やっぱり新雪だよ~立山・室堂(3)
11/23 雷鳥沢キャンプ場~室堂山~室堂~扇沢
(前回の続き)
朝。昨日の吹雪とはうって変わって、風もなく快晴。テントも少なく静かな朝。
テントを撤収して雷鳥山荘へ登り返す。昨日積もった新雪がサクッと心地よい。大日岳の真っ白な頂に朝日が当たり、ほんのちょびっとヒマラヤの山の雰囲気。
雷鳥山荘の前にはすでに大勢の人がいて、これから滑るコースにあれこれ思いをめぐらせていた。
積もったばかりの雪は軽く、あちこちから、「サイコー」という叫び声が聞こえてくる。
我々は室堂ターミナルに荷物を置いて、室堂山の展望台を目指す。
稜線が近くなると、北から強い風が吹き抜け雪煙が舞う。顔に風があたるが、今日は気温が高いので、それほどつらくない。
トップが室堂山展望台に到着。いつもなら大勢のスキーヤー、ボーダーで賑わうが、今日は我々の貸切。
今朝の青空にかわり、空は薄い雲で覆われている。しかし、室堂山展望台からは北ア南部の名だたる山々を眺めることができた。この景色を見るたびにアルペンルートに感謝する。もしアルペンルートがなければ、積雪期の立山に入るのはかなり渋いことだろう。
展望の説明が書いてある表示板を初めて見た。いつもは雪の下だ。昨日、雪が降ったが、それでも例年とは比べ物にならないほど積雪が少ない。
景色を堪能した後は、待ちに待った滑降。シュプールのついていない吹き溜まりを選びながら、新雪を蹴散らし滑りを堪能した。が、時々、雪の下の岩をスキーで踏んでしまった…
滑り終わったすっきりした気分で、室堂ターミナルでビールを飲みながら荷物を整理する(ガラわる~)。さっさ片付けトロリーバスの人となる。連休最終日はアルペンルートは混雑するので、1日前に帰るわけだが、それでもちょっと混んでいた。みんな考えることは同じ。
天気と積雪がいまいちだったが、無事にスキーシーズンインの儀式が終了し、満足した。
それにしてもなんで今年は人が少なかったんだろう?
(立山・室堂、完)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…