マッケンジー湖小屋へ~ニュージーランド、ルートバーン・トラック(5)


11/21 クイーンズタウン~ザ・デバイド~マッケンジー湖小屋

前回の続き)

ハウデン湖へ向かう途中の樹林帯

キーサミットへの分岐に戻り、そこから苔と地衣類で覆われた暗い森の中をハウデン湖へ下る。
手がかじかむほどの、冷たい雨が降っている。
しかし、なぜか短パンで歩く欧米人が多い。どうなっているのだ?

ハウデン湖小屋

ハウデン湖小屋(Lake Howden Hut)に到着。
森が開けてちょっとした広場になっている。小屋の前に小川が流れ雰囲気のいいところ。
小屋のテラスでトレッカー達が冷たい雨を避けて休んでいる。でも、やっぱり短パン。

ハウデン湖小屋に咲いていた花

ニュージーランドは南半球なので、日本と季節がひっくり返っている。今は日本でいうと5月くらいで、山はまだまだ寒い日が続く。でも意外と花が咲いている。
そして、森に入ると口笛のように鳴く鳥がいる。鳥の数も種類も多い。

アーランド滝(Earland Falls)

絶壁から登山道のわきに173mの高さを落ちるアーランド滝(Earland Falls)。ゴアアマをばたつかせるほどの風圧と、横殴りの雨のような水しぶきはすさまじく、あっという間に全身ずぶ濡れ、カメラのレンズも水につかったようになる。

地衣類に覆われた森

また、樹林帯のトラバースに戻る。ひたすら樹林帯をトラーバースする。雲取山から将監峠の道のようだ。
途中で「オーチャード」(Orchard)という場所に出る。ガイドには、ランチをとるのに最高の草原だ、と書いてあるが、ガスに閉ざされた真っ白な空間が広がっているだけで、どんなところかよくわからなかった。

マッケンジー湖小屋

森が開け、トムラウシのゴーロのような岩が転がる広場に出た。小屋が見える。マッケンジー湖小屋(Lake Mackenzie)だ。
足の調子が悪くだましだまし歩いたので、明るいうちにつけるか心配だった。でも、11時半に出発して現在は16時。日没までまだ5時間もある。
マッケンジー湖小屋は2つあって、この写真に写っているのは、ガイド登山のためのゴージャスな小屋。とても快適らしいが、私にはあずかり知らぬ世界。先のサイト場へ急ぐ。

マッケンジー湖小屋のキャンプサイト

小屋からマッケンジー湖に沿った道を10分ほどで、森林の中のサイト場につく。テントを張る場所にはマットが敷かれ、トイレも炊事場も完備している。こんなテントでも私にとっては黄金の御殿。
日本から持ってきた五目御飯のジフィーズにカレーのレトルトをかけて食べる。食事が終わってもなかなか日が沈まず暇だ。クイーンズタウンのスーパーで買ったナッツをつまみに、赤ワインを飲んでだらだらする。受験勉強をしないでだらだらするなんて、何日、いや、何ヶ月ぶりだろう。
降りやまぬ雨がテントを打つ。濡れたフリースの背中が冷たい。もういいや、寝よう。

次回に続く)

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