ワタスゲに囲まれた露天風呂~アイスランド&グリーンランド(13)
8/8 スカフタフェットル~エルドギャ~ランドマンナロイガル
(前回の続き)
ランドマンナロイガルは広大な無人地帯のなかにポツリとあるキャンプ場だ。しかし広い。スカフタフェットルと同じようにテント2,300張りは張れそうだ。ただスカフタフェットルと違い、ほとんどの場所が校庭のように固く乾き、さらに小石が埋まっている。そのキャンプ場の端っこに草の生えている、まあまあ快適な場所を発見し急いでテントを張る。テントを張ってから受付をしたが、今シーズン最初の日本人だそうだ。レイキャビックやゴールデンサークルでは日本人を見かけたが、ここまで来る人はほとんどいないらしい。
キャンプ場にあった地図を見て今後の作戦を練る。なんせ、ここはトレッキングのターミナルだと聞いて、lonely planetのちっちゃい地図だけを頼りに来ているので、手持ちの情報に乏しい。
ここに来た理由のひとつは絶景のトレッキングのターミナルであること。そして、さらにもうひとつある。ワタスゲの湿原に木道が伸び、その先にテラスのようなものがあって人が集まっている。そして木道の上をビキニを着た女性が歩いてくる…
ジャーン、ここには露天風呂があるのだ!テラスはそのための脱衣所。ワタスゲの湿原の真ん中を川が流れていて、その川底からプクプクと温泉が湧き出ている。ちょっとぬるいけどサイコー!いつまででも入っていられる。時々上流からアオミドロみたいなドロドロした藻が流れてくるのはご愛嬌。それにしても不思議なのは西洋人の皆さんがオープンなこと。テラスの上で水着に着替えるのだが、若い女の子がお尻丸出しで着替えたり、手で胸をちょっと隠しただけで(時々隠しもしないで)着替えていたりする。日本の風呂には同性で入るのも嫌がるのにね…。
湯につかりながら見るワタスゲも一興。
ランドマンナロイガルには山小屋もある。しかし、いつもいっぱいで予約は難しいようだ。
風呂をでて売店に直行。ライトビールを買い、サンドイッチをつまみに乾杯。
乾杯してしまったが、時計を見ればまだ5時。まだまだ昼は長い。そこでキャンプ場の裏山に登る。裏山は鬼押し出しの溶岩の塊のようで苔に覆われている。踏み跡が錯綜していて、下手するとズボッと溶岩の穴にはまりそうだ。
キャンプ場を見渡すピョコにのってパノラマ撮影。ランドマンナロイガルの雰囲気がよく分かる。
(次回に続く)
参考
- ランドマンナロイガルへのバス
- Reykjavik Excursionsがスカフタフェットルからランドマンナロイガルへのバスを運行している。ランドマンナロイガルは「Beautiful South Circle Passport」の対象停留所。
- ランドマンナロイガルのキャンプ場
- シャワー、流し、炊事場、トイレ、売店、インフォメーションあり。もちろん温泉もあり。水着着用。シャワーのお湯は有料、流しのお湯は無料。売店ではサンドイッチ、お菓子、缶詰、コーヒー、ライトビール、ちょっとしたつまみなどを売っている。カード利用可。レイキャビックの1.5倍くらいの値段。
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…