想定外にしんどい~荒沢谷(2)


9/27 菅ノ平~雲取山荘~大ダワ~桂谷出合~荒沢橋

前回の続き)

0909272日目夜中にガサガサ鹿の足音が聞こえていたが、快適なサイト場でぐっすり眠れた。
夜が明けるのを待ち出発。いつもながら出発間際に冷たい靴下を履くのが、なんとも言えず不快だ。歩き始めの沢は少々荒れている。


090927井戸淵一番の難所といわれる井戸淵に到着。ゴルジュに深い釜と小滝が連なり、突破は困難。そこで左から高巻くことに…
しかし、なかなかいやらしい高巻き。踏めば崩れるグズグズの急斜面に、触るとグラグラする倒木が何本も散らかっている。高度感あふれる高みに追い上げられてゆく。


090927狼沢出合しっかりしたトラバースの踏み跡になれば、もう気も楽だ。狼谷出合に歩いて下りることができる。本流は左から合流しているように見える。


090927荒沢谷ミニゴルジュ狼谷出合からすぐにミニゴルジュとなる。ここは小さいナメ滝が多く、簡単に、楽しく越えていくことができる。


090927荒沢谷屈曲点ミニゴルジュを過ぎると、沢はまた広く明るくなる。荒沢谷が東に大きく向きを変える屈曲点は、疎林の開けた場所でビバークもできそうだ。


090927鳥兜流れの岸の水しぶきがかかるような場所に、鳥兜がたくさん咲いていた。


090927二条の滝流れはどんどん細くなる。屈曲点から北雲沢出合のちょっと先まで、2~3m位の滝がいくつもある。どれも左か右のザレから巻くことができる。

写真は荒沢谷最後の滝。見事な二条の滝だ。


090927荒沢谷ガレ最後の滝を越えると倒木帯になり、その先には、多くの報告書で崩れやすく登りにくい、と言われるガレ場が続いている。ガスがでてきて先が見えない。どこまで続いているのか…


090927荒沢谷つめ思いのほかあっけなく、ガレの末端に出た。確かに崩れやすいが、良く踏まれているので、ルートを選べば別にずり下がることもない。

左に行くと地図記号の崖、右は乾いたルンゼ、その間には白い花が群生していた。我々は中央のちょっと岩っぽい尾根に取り付く…


090927若返りの水で、いきなり雲取山荘。つめは想定外にしんどく、写真を撮ってる余裕がなかった。
おそらく中央の尾根は不正解だ。崩れやすい急な土付きの尾根で、次々と岩壁がでてきて、その弱点を探して左へ左へと巻く。途中、残置シュリンゲなど出てきてうんざりした頃、やっと雲取山荘への踏み跡に出た。
今週も雲取山荘の水を飲み、さらに10歳若返る。


090927紅葉

稜線の木々は先週と比べてだいぶ赤くなっていた。

090927大ダワ大ダワから再び藪に突入。大ダワのさきのピョコから桂谷出合まで延びる尾根を下る。踏み跡がでたり消えたり錯綜したり。不正解ルートにもしっかりした踏み跡が付いているので、コンパスを切りながら慎重に下る。


090927藪の中でガス

ガスが出てきた。それもかなり濃い。景色を当てにすることができず、コンパスと足元の地形を頼りに下ってゆく。この尾根は二重稜線のような地形が多く、2万5千図の印象よりも複雑な地形で地図読みが難しい。

090927桂谷出合ガスで周囲の様子が全く見えないので、1300mで正しい尾根にのれたかちょっと不安だった(桂谷に落ちる尾根にも踏み跡がある)が、無事に桂谷出合に出ることができた。


090927大滝温泉沢で冷えた体を温泉で温める。道の駅にある大滝温泉。塩化物泉ということだが、入っていると手足がヌルヌルし、いかにもアルカリっぽい。




090927きのこ蕎麦秩父は「蕎麦の里」とあった。幹線道路沿いに蕎麦屋が何件もならんでいる。そのうちの一軒に飛び込んで、きのこ蕎麦かっ込む。客のいない蕎麦屋で、少々不安だったが、それなりにうまい蕎麦だった。


(荒沢谷、完)

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