氷河の谷は、岸にモレーンの斜面があって、その横は氷河に削り取られた絶壁になっている。そしてそこからは滝も落ちている。

200121 アイゼンをつける

30分くらい歩いたところで休憩。
ここでアイゼンを付けてもらう。6本爪の軽アイゼンだが、厚さ3mmはあろうかと思われる鉄でできていて、ずっしりと重い。鉄下駄のようだ。

チーム全員が鉄下駄、いやアイゼンを履いたところで、ガイドが歩き方の説明。英語で説明していたが、突然、「アシヲ、ヒライテ、アルイテクダサイ~」と日本語。不意打ちを食らって爆笑。するともう一人笑っている人がいた。韓国人かと思っていたが、日本人だったようだ。私と同じように、仕事を辞めてきたのかな。

200121 いよいよペリトモレノ氷河に下り立つ

いよいよ、ペリト・モレノ氷河に下り立つぞ!

次回に続く)

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