世界遺産登録目前~小笠原諸島の旅(1)
4/29 竹芝桟橋~(父島)
小笠原諸島が6月に世界遺産に登録されるのがほぼ確実との情報を得た。ならば世界遺産に登録され俗化する前に、小笠原に行かねばならない!

今回のチケットをとった2等船室は、早く乗船したほうが快適なCデッキになるということで、出港2時間前に行って乗船手続きの列に並ぶ。
夏のような日差しが照りつける広場で並ぶこと1時間、待ちに待った乗船開始。おがさわら丸は総トン数6700t、旅客定員1043名の大きな客船。GW初日の今日はほぼ定員いっぱいらしい。
乗船口で番号を書いた紙をもらいCデッキの船室へ向かう。2等船室はホールのような大部屋に毛布が並べて敷いてあるだけ。自分の番号が記された毛布に荷物を置き、甲板に上がる。
甲板は大勢の人でごった返している。天気がいいこともあり、敷物を広げて宴会を始める人多数。まるでお花見のようなお祭り騒ぎだ。そうこうしているしている間に、汽笛を上げ船は岸を離れ、すぐにレインボーブリッジをくぐる。
大騒ぎで宴会をしている人々を乗せ、おがまるは東京湾の出口を目指して南下する。羽田や横浜の街を見送ると、どんどん両岸が近づいてきて、船の密度も高くなる。東京湾の出口、浦賀水道が近づいているのだ。隣を走っているのは甲板に塔をのせたセメント船。

売店をながめ、自動販売機をチェックし、やることがなくなったのでレストランで豚キムチ丼を食べる。
船の揺れはますます大きくなる。甲板へのドアは風上側は封鎖されていた。反対側から外に出るが、3階に相当するAデッキの甲板も、横殴りの風にのった波飛沫に洗われている。外洋は天気が良くてもこんなに荒れるものなのか…
ゴウゴウと唸る横風と波に煽られ、船は左右に大きく揺れる。手すりにつかまっていないと立っていられない。時々、パシャーっとしぶきが顔にあたる。なんかすごいぞ。でも、ちょっと気持悪くなってきたので、船室に戻って横になった。
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…