ちょっくら登って来ました~雲取山


1/7 鴨沢~雲取山~七ツ石山~鴨沢

連休は冬山縦走…と行きたいところだが、ちょっと用事があってできない。でも山に登りたい。そこで空いている一日を使って東京都最高峰、雲取山を往復してきた。

まだ薄暗いうちに家を出て、山手線の始発に乗りさらに中央線の始発に乗り換える。車内は夜通し遊んでまだ元気が有り余っている人でいっぱいだ。何よりも寝ることが好きな私にはまねできない。逆に秋と違ってハイカーの姿はあまり見かけず、奥多摩に向かう青梅線もガラガラだ。

120107雲取山・登山口のある鴨沢
7:17に奥多摩駅到着。しかし、登山口のある鴨沢に向かうバスの発車時刻まで一時間以上ある。そこで、小管行きのバスに乗り、途中の深山橋で下りる。ここから20分歩いてやっと鴨沢に到着。風は全くないが、寒気で耳と鼻がジンジンする。


鴨沢のバス停から道標に導かれ、民家の脇を通り山道に入る。が、すぐに道路に出てしまう。そこから100m程進むとと登山口がある。


日が高くなるに従って、秋山のようにポカポカしてきた。道端にはほんの少しだけ雪が残っている。

120107雲取山・登り尾根登山道
鴨沢から七ツ石山に至る登山道は、緩やかな登り尾根の山腹をトラバースしている。しばらくは急登がなく、遊歩道のように整備されていてとても歩きやすい。が、逆に変化に乏しく、ひたすらダラダラと歩き続けなければならない…。道は明るい広葉樹の森と暗い植林の森を交互に横切っていく。

一本の木がゆれていた。何かと思えば一匹のリスが根元からてっぺんに向かって、駆け上っていた。また別の木がゆれていた。リスかと思えばサルだった。気が付けばサルの群れに囲まれていた…動物もたくさん、豊かな自然だ。

120107雲取山・登り尾根七ツ石小屋下からの富士山
登山道が尾根を越え、左側の斜面に出ると、突然富士山が視界に入ってくる。真っ白で美しい。ここは風がほとんどないが、季節風が強く吹いているのだろう。富士山頂から長く雲がなびいている。

だんだんと斜度が増し、山登りの実感がわいてくるころ、道は七ツ石山を巻いて石尾根に至る道と、七ツ石小屋に至る道に分かれる。七ツ石を巻く道をとろうと思ったが、道標には落石危険との文字が…。ゆっくり考えようと、ザックを置いて今日はじめての休憩を取る。休憩している間にも、巻き道のほうではガラガラと落石の音が聞こえる…ザックを背負い、七ツ石小屋への道を行く。


七ツ石小屋。富士山の展望が良いらしい。冷たい生ビールの看板も…さすがに飲む気にはなれないな。

120107雲取山・登り尾根七ツ石小屋の水場
七ツ石小屋からわずかに登ると沢を横切る。ここが水場になっている。氷点下の気温でも水は氷のオブジェの間をちょろちょろと流れていた。


水場から七ツ石山をトラバースする左の道を行く。日影での積雪はこのくらい。アイゼンは不要だがうっかりすると滑る。

120107雲取山・石尾根に出た
石尾根に出た。本当にこの尾根は展望もよく、広々して気持ちのよいところだ。尾根をぬける風が冷たく、そしてちょっと強い。しかたなく、かぶりたくないニット帽をかぶる。なぜかぶりたくないか?それは一度かぶると風呂に入るまで二度と脱げないからだ。誰か髪の毛がグジャグジャにならないニット帽のかぶり方を教えてください…

120107雲取山・南アルプスの展望
南アルプスのほぼ全山が見えている。仲間が今ごろ甲斐駒ヶ岳を登っている。いいな~、都合がつけば一緒に行きたかったな~。まあ、でも、こうやって青空を背景に美しい山並みを眺めるのも一興。

120107雲取山・五十人平ヘリポート
土俵と富士山…いえ、五十人平のヘリポートです。奥多摩小屋の手前にあるこのヘリポートは、私が山で見た中で一番巨大だ。

120107雲取山・雲取山山頂が見えてきた
なんだかんだするうちに、ついに雲取山山頂が見えてきた。避難小屋が目印。でも、なんどみても思うのだが、石尾根からの雲取山ってかっこ悪い…

120107雲取山・雲取山山頂
11:53に山頂到着。登山口から3時間8分かかった。時間を意識して歩いていたわけではないが、この8分が気になる…。山頂にいたのは3人ほど。青い空に白い富士山と南アルプス、そして緑の奥秩父の山並み。反対側に目を向ければ関東平野が広がる。そこにいた人々がスカイツリーが見えると言っているが私の視力では無理。今日、2回目の休憩をゆっくり取る。生姜湯を飲みながらミニヨモギあんぱんを食べていたら、体がホカホカしてきた。


山頂にある雲取山頂上避難小屋はきれいで、ロケーションもよくとても人気のある無人小屋だ。

120107雲取山・石尾根全景
さて、下りにかかる。基本的に来た道を戻るのみ。山頂からは下りて行く石尾根を見通すことができる。右端にこれから行く七ツ石山が見える。今日はそこから鴨沢に下山してしまうが、石尾根自体は向きを左に変え、左に写っている鷹ノ巣山へと続く。そしてそこからまた向きを右に変え、奥多摩駅へ高度を下げてゆく。

120107雲取山・青空と枝
ふと見上げると白い枝と青い空。


七ツ石山が近づいてきた。こうして見るとなかなかかっこ悪い。でも展望のすばらしいいい山だよ。


七ツ石山山頂到着。小休止してバスの時間を調べる。急げば予定より一本前に乗れそうだ。ついでに雲取山山頂は圏外だったので、ここでつぶやく。
三角点が傾いていて、カメラを斜めにしたような写真だが、斜めになっているのは地面。

120107雲取山・登り尾根を下山
登ってきた道をひたすら下る。やっぱりこの道は変化がないのでツライ…もう、修行だと思ってひたすら早足で下る。

120107雲取山・登り尾根落ち葉の斜面
落葉樹の森は深い落ち葉に覆われている。なんだかスキーで下りて行けそうな気がする。

七ツ石山から1時間ほどで鴨沢のバス停に下りてきた。バス停の手前で、向こうからバスが走ってくるのが見えたので、最後は猛ダッシュだった。息も絶え絶えに、予定より一本早いバスに乗って奥多摩駅に向かった。


最後に急いだのは、のんびりと温泉に入りたかったから。人数が多いときにはもえぎの湯に入るが、一人二人のときには、ここ玉翠荘。洗い場が4つしかない小さな浴場だが、今の時間なら貸切だ。静かでのんびりと湯に浸かることができる。ご主人と女将さんも、なんだかほんわかとした方だ。
出たり入ったり1時間ほど温泉を堪能した後、駅のそばのスーパーで奥多摩の地酒、澤乃井を買って、列車の人となる。

参考

アプローチ(休日):
始発の中央線に乗ると途中乗り換えて、7時17分に奥多摩駅に到着する。鴨沢行きのバスは8時35分までないので、7時25分発小管行きに乗り、深山橋で下りて鴨沢まで20分歩く。
帰りのバスも少ないので、時刻表をコピーして持っていくのが確実だろう。時刻表は西東京バスのホームページにある。
温泉:
もえぎの湯が有名だが、個人的には奥多摩駅から見てもえぎの湯の手前にある、玉翠荘が好き。

コースタイム:
鴨沢バス停8:15-8:40登山口-10:09七ツ石小屋下の分岐10:19-11:53雲取山山頂12:20-13:06七ツ石山山頂13:16-14:31鴨沢バス停

2件のフィードバック

  1. メイウェンティ より:

    思わず笑ってしまいました。
    「ニット帽をかぶると髪の毛がぐしゃぐしゃになるから風呂に入るまで帽子が脱げない」に。
    確かに。
    スカーフを巻きヘルメットかぶって一日の山仕事、終了後電車で帰るんですが、私もぺったり頭が少々気になります。
    でも、まあ、それはそれでTPOに合っているから良いんじゃないですか?

  2. 惰性人 より:

    メイウェンティさん、
    コメントありがとうございます。
    う~ん、暖かい電車内で山用のニット帽をかぶり続けるのはちょっと…
    脱ぐとベートーベン頭をペッタリさせた感じだし…
    このブログを読んだ人からは、
    「5分刈りにすれば?」
    と言われましたが、それもちょっと…

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