父島ふたたび~小笠原諸島の旅(11)
5/4 母島~父島(釣浜、夜ツアー)
(前回の続き)
今日は父島に戻る日。ははじま丸の出港が10時半でまだ時間があるので、集落から20分くらいで登れる小剣先山に登る。山頂が近づくと細い急な岩尾根になる。でも鎖はしっかりついているから問題ない。

111.9mの山頂からは港や集落が一望でき、その向こうには向島も見える。青い空、青い海。昨日までの霧の海とは大違い。母島にやって来た日と同じ最高の天気。山頂に吹く風も心地よい。

小剣先山から下りてきてまだ時間があるので、集落のそばにある清見が岡鍾乳洞に行く。鍾乳洞の入り口には鍵がかかっているので、港にある観光協会に行って鍵を借りなければいけない。
全部見るのに5分もかからない小さな鍾乳洞で、鍾乳洞らしい写真を撮るのに苦労した。

鍾乳洞の入り口にあるお地蔵さん。ガジュマルとお地蔵さんは人の営みのしるし。
観光協会の横にいるクジラ。ずっと写真を撮ろうと思っていたのだが、昨日までは霧に包まれていてイマイチだった。今日は青空の下の元気な姿を写真に撮れた。
いよいよ乗船のとき。あまりたくさんいない島民がたくさん見送りに来ていた。石門でお世話になったガイドさんの奥様も見送りに来てくれた。船の甲板に上がってふと沖のほうを見ると、向島の手前をクジラが潮を吹きながら泳いでいた。カメラを向けるが非力なカメラではゴマ粒以下にしか写らなかった…
船が港を離れる。見送りの人々が手を振る。子供たちが海に飛び込む…。島の別れは感傷的になる。

さようなら母島。

クジラを探してずっと甲板に立っていたが、結局現われず。母島とはうって変わってどんよりと曇った父島に到着。久しぶりにおがさわら丸と対面。
今日からお世話になる父島ビューホテル。マンション形式のホテルで、部屋はきれいでベットはふかふか、キッチンやレンジもそろっていて言うことなし。
ホテルにチェックアウトするともう1時を過ぎていた。腹減った~。で、名物、島寿司を食べに行った。島寿司はもともと保存食として作られた沖鰆のづけを握ったもの。島ではかつて山葵が手に入らなかったので、かわりにカラシが塗ってある。ねっとりとした鰆の食感がなんとも言えない。

食事が終わって店を出ると、ドンドコと太鼓の音が聞こえる。ちょうどおがさわら丸が東京に向けて出港するところだった。船を見送ることなどなかなかできない。港に走っていく。
船のデッキには何百人もの乗客がびっしりと並び、みんな手を振っている。
そしてここでも子供たちが海に飛び込む…

見送りの船を引き連れたおがさわら丸が小さくなってゆく…。父島に着いたばかりなのに、3日後の別れを思って、なんかさみしくなった。
(次回に続く)





赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…