標高4000m、アンデス越え~南米4ヶ国の旅(12)


9/1 サルタ~サンペドロ・デ・アタカマ

前回の続き)

130901ファガスタ行き国際バス

6:30分に起きて着替え、昨晩のうちにまとめておいた荷物を担いで外に出る。まだ日の出には早く薄暗い。冷たい風が吹く、人通りの少ない道をバスターミナルへ急ぐ。今日は一日かけてバスでアンデス山脈を越え、チリのサンペドロ・デ・アタカマに行く。手持ちのりんご2個を朝食がわりに食べる。チリに果物を持ち込んだら即罰金だ。

 バスはここが始発なのになぜか20分も遅れてきた。ファガスタ行きのバスだったので、ドライバーにサンペドロ・アタカマについたら教えてくれるように頼む。乗り過ごしたらアンデス越えどころか、太平洋の近くまで行ってしまう。

130901サンペドロ行きバスの朝食バスが動き出すとすぐ朝食の時間。それはお約束のお菓子系。栄養のバランス以前の問題だ。日本食がヘルシーだと世界に受け入れられる理由がよく分かる。
130901フフイの街国境の街、サン・サルバドール・デ・フフイ。国境の街=辺境の街、というイメージとは正反対の人口17万人の都市だ。
 ウマワカまでは昨日のツアーと同じ道を行く。天気も昨日と同じ快晴。冬はこれが普通のようだ。

130901ウマワカ渓谷

昨日も来たウマワカ渓谷。昨日はこの渓谷沿いにずっと奥の町を訪ねたが、今日は途中で左に入り、この岩山につけられた道を登り、アンデス山脈を越え、チリのアタカマ砂漠のオアシス、サンペドロ・デ・アタカマに向かうのだ。

130901アンデス越えJama峠への登り

ウマワカ渓谷の険しい山肌につけられたうねうねと蛇行した道を、右へ左へと振られながらゆっくりと登ってゆく。それでも傾斜はかなり急でバスは苦しそうにうなりをあげる。

130901アンデス越えJama峠への道2

振り返ればウマワカ渓谷を見下ろす雄大な眺め。それにしてもよくこんなところに道を作ったな。

130901アンデス越えJama峠は近い

やがて傾斜が緩やかになり、あたりの山もなだらかな丘のようになる。峠はすぐそこだ。

130901アンデス越えJama峠

傾斜がなくなり道が右にカーブする。道端の見落としそうな看板で”Paso Jama”にたどり着いたことを知る。アルゼンチンとチリの国境にあるアンデス山脈の峠だ。峠を越えると今まで見えなかった、反対側の景色が見えてきた。

samerica_2-1-8標高は4000mを越えている。ほんの数時間で2000m以上も登ってきた。息が少し速くなり、頭がボーっとする。ネパール以来の懐かしい感じ。軽い高度障害だ。まわりの乗客もみなぐったりしている。

130901アンデス越え、中央部の高原

峠を越えたら高度を下げるのかと思ったら、逆に尾根に沿ってどんどん登り、ついには標高4500mを越えた。そこは広い高原で草原や砂漠が広がっていて、とても4500mとは思えない平坦な世界。過酷な登りから解放されたバスは、時速100km近いスピードで突っ走る。

130901アンデス越え、塩湖1

目の前に白い地面が見えてきた。もしや…

130901アンデス越え、塩湖2

やっぱり塩湖だった。道路をどうしても真っ直ぐにしたいらしく、道路は塩湖のど真ん中を真っ直ぐに突っ切っている。

130901アンデス越え、塩湖3

おお、人が。ここは観光スポットらしい。

130901アンデス越え、ロバ

ロバの群れが道路をふさいでいた。バスは減速し、控えめにクラクションを鳴らしてロバにどいてもらう。こんな人里離れた高山地帯でも放牧をやっている。

130901アンデス越え、リャマ

今度はリャマの群れ。時速100kmでとばすバスから動物の写真を撮るのは難しいな。

130901アンデス越えの景色

どこまでもどこまでも標高4000mを越える乾いた景色が続く。変わりばえのしない景色に加えて酸素不足で、バスの中に気だるいオーラが漂う。

130901アンデス越え、バスの昼ごはん昼ごはんだー!でも今日はランチもお菓子系…満腹感がない。ダイエットの日になりそうだ。

130901アンデス越え、蜃気楼

ひたすらのっぺりとした高原が続く。照りつける太陽、低い気温。そう、このブログを読んでいる方はピンときただろう。こんなときは絶対に蜃気楼が見えるのだ。かなたの山の手前に湖のような蜃気楼が見える。

それにしても、いつになったら景色が変わるのか…

次回に続く)

2件のフィードバック

  1. すごいですね 体調は大丈夫でしたか
    バスにトイレは付いているのですか

    • 惰性人 惰性人 より:

      いきなり4500mなので多少息苦しかったです。
      休憩はないので、トイレは必ずついています。

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