小笠原諸島、父島へ~小笠原諸島の旅(2)
4/30 (竹芝桟橋)~父島~母島
(前回の続き)
昨日の夕方になんとなく横になり、うつらうつらしていて、気が付いたら朝になっていた。夕食も朝食も食べずに14時間も眠り続けてしまった…。休み前は忙しかったからな…
甲板に上がる。青空が広がる。昨日の荒波がウソのように穏やかな海。気持がいいので外でカップラーメンを食べようとしたが、風はやっぱり強く、箸でつまんだ麺が吹流しのようになって食べにくい。ちなみに船には給湯器があるので、カップラーメンやコーヒーが好きなときに作れる。
8時半ごろ、左舷の海上に島が見えてきた。小笠原諸島の最北の島々、聟島列島だ。とうとう小笠原にやってきた。左の北ノ島のギザギザは登攀意欲をそそる。
小笠原諸島は父島列島、母島列島をはじめとして聟島列島、硫黄島などの火山列島、そして沖ノ鳥島など太平洋に浮かぶ島々の総称だ。そのなかで、民間人が住むのは父島と母島の2島のみ。
聟島が見えてからさらに2時間後、ついに父島列島が見えてきた。船室からわらわらと人がでてきて、兄島、父島をじっと眺めている。思ったより広がって見える、大きな島だ。おが丸のまわりには船を島に導くかのようにたくさんのカツオ鳥が滑空している。
父島が見えてもなかなか港にたどり着かないが、どんどん島が大きくなり、とうとう人工物が見えてきた。山の上に立つのは、おそらく三日月山のウエザーステーションだろう。山は緑濃く、海は深く青い。
母島の宿泊施設は満員なので、予約のない観光客は、ははじま丸に乗らないようにと船内アナウンスがある。母島には宿泊施設が14件しかない。
11:30 父島に上陸!父島の玄関口二見港は出迎えの人で賑わっていた。南の島の雰囲気だが、意外なことに島に吹くそよ風は涼やかだった。
港の前を走るメインストリート。きれいな道路が真っ直ぐに延びる。空が広い。道路に沿ってスーパーやみやげ物屋、飲食店が並ぶ。想像していたよりにぎやかな街だ。
ははじま丸のチケットを買って(ははじま丸のチケットはここでしか買えない)、船を下りたたばっかりだがまた船に乗る。
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…