ツツジの稜線の長い一日~丹沢主稜
5/26 箒沢~檜洞丸~蛭ヶ岳~丹沢山~塔ノ岳~大倉
丹沢山に行きたいと言う。
丹沢山に行くのはかまわない。でも、塔ノ岳からの往復ではつまらなすぎる。そして、どうせなら久しぶりに蛭ヶ岳にも行きたい。
と言うことで、檜洞丸から塔ノ岳まで丹沢主稜縦走をすることにした。山と高原地図で12時間を超える長~いルートだが、今回のメンバーなら何とかなるだろう。
檜洞丸へは西丹沢自然教室からツツジ新道をたどるのがポピュラーだ。が、人が多そうなこともあり、趣向を変えて、箒沢から石棚山稜をたどることにした。
ここは、のっけから急登となる。
板小屋沢の頭まで上がると傾斜は緩くなる。
ここで満開のツツジ発見。丹沢にツツジは数あれど、この色は珍しい。
稜線、石棚山稜にでた。今日の山場その1が終了。ここからは、美しいブナの森が続く。
いたるところでツツジが満開。
檜洞丸手前の台地。丹沢で私が好きな場所の一つ。このブナの森はいつ来ても、何度来てもいい。
檜洞丸の頂上は激混み。まるで花見のように、敷物を敷いて休んでいる人々があちこちにいて、のんびりと休憩する雰囲気ではない。
早々に山頂を後にし、青ヶ岳山荘へ下る。
なんか天気が怪しくなってきた...
天気予報では、雨が降るとは言っていなかったが、空は灰色の雲に覆われ、稜線には雲がかかりちょっと心配になってきた。まだ半分も来ていないのに...
臼ヶ岳を越えて、本日2番目の山場、蛭ヶ岳の登りにかかる。右手に堰堤が連打された熊木沢を見下ろす。あれって、どれだけ効果があるのだろう。すぐ埋まっちゃいそうに見えるが。
二色のツツジのハーモニー。
蛭ヶ岳の登りにかかりメンバー約1名がお疲れの様子。ガスがかかって景色も見えない。ちょっと渋い顔をしている。
そんなときは、「ほらほらツツジがきれいだよ、二色いっぺんなんて珍しいよ」と、気を紛らせながら登らせる。
蛭ヶ岳の山頂は、ガスのため展望なし。そそくさと丹沢山に向かう。
立ち枯れたブナにツツジ。盆栽的な造形美。
いたるところでツツジが満開だ。
丹沢山への登りは、最後の登りらしい登りだ。
厚い雲に覆われて、時折ガスに視界を遮られ、天気はあまり良くない。でも雲のおかげで光が軟らかく、晴れているときよりもツツジの花の色がより鮮やかに見える。
いつもなら丹沢山の頂上で富士山を眺めながらのんびりするのだが、今日はなんにも見えないので、そそくさと最後のピーク塔ノ岳に向かう。もう、時間も押してるし。
日が暮れ行く塔ノ岳山頂。
約1名、足が痛いだの、もう登りは嫌だの宣っている。大丈夫、もう登りはないよ、下りるだけだ。でも疲れた足には下りがきついんだよね...
でもなんだかんだで大倉まで2時間で下って、無事にツツジの稜線の長い一日が終わった。
鶴巻温泉で汗を流し、駅前の居酒屋で打ち上げをする。足が痛かろうがなんだろうが、終わり良ければ総て良し。
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…