ついに水は尽きぬ~鷹ノ巣谷(2)
9/18 鷹ノ巣山登山口~鷹ノ巣谷~鷹ノ巣山~稲村岩尾根~鷹ノ巣山登山口
(前回の続き)
水ノ戸沢を右にわけ、そしてすぐ先の右手から注ぎ込む金左小屋窪に入る。ガイドブックには「小滝が連続する…」と書いてあるが、水が多いから上から下までつながって樋みたいな滝になってるぞ。
沢は細くなっているが相変らず水が多く、流れに弾き飛ばされそうになるので、ひたすらへつる。
傾斜が緩くなるとともに徐々に水量が減り、沢の両岸には苔むした石垣が段々になって続いている。ワサビ田の跡だ。沢もゴーロっぽくなってうんざりしてくる。早々に沢登りを放棄し、沢沿いのわさびの仕事道をたどる。
ザレたルンゼを少し登ると、広々とした明るい林の中にいた。1300mを越えたあたりですぐに右の尾根にのって、フカフカの森の地面を気持ちよく歩く。笹もすべて枯れていて、藪漕ぎもほとんどない。
藪がないからクワガタだって見つけちゃう。
怪しいキノコだっていっぱい!
快適な森林歩きも2時間も続ければ飽きてくる。暑いし。踏み跡はなぜか右へ右へとトラバースしているので、なかなか道に出ない。
かなりうんざりしたころ、目の前が開け石尾根の縦走路に出た。結局、トラバース踏み跡をたどったため、鷹ノ巣山直下、水ノ戸沢源頭付近から道に出た。目の前には奥多摩の雄大なパノラマと富士山。ちょっとさみしげな夕方の空気。大滝で手間取ったので、もう4時を過ぎている。
日が暮れる前にさっさと下ろう。
沢と違って道は高速道路のようだ。急な稲村岩尾根の登山道を思い切り駆け下る。しかし、足元を夕闇がすごい勢いで追いかけてくる。
久しぶりの訪問&コメさせていただきます。
(ボランティアは読みましたが、コメしてません(汗))
鷹ノ巣谷は、私が初めて行った沢登り。なので、懐かしくなりました。と言いつつ10年も前なので、記憶は曖昧(^^;)。その時は水ノ戸を詰めたのですが、藪が強力で、空中(笹の上)を歩くという初体験が沢登り以上に強烈な印象として残りました。金左小屋窪が正解だ。それにしても水量多くって迫力ありますね。富士山の写真きれい。
それでは、また。
さくらっちさん、久しぶり
今は笹が枯れているので、水ノ戸源頭もすべて藪なしですよ。