大月桃太郎伝説トレイルラン試走
9/28 鳥沢~扇山犬目分岐~犬目~新田~扇山~百蔵山~湯立人鉱泉
11月4日に開催される、「第5回 大月桃太郎伝説、扇山~百蔵山トレイルラン」にエントリーしたので試走に行ってきた。11月4日は、複数のレースが開催され、どれを走るか迷ったが、とりあえず家から一番近いレースに参加することにした。
雲に覆われた薄暗い夜明けの空の下、家を後にする。
8時20分、鳥沢駅に到着。ダッシュでトイレに向かい、気分を一新してスタート。レースのスタートは桂川ウエルネスパークというところらしいが、よくわからないので駅から走り始める。走るといっても、いつものように8kgの荷物を背負っているので、アスファルトの上り坂をぽてぽてと登ってゆく。
それにしても暑い。今年はなんでこんなに暑いんだ。
大月カントリークラブの前に出た。おそらく本番もここを走るに違いない。
アップダウンのあるアスファルトを走って、林道扇山線の起点に到着。
林道をゆるく登っていくと林道の終点。林道は行き止まりになっているが、ここを右に入ってトレールが始まる。
林道の行き止まりの先はどうなっているのだろう?
こんなんになってました...
扇山への肩へ、急な斜面をつづら折りで登ってゆく。栗がいっぱい落ちていて、いつもならここで栗拾い。でも今日は試走を兼ねてのトレーニングなので、涙を飲んで走り続ける。
稜線に出た!が、道標がなんかみすぼらしく、道もわかりにくい。
みすぼらしいが、それでも立派なホコリタケ。でもこれは食べられるらしい。上に写っている白いやつは食べごろかも。
う~ん、こっちぽいけどいいのかな?2万5千図と違うけど、こっちが道だよな...
刈払いがはいってなく、倒木があちこちにあって道が分かりにくい。レース当日までに整備されているのだろうけど、整備が大変だな。
ルートの確認に手間取ったものの、扇山への分岐に到着。左に行けば扇山の山頂はすぐ。でもレースコースは右に進み、いったん犬目の登山口まで山を下りる。
犬目へは斜度的には快適な下り。でも枝打ちした枝がトレールに積み重なっていて、靴の中に小枝が入りまくり。これも整備が大変そう。
それでも、次々とハイカーが登ってくる。道はあまり整備されていないけど、人気がある山だ。
道路に出た。旧甲州街道らしい。ここからしばらくアスファルトの道を走る。
新田の集落からまたトレールに入り、扇山に登り返す。登っちゃー下り、また登り返す。標高に見合わぬきついルートだ。
新田にはトレランの掲示が。この先に登山口があるはずだが、見つからずに30分近くロストする。
登山口は枝打ちした枝と落ち葉に埋もれて全然わからなかった。上のほうに道標が見えたので、藪をこいでそこまで行き、トレールに復帰。
キノコがそこかしこに生えている。
これはホウキタケかな。
道は明瞭になったものの、刈払いが入っておらず、貧乏草と蜘蛛の巣に難渋しながら高度を上げる。
尾根に出た。ここまできつい登りだった。本番はほとんど空身で走るとしても、ここは足を残しておかないと後で地獄をみるだろうな...
尾根に出てしまえば、あとはハイウェイのような快適なトレールだ。
おおっ、みんな大好きタマゴタケ。開きすぎだけど。
キノコが豊富な山だ。時期が良かったのかな。
扇山山頂。大賑わい。
富士山が見えるらしいけど...まったく見えません。
ピーナッツチョコレートを頬張って、そそくさと逃げる。
扇山から百蔵山が意外に長い。低山の釣り尾根だと思ってバカにしていたけど、足が果てそう。
フラフラと走っていると、視界に怪しいものが入る。
でかいキノコだ。カサが手のひらよりでかい。高さは30cmくらいある。「木ノ子」ではなくて「木」と言ってもいい貫禄だ。いったいキノコってどこまで大きくなれるのだろう。
百蔵山山頂到着。すばらしい景色だ、すがすがしい。
でも足が終わっている。山頂手前の急登が本当につらかった。足がつりそうだ。本番までまだ1月以上あるので、坂道ダッシュをして補強しよう。
百蔵山からの下りのトレールは、石がゴロゴロしているものの適当な斜度で走れる。しかし、そのあと、ロードが長い。しかも猿橋までずっと下りだ。終わっている足に着地衝撃が容赦なく響く。ここを走り切るのが最大の山場になりそうだ。
重い足を引きずり、猿橋駅近くの「湯立人鉱泉」へ。大月周辺にはあまり温泉がないので、貴重な温泉だ。
しかし、事前の調査では、とにかく「わかりにくい」温泉らしい。
地図を頼りにやってきたがどこにあるかわからない。
が、普通の民家と屋根の形が若干異なる家がある。玄関まで行ってみるが、温泉らしき標識はない。ただ、「営業中」という割りばしの袋ほどの大きさのプレートがかかっている。
意を決して玄関を開けて「ごめんくださ~い、ここは温泉ですか?」と声をかけると、奥から女性がやってきてそうですよ、と。よかった。
温泉というより田舎のばーちゃんの家、というほうがふさわしい。(私にいわゆる田舎はなかったが...)
狭い湯舟を独占してのんびりと湯につかる。湯上りは畳敷きの広間でお茶をもらってくつろぐ。
猿橋駅までは15分くらい。途中、桂川にかかる橋を渡る。次に来るときは、ここは秋色に染まっていることだろう。
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…