「ヒマラヤ 運命の山」


剱岳から帰った翌日、映画を観に行った。予定より1日早く下山したので取り立てて用事はなし。節電のためにも昼を挟んだ暑い時間帯に映画館で涼んでいた。

午前中に観たのは、

「ヒマラヤ 運命の山」

超人、ラインホルト・メスナーがナンガ・パルパット、ルパール壁を初登頂する物語だ。ご存知メスナーは、人類史上初の8000m峰全14座完全登頂(無酸素)を達成した。ナンガ・パルパットは原点とも言える最初の8000m峰だ。

このナンガ・パルパットでメスナーはザイルパートナーであった弟を失う。その真相は一緒に遭難したメスナー本人しか知らない。そこに光が当てられている。

良く撮れている。山が美しい。

しかし、登攀シーンは以前観た「アイガー北壁」ほどのリアリティはない。でも「バーティカル・リミット」のようないんちき登山映画ではなくて、ちゃんとした映画だ。

クライマーが高所でもオーバー手袋をせず、毛の手袋そのままなのがなんか気になる。当時はそれが当たり前だったのだろうか…

ちなみに午後は「海洋天堂」を観た。

男手ひとつで自閉症の息子を育ててきた父親が、癌でいくばくもない余命を宣告される。ひとりで生きて行くことのできない息子は、自分の死後どうなってしまうのか?

さえない中年男だが一途に息子を思う父親役のジェット・リーの演技が光る。

こっちのほうがいい映画かな。

コメントを残す